2021/11/17

Webアンケート

アンケート調査の平均回答率とは?目標と目安の設定を解説

マーケティング分野では、アンケート調査によって得られるデータが重要視されています。一方で、回答率が高くないアンケートだと正確な情報を把握しにくくなっていきます。アンケート調査を行うときは回答率の目安を知り、多くのデータを集められるようにしましょう。この記事では、アンケート調査の平均回答率や目標、目安を解説します。

アンケート調査の平均回答率(回収率)ってどれくらい?

まずは、アンケート調査の回答率(回収率)を知りましょう。回答率とはアンケートを依頼した人数のうち、何割が実際に返してくれたかを示す指標です。回答率が高いほど、多くの人間がアンケートに応じてくれることを意味します。この段落では、アンケートの平均回答率と調査方法について解説します。

回答率の平均は33%

アンケートツールを提供する「SurveyAnyplace 」によれば、アンケート調査の平均回答率は「33%」でした。つまり、100人にアンケートを送って33人前後が回答してくれるようなら、平均的な調査結果だといえます。ただし、同サイトは「33%」とはあくまでも「簡単な答え」だとしており、深く言及するなら、ケースによって回答率は変わってきます。

アンケート調査方法で回答率は変わる

平均回答率を左右する大きな要素のひとつが「アンケート調査方法」です。企業のアンケートはさまざまな方式によって行われています。その中でも、「回答方法に幅がある」のは回答率を下げてしまう原因です。「わが社の問題点を教えてください」「商品の魅力を答えてください」と聞いても多くの人は悩んでしまい、回答しようという気を失ってしまうでしょう。しかし、そこで選択肢を与えるようにすれば回答率は上がります。「わが社の問題点」なら「対応が遅い」「商品が高い」などの選択肢を用意し、チェックをつけてもらうだけにします。このような形であれば、考えるのも答えるのも手間がかかりません。

アンケートにたどり着くまでが分かりづらくなっているケースもあります。実施者からすれば、ホームページやSNSでアンケートに答えてもらう方式は手軽だといえるでしょう。しかし、回答者にとってはアンケートがどこにあるか分からないので、アンケートの存在を知られないまま調査期間が終わってしまうリスクも出てきます。アンケート調査は回答者が確認しやすく、簡単に答えられる方法であることが理想です。

どのような要素からはじき出す?回答率(回収率)の計算方法!

アンケート調査における回答率(回収率)の計算式は「回答数÷配布数」です。たとえば、1000人に送ったアンケートのうち、300人が回答してくれたとします。この場合の計算式は「300÷1000」となり、答えは「0.3」です。すなわち、そのアンケートの回答率は「30%」となります。

回答率(回収率)の重要性!どうしてチェックしなければならないのか

アンケート調査を行うとき、多くのマーケターが回答率に注目してきました。なぜなら、回答率は今後のマーケティング戦略に関係する要素だからです。回答率が高いほど、その調査結果はマーケティング戦略において有用です。この段落では、回答率を正しく把握することの重要性について解説します。

回答率(回収率)はデータの信頼性を決める要素

企業が回答率を意識して、アンケート調査を行わなければならないのは「信頼性」にかかわる部分だからです。仮に商品満足度調査を顧客に行ったとして、1000件の回答が集まったとします。そこで回答数を重視してしまい、「1000人も答えてくれたのだから信頼できるデータだ」と決めつけてしまうのは危険です。回答数がどれだけ多くても、回答率が低ければ未回収のアンケートがたくさん残っていることを意味します。もしも未回収のアンケートが返ってきたら結果は大きく変わる可能性を残しているので、その調査は信用ができないといえるのです。

その一方で、回答数がそれほど多くなくても回答率が高いアンケートもあります。こうしたケースは、調査対象の人々が高確率で回答してくれている状態です。だからこそアンケート結果には信頼性があり、マーケティング戦略で参考にしやすくなるのです。

