[ニュースリリース]NTTコム リサーチ「世帯における通信回線の利用実態」に関する調査結果 ~通信費の削減意向を持っている世帯は75%。通信環境を保持したままコストダウンを志向~

2013年12月11日

  NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江)が運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」(旧 gooリサーチ)(※)は、登録モニターのうち、全国の3万世帯を対象に、「世帯における通信回線の利用実態」について大規模な調査を実施しました。
  調査の結果、通信費の削減意向は75%と高いものの、解約に比べて通信環境を保持したままコストを抑える方法がより多く志向されていることが分かりました。

調査結果詳細:  https://research.nttcoms.com/database/data/001835/index.html

■調査概要

1.  調査対象: 「NTTコム リサーチ」登録モニター
2.  調査方法: 非公開型インターネットアンケート
3.  調査期間: 平成25年11月21日(木)~平成25年11月26日(火)
4.  有効回答者数:29,630名
5.  回答者の属性:【性別】男性:56.1%、女性:43.3%
                  【年代】10代:0.4%、20代:7.4%、30代:23.1%、
                          40代:31.9%、50代:22.6%、60代以上:14.5%
※各世帯につき1名しか回答できない仕組みを利用。かつ、回収したサンプルに対し、平成22年国勢調査の世帯構成比を用いて補正。

■総括

 スマートフォンの普及やWiMAXなどのモバイルインターネットの高速化など、利用できる通信回線や選択できるデバイスの幅が広がりつつある中で、世帯においてどのような通信回線が利用されているのか、約3万世帯から回答を得ました。
  世帯における光ファイバーなどの固定インターネット回線の利用率は平均では93.5%となりましたが、単身世帯では85.4%と、平均に比べ8ポイントの差が出ました。
  また、スマートフォンを1台以上契約している世帯は61.5%となり、携帯電話を1台以上契約している世帯の72.8%に対し10ポイント差にまで迫っています。
  一方、固定電話(加入電話、IP電話、ひかり電話)を契約している世帯は86.0%であるのに対し単身世帯では60.5%で、単身世帯の約4割の世帯が固定電話を契約していないことがわかりました。
  複数の通信回線を契約している世帯においては、通信費の支出も増えており、74.5%の世帯が通信費を削減したいと考えています。削減の方向性は、契約している通信回線を解約するのではなく、より利用料金が安いもの、無料で利用できるものをうまく活用して、通信環境を保持したままコストを抑える方向が望まれています。

■調査結果のポイント

(1) 全国の世帯の93.5%がインターネット回線を契約しているが、単身世帯では85.4%。

固定インターネット回線を契約している世帯は93.5%。世帯人数が多くなるほど契約率があがり、5人以上の世帯では96.4%であったが、逆に単身世帯では85.4%と10ポイントの差がみられた。

(2) 単身世帯では、39.5%が固定電話を契約していない。

固定電話を契約していない世帯は14.0%。単身世帯では39.5%が固定電話の契約がない。契約している人のうち、最も多いのが「加入電話」で全体の46.1%を占めている。

(3) 通信費の支出額は平均「10,000円~20,000円」。23.3%が、ここ1~2年で増えたと回答。

世帯における、インターネット回線やスマートフォン等の通信費の1ヵ月あたりの平均支出額は「10,000円~20,000円」が最も多く35.4%。全体の約23.3%が、「通信費がここ1~2年で増えた」と回答した。

(4) 通信費の削減方法は「もっと安いインターネット回線への乗り換え」が最も多く28.4%。

世帯の通信費について「削減したい」と回答した人が74.5%。削減方法の1位は「安いインターネット回線への乗り換え」で28.4%。「無料通話アプリ等で通話料金を減らす」14.6%が続いた。

世帯で支払っている通信費の削減意向(n=29,630)

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