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2017年6月28日

NTTコム オンライン、第6回「映画館での映画鑑賞」に関する調査結果(NTTコム リサーチ)を発表
~邦画アニメの鑑賞率が大幅にアップ。「君の名は。」のリピート率は16.8%。「この世界の片隅に」を観た人の22.6%がSNSなどに口コミを拡散。~

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本良江)が運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」は、登録モニターのうち、全国10代~70代の男女を対象に、「映画館での映画鑑賞」について調査を実施しました。
 調査の結果、「邦画アニメ」の鑑賞率が昨年の調査から20ポイント増え62.6%となり「邦画実写」の鑑賞率とほぼ並びました。歴史的ヒットとなりました「君の名は。」を観た人全体のリピート鑑賞率は16.8%、特に男性20代では27.4%という高い結果となりました。また、ロングランを記録した「この世界の片隅に」を観た人の22.6%が感想をSNSなどに書き込みました。他のヒット作の平均が15%前後であることから、多くの口コミがオンラインで広く拡散されたことがわかりました。

調査結果詳細:
http://research.nttcoms.com/database/data/002071/

■ 総括

 今回調査においても、直近1年以内の映画館での映画鑑賞率は37.1%となり、前回調査の数値とはほぼ変わっておらず、映画館に足を運ぶユーザー人口自体は大きくは増えてはいません。一方で、年間の鑑賞本数をみると、5本以上鑑賞者の比率が伸びており、1人あたりの鑑賞本数は増えていると考えられます。
 世代別にみますと、継続して10代の若年層での鑑賞率は高く、なかでも女性10代は65.7%と特に高い結果となりました。10代の映画館鑑賞が盛り上がっているのに対して、男性の50代以上、女性の20代以上の鑑賞率は2012年調査から低下を続けています。
 2016年の映画興行を牽引した「アニメ映画」では、「邦画アニメ」の鑑賞率が昨年より20ポイント増え62.6%となり、「邦画実写」の62.1%と鑑賞率でほぼ並びました。邦画、洋画を含めた「アニメ映画」の鑑賞率の過去調査からの推移をみると、男性10代で年を追うごとに「アニメ映画」の鑑賞率が高まっていることがわかりました。
 歴史的ヒットとなりました「君の名は。」を観た人は、60代までのすべての年代層で、映画館鑑賞者のうち30%以上で、最も鑑賞率が高かったのは男性20代で59.6%でした。さらに観た人のリピート率は全体で16.8%で、特に男性20代では27.4%となり、4人に1人がリピート鑑賞したことになります。
 小規模公開からはじまったのち、公開館数を増やしロングランヒットを記録しました「この世界の片隅に」は、観た人のうち「不特定多数に向けてSNS、Webサイトに感想を載せた」という口コミ発信者が22.6%となりました。観た人の「この作品を広めたい」という強い想いが、オンラインを通じた拡散という形に現れ、観客動員につながりました。

■ 調査概要

  • 1. 調査対象:「NTTコム リサーチ」登録モニター
  • 2. 調査方法: 非公開型インターネットアンケート
  • 3. 調査期間: 2017年6月9日(金)~2017年6月14日(水)
  • 4. 有効回答者数: 3,193名
  • 5. 回答者の属性:【性別・年代】 男女別、10代~70代の各世代を均等回収

■ 調査結果のポイント

(1)映画館での鑑賞率は前回とほぼ変わらず37.1%、3年連続で4割を下回る

直近1年以内に映画館で映画鑑賞をした人(以下「映画館鑑賞者」)は全体の37.1%で、前回調査(38.7%)からほぼ変動せず、3年連続で4割を下回った。

(2)女性10代は高い鑑賞率を維持。男性50代以上と女性20代以上の鑑賞率は低下中

性年代別の鑑賞率をみると、女性10代の鑑賞率が継続して高く、65.7%となり各年代のなかで最も高い。その一方で、男性の50代以上と女性の20代以上の鑑賞率は、過去調査からの低下が続いている。

(3)10代の鑑賞本数が増加傾向。女性10代では5本以上鑑賞者の比率が4割弱に

映画館での鑑賞率が高い10代の鑑賞本数を過去調査からの推移でみると、男女ともに鑑賞本数は増加傾向にあり、5本以上観ている層の構成比は過去最高となった。特に多いのは女性10代であり、5本以上鑑賞者が36.8%まで伸びた。

(4)「邦画アニメ」の鑑賞率が大幅にアップ。「実写映画」の6割に並ぶ

「邦画アニメ」の鑑賞率が前回調査から20ポイント以上、上昇して62.6%となり、邦画実写の鑑賞率と並んだ。性年代別でみると「邦画アニメ」の鑑賞率は、男性10代20代で特に高く約80%となった。映画館に足を運んだ男性若年層の大半が「邦画アニメ」を観ている。

【図】直近1年以内の4ジャンルの鑑賞率

【図】直近1年以内の4ジャンルの鑑賞率

(5)男性10代の「アニメ映画」の鑑賞率、過去調査から上昇中

邦画、洋画を含めた「アニメ映画」の鑑賞率は、男性10代で上昇し続けている。男女ともに前回調査から鑑賞率がアップしたが、女性層よりも男性層のほうが過去調査からの上昇率が大きく、男性60代など普段アニメを観ていない層にもアニメ映画鑑賞が広がった。

(6)映画館で観る「実写映画」、「キャスト」が女性層を動かす

映画館で観る「実写映画」については、「好きなジャンルの映画」、「好きな俳優が出演している映画」、「好きな原作小説の映画化」が上位のトップ3。性年代別でみると、男女間で傾向が異なり、10代~60代までの女性層の1位はすべて「好きな俳優が出演している映画」となった。

(7)「君の名は。」の鑑賞率、最も高かったのは男性20代。リピート鑑賞も4人に1人

歴史的なヒットとなった「君の名は。」は、60代までのすべての年代層で30%以上の鑑賞率となった。なかでも最も鑑賞率が高かったのは男性20代で59.6%となった。「君の名は。」を観た人の全体のリピート率は16.8%、男性20代では27.4%という高い結果となった。

(8)「この世界の片隅に」、観た人の2割がオンラインで拡散

作品が高く評価され、ロングランヒットを記録した「この世界の片隅に」。観た人の口コミ発信をみると、「不特定多数に向けてSNS、Webサイトに感想を載せた」が、他のヒット作の15%前後に対して22.6%という結果となり、オンラインで広く拡散されていた。

(9)サマーシーズンに観たい映画、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の新作が一番人気

今年の夏観たい映画のトップ3は、1位「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」(24.2%)、2位「スパイダーマン:ホームカミング」(9.4%)、3位「トランスフォーマー/最後の騎士王」(9.1%)となった。

《 補足 》
 「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)」 http://research.nttcoms.com/
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(http://www.nttcoms.com/ )が提供する高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。
 自社保有パネルとしては国内最大級のモニター基盤(2017年6月現在 217万会員)を保有するとともに、「モニターの品質」「調査票の品質」「アンケートシステムの品質」「回答結果の品質」の4つを柱とした「クオリティポリシー」に基づく徹底した品質確保を行い、信頼性の高い調査結果を提供するインターネットリサーチとして、多くの企業・団体に利用されています。
 なお、2013年12月9日に、モニター基盤の拡大を機にサービス名称を「gooリサーチ」から「NTTコム リサーチ」と名称を変更し、サービスを提供しています。



<お問い合わせ先>

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
データ&アナリティクス部
TEL : 03-4330-8402
URL : http://www.nttcoms.com/
メールアドレス : research-info@nttcoms.com