コスト削減にもつながる

回答率の高さはマーケティングに関わる費用の削減にもつながります。なぜなら、「サンプリング調査」と呼ばれる方式でのアンケートが可能だからです。アンケート調査には大きく分けて「全数調査」と「サンプリング調査」があります。全数調査は対象者全員にアンケートを送る方法で、上手くいけば莫大な数の回答を集められます。そのかわり、効率性が悪く、アンケート調査に時間もコストもかかるのが難点です。回答者全員にアンケートを配布するだけでも、担当者はかなりの負担を強いられるでしょう。

それに対し、サンプリング調査は対象者の中からさらに属性を絞り込んで行うアンケートです。サンプリング調査では回答者の数が減るものの、企業がターゲットとしている人のデータだけを回収できます。調査にかける時間とコストも抑えられます。つまり、労力を節約しながら、アンケート調査を行うにはサンプリング調査が向いています。そして、少ない回答数でも正確なデータを得るには、回答率が重要になってくるのです。

アンケート調査の回答率の目標!向上させるための要因も紹介

実際にアンケート調査を行う際は、回答率の目標を立てておくのが得策です。目標の回答率に達するためには、どのような方法でアンケートを行うべきなのかを考えましょう。ここからは、「SurveyAnyplace」のデータを参考にしながらアンケート調査の回答率の目標や向上させる要因について解説します。

全体平均は33%

「SurveyAnyplace」によれば、アンケート調査の全体の平均回答率は33%でした。つまり、アンケートの実施者にとって3分の1以上の回答率を保つことは最低限の目標だといえます。

対面調査の平均は57%

実施者と回答者が対面して行われるアンケート調査では、平均回答率が57%にまで向上しました。これはさまざまな調査方法の中でもっとも高い数字です。さらに、対面調査では実施者が回答者を認識できるのも大きなメリットです。相手の性別やおおよその年齢などを把握できるので、回答内容との整合性をチェックできます。回答者がアンケートを早く終わらせようとして、適当な内容を返すような事態が防がれるでしょう。

郵送調査の平均は50%

アンケート調査では、回答者の自宅や職場まで設問を郵送する方式もあります。その場合の平均回答率は50%でした。これも、全体平均を上回る数字ではあります。回答者側からすれば、自らアンケートのために労力を使わないので比較的楽だといえます。全体の中では、2番目に平均回答率が高い方法となりました。

メール調査の平均は30%

回答者にメールを送って返してもらう方式のアンケート調査は、回答率が全体平均とほぼ変わらない30%でした。郵送よりも手軽な手段であるにもかかわらず数字が伸び悩んだのは、スパムメールの存在が原因だといえます。ネットユーザーの多くはスパムメールの受信に困らされています。そのため、急にアンケートが送られてきてもスパムメールと取り違えてしまい、未開封のままやり過ごしてしまうことが珍しくないのです。

オンライン調査の平均は29%

Webサイトや専用窓口などで行うオンライン調査では、平均回答率が29%でした。ネットユーザーからすればそれほど労力がかからない方式ではあるにもかかわらず、回答率はやや低くなっています。オンライン調査は不特定多数のターゲットに対して実施しやすい一方で、回答者の絞り込みを徹底しにくく回答率につながっていないのです。

電話調査の平均は18%

実施者がターゲットに電話をかけ、回答してもらう方式のアンケート調査では平均回答率が18%でした。電話調査は、回答者の都合がいい時間に実施できると限りません。急に電話がかかってきて、時間を割いてくれる回答者は少数だといえます。また、関係性ができていない相手からアンケートを頼まれても、すぐには応じられない人が多いでしょう。

アプリ調査の平均は13%

携帯端末で専用アプリをダウンロードしてもらい、アンケートに答えてもらう方式では平均回答率が13%でした。これは、さまざまな調査方法の中でももっとも低い回答率です。原因としては、アプリをダウンロードすることにかかる手間が挙げられます。アンケートへの回答以外でアプリを利用する機会もないので、労力を割いてまで回答してくれる人は少ないのです。

どうすれば答えやすい?アンケート回答率に影響を与える要因とは

アンケートの調査方法によって、回答者は「答えやすい」と感じてくれます。実施者はできる限り答えやすいアンケートを作成し、適切な方法で配布することが肝心です。ここからは、アンケート回答率に影響する要因を解説していきます。

