2025/04/15

アドバンスド

タグ機能を用いたデータの分類

このコンテンツでは、 データの分類に有効なタグ機能をご紹介します。利用したバージョンは、Spotfire Analyst 14.0です。ご利用環境によって、一部画面構成が異なる場合がありますので、ご了承ください。

はじめに

データを任意のグループに分類したい場合、タグ機能を活用すると便利です。

タグ機能を使うことで、グラフ上でマークしたデータ(ロー)に対してタグを付与できます。その際、データテーブルにタグ付きのカラムが追加されるため、軸やトレリス、フィルター等において、タグが適用されたカラムを活用できます。

タグを用いたデータ分類

ICチップの製造データに対してタグを適用し、品質分類を行います。

完成イメージは下記になります。

本記事で使用するデータはこちらからダウンロードください。

手順① 良品と不良品データを確認

タグを適用する準備として、ビジュアライゼーションを作成して棒グラフで品質情報を確認します。

品質情報が0を良品、アルファベットを不良品としてタグ付けを行います。

手順② タグの作成

Sportfire画面上部にあるメニューバー > 表示 > タグをクリック。

タグをクリックすると、画面左側にタグパネルが表示されます。

タグパネル内の左から2つ目のアイコンをクリックすると、「新規タグコレクション」のウィンドウが開きます。

「新規タグコレクション」ウィンドウで「新規」ボタンをクリックすると、タグ名を設定できます。

良品と不良品のタグを作成し、タグコレクションの名前を品質分類にします。タグコレクションの名前はデータテーブルに追加されるカラム名に該当します。

手順③ データへのタグ付け

良品データにタグ付けを行います。

品質情報が0のデータをビジュアライゼーション上でマーク > タグパネルにある「良品」をクリック > タグパネル内の一番左のアイコンをクリック

品質情報が0のデータ(17,679個)に対して良品タグがつきました。同様の手順で不良品のタグづけも行い、タグ付けは完了です。

タグ情報を利用した可視化

タグ付けが完了すると、データテーブルにタグ付けに関する品質分類カラムが追加されます。タグで作成したカラムは他のカラムと同様に色の基準やトレリスなどに設定できます。

このように、タグ機能を用いて簡単にデータのグループ化を行えます。

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