マーケティングオートメーション(MA)ツールをはじめとする最新のマーケティングテクノロジーを導入した企業から、以下のような声を耳にすることがあります。
- 「今までの煩わしいメルマガ配信業務から解放されると思ったのに、全然楽にならない」
- 「むしろ今のほうが、配信業務が大変になった」
なぜ高度なマーケティングを自動化し、オペレーション負荷を削減するツールを導入したのに、このような「使いにくい!」「むしろ作業が増えた!」となるのでしょうか。
メールの機能でよく聞く不満としては、以下の不満があります。
- “テキストメール作成”
- “配信する曜日を決めた定期メルマガ配信”
メールコンテンツ作成で、現在の配信フォーマットの主流は、マルチパート形式(HTML形式とテキスト形式の2タイプで作成されたメール形式)です。大半のMAツールはテキスト形式をメーンとしてメール文面を作成するように設計されていません。
そのため、テキストメールを作成するときは、申し訳程度に用意されているテキストメール作成機能を使うことになります。“テキストメールの配信が絶対条件”という企業では、メルマガ作成に限るとMAの導入による作業負荷軽減は、残念ながら期待できません。
メールの配信についても同様です。毎週決まった曜日に発行しているメールマガジンでは、MAであっても、今までのメール配信ツールであっても、運用しやすさなどは正直あまり変わりません。むしろMAの方が運用しにくい場合があります。
それは、なぜでしょうか。