【エクイディア】

GIGYAと他プラットフォームを連携させることで、開発コストの圧縮とユーザー数の増加を実現

「数あるCIAMの中で、GIGYAが最もBtoCビジネスに適しており、APIの機能もまさに我々が求めているものであると確信しました」

エクイディアは、乗馬・馬術や競馬に特化したフランスのテレビ局です。同社は、ドキュメンタリーや雑誌など馬術関連コンテンツやオンデマンドビデオを提供したり、イベントをプロモートしたりするために複数のWebドメインを保有しています。デジタルマーケティングエージェンシーのBurbanx社は、Webやモバイルの各チャネルの開発において同社をサポートしています。

導入効果

  • 開発コスト10%にまで圧縮
  • サービス開始までの速度3倍
  • ユーザー数20%増加

課題

エクイディアは同社のファンとエンゲージメントを高めるとともに、同社のプラットフォーム上のユーザーの行動のトラッキングから得られるインサイトを下流のアプリケーションとセキュアに同期させるために、Burbanx社およびミドルウェアソフト会社のSilentale社と協力してきました。しかし、3つのWebサイトと4つのモバイルアプリがすべて異なる企業により開発されたことで、ユーザーデータの二重化やサイロ化が大きな問題となってきたのです。

ソリューション

Silentale社と協働してGIGYAの顧客ID&アクセス管理プラットフォームをエクイディアのWebサイトやモバイルアプリに実装することで、Burbanx社は、エクイディアの全てのアプリケーションを統合し、信頼し得る単一のソースを構築することが出来ました。GIGYAのRaaS機能、ソーシャルログイン機能、シングルサインオン(SSO)機能により、エクイディアは、ユーザーにシンプルな登録・認証機能を提供しつつ、Facebookの「いいね!」情報など価値のある行動データポイントを収集することが出来るようになったのです。

エクイディアは、Webサイトだけでなく、動画サイト、モバイル、CRM, メールなど様々なプラットフォームでユーザーにコンテンツを提供しています。これらのコンテンツを最適化するために、GIGYAのプロフィール・マネジメント・リポジトリがSilentaleに接続されており、また、GIGYAのアイデンティティ・アクセスツールがユーザーのインサイトを提供しています。

そして、エクイディアは、パーミッションベースのファーストパーティ・データをEmarsysに連携させ、パーソナライズ・メールマーケティングを実行しています。ゲーミフィケーションやロイヤルティプログラムから得られる行動データを組み合わせてCRMプラットフォームに連携させることで、エクイディアは、成長を続けるユーザーベースにパーソナライズされたコンテンツのオファーやレコメンドを実行できるのです。

成果

GIGYAにより、エクイディアは、一連のソリューションやSSO機能をインハウスで構築する場合に必要となる開発コストを大幅に削減することで、多額のコストをかけることなく顧客体験を改善することに成功しました。GIGYAのクラウドベースのプラットフォームを活用することで、Burbanxは、エクイディアがサービスを開始するまでの期間を当初の予想よりも3倍速くしたうえで、内部の開発リソースを利用する場合に比べてコストを10-20%程度にまで削減することにも成功したのです。ユーザーにとっては、1つのサイトに簡単に登録することが出来るうえ、SSO機能により他のサイトにも簡単にログインできることから、わずか4ヶ月でエクイディアのユーザーベースは20%増加しました。

エクイディアは、何がユーザーに影響を与えるかについて理解を深めており、高度にターゲティングした形で個々のユーザーにエンゲージすることが出来るようになっています。また、モバイルプラットフォームが優先されるようになっている中で、エクイディアのクロスプラットフォームでの顧客マネジメント戦略は、デバイスをまたがってのシングル・カスタマー・ビューの構築に成功しています。

BurbanxのCOOであるSegolene Bevillard氏は、「カスタマー・アイデンティティをデジタルエクスペリエンスの中核とすることはエクイディアにとって最優先の事項でした。私たちは、GIGYAのプラットフォームをエクイディアの他のアプリケーションと統合していくことを計画しています。」と述べています。

GIGYAにより、BtoC事業における一連のソリューションやSSO機能をインハウスで構築する場合に必要となる開発コストを大幅に削減でき、多額のコストをかけることなく短期間で顧客体験を改善することに成功しました。

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