2015/06/09

【ソーシャルxビジネス】

#105 米国赤十字社はいかにソーシャルメディアを災害対応などに活用しているか

NTTコム オンライン Social Studioプロダクトマネージャの屋代です。

今回は、WebサイトMediumから、『米国赤十字社はいかにソーシャルメディアを災害対応に活用しているか』という記事をご紹介します。
記事によれば、さる4月20日に米国赤十字社はカリフォルニア州サンノゼに新たな『デジタル・オペレーション・センター』を開設したとのことです。このセンターは、テキサスとワシントンDCにあったセンターを統合したもので、赤十字社への献血者とのかかわりにソーシャルデータを活用する新たなプロジェクトなど、広範な人道的問題を解決するためにソーシャルメディアやソーシャルデータを活用できるようになる、としています。

米国赤十字社の広報担当責任者のSuzy Di Francis氏は、センターの開設に当たり次のように述べているそうです: 『赤十字はつねに進化しています。ソーシャルメディアはもはや単なるツールや娯楽ではなく、災害時における発見・対応における人命救助の助けとなるものです。』さらに、2010年のハイチ大地震におけるテキストメッセージによる寄附キャンペーンや、米国赤十字社が新たにリリースした包括的な緊急事態対応アプリについても紹介したそうです。
このセンターにおいては、米国赤十字社にメンションしている1日当たり平均5,000件から7,000件の投稿をモニターしているほか、米国赤十字社を直接メンションしていない関連するトピックの投稿もモニターしているそうです。米国赤十字社では、フルタイムのスタッフだけでなく、既に250名以上のデジタルボランティアをトレーニングしたそうです。

米国赤十字社は、セールスフォース・マーケティングクラウドを活用し、デル・デジタル・ビジネス・サービスと協力してソーシャルプレゼンスを改善しているそうです。デル・デジタル・ビジネス・サービスのBurk Buechler氏は、『最も大きなチャレンジは、ビジネスプロセスに影響するクリティカルなパスを見出すためにソーシャルデータに含まれるノイズを取り除くことです。』と述べています。

米国赤十字社のソーシャル・エンゲージメント・ディレクターのCurtis Midkiff, Jr.は『私たちは4つのチームを持っており、4つの業務を担当しています。1つ目はソーシャルリスニングで、セールスフォースなどのツールを使っています。2つ目はソーシャルカスタマーケアで、私たちを直接にメンションしていなくとも私が助けることの出来る人々に関する情報を集めています。3つ目は、ソーシャルメディアを活用したストーリーテリングです。4つ目は、ソーシャルリーチからソーシャルリレーションシップへの移行です。私たちは、このプラットフォームを活用していかにより深い関係を構築できるかを常に考えています。』と述べています。『ソーシャルメディアが他のチャネルと異なるのは、人々に米国赤十字社がやっていることを日常的に詳しく知らせることが出来ることです。私たちは何か違うことを、人々が過ごしているところで、毎日語ることが出来るのです。』

Salesforce.orgのCEOであるRob Acker氏は、次の3つの点にフォーカスすることで社会状況(social outcomes)に影響を与えることが出来ると述べているそうです: 『第一に、現代は多くの非営利組織が個別にデータを保有し、その状況を打破するのは難しいということです。第二に、オープンで相互につながったソーシャルワールドというコンセプトをいかにテコ入れするか、という点です。第三に、ドナーからのインパクトをいかに見せるか、という点です。米国赤十字社の政策がボトムラインに影響を与えることを示せば、ドナーとのかかわりは強まり、献血量も増えるかもしれません。』

米国赤十字社の広報担当責任者Laura Howe氏は、『これは災害時の対応というだけでなく、社会状況にかかわっていることなのです。献血者を増やしていくために、どのようにソーシャルデータを収集・活用していくか、ということです。』と述べているそうです。
米国赤十字社は、米国内の血液供給の約40%を担っており、輸血を希望する人たちのニーズを満たすためにドナーをコンスタントに確保することは極めて重要である、としています。米国赤十字社は、新しいドナーを確保し、献血に行こうという気持ちを醸成し、献血経験者が米国赤十字社との関係を強めるために、ソーシャルプレゼンスを改善しようとしているそうです。

今回ご紹介した記事は、以下のリンクよりお読みいただけます。(英語です。)
How the Red Cross Uses Social Media for Disaster Response and Engaging Donors

次回の更新は、6/15週の予定です。更新情報については、TwitterとFacebookの公式アカウントでおしらせしますので、フォローや『いいね!』していただければ幸いです。

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屋代 誠

屋代 誠

企業向けのソーシャルメディア活動支援ソリューション【Social Studio】のプロダクトマネージャー。

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