調査目的と配布方法

目的が不明なアンケートに対し、不信感を抱いてしまう回答者は少なくありません。万が一、調査結果が悪用される危険を考えて敬遠されることもありえるのです。アンケートを実施する際には回答者にしっかり調査目的を伝えましょう。そのうえで、配布方法にも工夫します。郵送やメールでアンケートを送る際、文言が一方的だと反感を抱く回答者は多いでしょう。丁寧な文言でお願いすれば、回答者に受け入れてもらいやすくなります。また、店頭で直接、お客にアンケートへの回答をお願いするのもひとつの方法です。

実施者と回答者の属する業界

基本的に、企業から消費者に実施する「BtoC」型のアンケート調査は回答率が低くなる傾向にあります。消費者にはアンケートに回答する目的がなく、「答えるのが難しい」と感じるケースも少なくないからです。それに対し、同業者への「BtoB」型のアンケートは回答率が高くなります。回答者がアンケートの設問内容を深く理解してくれるので、反応しやすいからです。

実施者のブランド認知度

ブランド力はアンケート回答率に大きく関係する要因です。それほど世間に浸透していない企業がアンケート調査を行っていても、回答者の多くは素通りしてしまうでしょう。しかし、ブランド力の高い企業は世間から信頼を集めています。アンケートの調査結果についても、「悪用される可能性が低い」と考える人は多く、回答率が上昇するのです。

アンケート調査の対象者

無作為に回答者を選んでも、回答率は思うように伸びません。それよりも、対象者を絞り込む方が回答率向上につながります。少ない対象者でも回答率が高ければ、調査結果に信頼性が生まれます。そのうえ、実施する側の労力も節約できるでしょう。

アンケートの回答数の長さ

複雑な意見を求められるタイプのアンケートは回答率が低くなってしまいます。こうしたアンケートでは深く考えなければ回答を書けないので、多くの人が負担に感じてしまうからです。また、選択肢を設ける場合にも数が適切かをチェックしましょう。確かに、記述式よりも選択肢があると回答は簡単です。ただし、選択肢があまりにも多いと回答者を迷わせて、途中で離脱させてしまうのです。

実施者と回答者との関係性

日ごろの関係性はアンケートの回答率に影響します。それほど思い入れのない企業、店舗からアンケートを頼まれても、反応してくれる消費者は少数派でしょう。しかし、自身が愛着を抱いている企業からの頼みであれば、応じようとする回答者は多くなります。さらに、営業担当者や接客係と回答者の関係性によっても、アンケートを気軽に返してくれます。

回答することで得られるインセンティブ

インセンティブとはある物事に関する付加価値のことです。回答率の高いアンケートでは、インセンティブがともなっているケースも少なくありません。なぜなら、インセンティブ目当てで回答する対象者が増えるからです。アンケート回答率を伸ばしたい場合には、「回答者には抽選でギフト贈呈」といったインセンティブを検討してみましょう。

アンケートを実施するタイミング

回答者の都合を考えて、アンケートのタイミングを見計らうことも大事です。たとえば、街頭で急にアンケートを持ちかけても答えてくれる人は少ないでしょう。電話調査をするときも、対象者が仕事や家事をしている時間に重なっていれば応じてもらいにくくなります。対象者のライフスタイルを踏まえて、もっとも余裕のある時間帯を狙いましょう。もしも主婦層をターゲットにするなら家事や育児が落ち着く昼過ぎにアンケートを持ちかけるなどの工夫をします。

回答率を意識してアンケート調査を実施しよう

アンケート調査では回答数だけでなく、回答率に目を向けましょう。ターゲット層を絞り込んだアンケートの回答率が高ければ、企業戦略に役立つデータを得られます。そのためには、回答者の都合を考えた方法で、アンケートを実施することが大事です。回答者の手間にならない手法、タイミングを工夫すれば回答率は伸びていきます。

SMSを活用したアンケートツール

到達率が高いSMSを使って対象者にアンケートを送信できます。Web上で自由にアンケートフォームを作成でき、SMSで誘導することが可能なため高い回収率を期待できます。自社にアンケート用のサイトや顧客管理用のシステムなどがなくても、アンケートフォームの作成から集計まで簡単に実施できます。
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