NTTコム オンラインの「SAP® Customer Data Cloud」ソリューション、西武ホールディングスが顧客ID統合連携基盤として導入

2023年12月19日

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下 NTTコム オンライン)が提供するカスタマー・アイデンティティ・マネジメントプラットフォーム「SAP® Customer Data Cloud」ソリューションが、株式会社 西武ホールディングス(本社:東京都豊島区、代表取締役社長 社長執行役員 兼 COO:西山 隆一郎、以下 西武ホールディングス)の顧客ID統合、グループ横断のデータ活用基盤として導入されました。

■導入の背景

 西武ホールディングスでは、グループとして鉄道、ホテル・レジャー、不動産等多岐に渡るビジネスを展開しているため、サービスを横断した利用促進や、顧客データの活用によるお客さまに寄り添ったOne to Oneマーケティングの実現を目指していました。

 そこで、NTTコム オンラインは、この課題を解決するマーケティング基盤として「SAP® Customer Data Cloud」を提案し、導入が決定しました。これにより、ログインIDの共通化と併せて顧客の許諾を得ることで、グループ横断のデータ活用環境による最適なプロモーションが企画可能となります。

導入においては、以下のポイントが重視されました。

  • グループ(サービス)を横断した同意管理機能を構築できる
  • 既存の会員基盤(SEIBU PRINCE CLUB)を残したまま新たな統合ID基盤の構築ができる
  • ETL※やコネクタによって各種デジタル・マーケティング・ツールとの連携が容易に可能
  • 日本国内における、ID統合基盤の構築支援実績が豊富にあること

※ETL:Extract(抽出)Transform(変換)Load(格納)の頭文字を取ったもので、データ統合を行う際に発生するプロセスを表現する言葉

■西武ホールディングスからのコメント

 西武グループは鉄道や不動産、ホテルやレジャーなどさまざまな事業を行っており、それぞれのお客さまとのリアルな接点に加えてデジタル技術を活用することで、一人ひとりにパーソナライズドされたご案内やサービス提供をしていきたいと考えておりました。

 しかしながら、グループ内で複数の会員組織やサービスが存在しており、それらを紐づける手段がないため、サービスを横断したサービスの提供やご案内ができないという課題がありました。解決策として複数の会員組織やサービスを紐づけるためのID共通化を検討した結果、国内外で実績のあるSAP® Customer Data Cloudの導入に至りました。

 SAP® Customer Data Cloudの導入にあたっては、グループ内の既存会員基盤を残しながら新たな基盤を構築するという非常に難易度の高い開発となりましたが、NTTコム オンラインさまの豊富な導入実績に基づく知見と開発力に支えられ、無事に西武グループの共通ID「SEIBU Smile ID」の導入に向けたスタートラインに立つことができました。

 今後は、SAP® Customer Data Cloud の導入サービスを拡大し、西武グループのサービスを横断したデータ活用の推進に向け、引き続きNTTコム オンラインさまのご支援をいただきながら、お客さまの"ほほえみ"を生み出すコンテンツの展開を加速させてまいります。

株式会社西武ホールディングス
経営企画本部経営戦略部長兼DX・マーケティング戦略部長 原田武夫氏

お問い合わせ先

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
担当:中垣(なかがき)、髙田(たかだ)

gigya_ask@nttcoms.com

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