NTTコム オンライン、モバイル通信サービスを対象にしたNPS®ベンチマーク調査2017結果を発表
~大手携帯キャリアは提供サービスの幅に、MVNO等は料金体系に強み~

2017年8月29日

  NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン) は、モバイル通信サービス業界を対象に、顧客ロイヤルティを図る指標であるNPS®の業界ベンチマーク調査を実施しました。この結果、最もNPS®が高いのは、mineo(マイネオ)となりました。
  業界全体でみると、mineo(マイネオ)を筆頭にMVNOや大手携帯キャリアのサブブランドのNPSが高くなっており、「通信料のお得さ」や「料金体系のわかりやすさ」などの料金項目で高い評価を得ていました。一方大手携帯キャリアは、「コンテンツ」や「端末のラインナップ」など提供サービスの幅広さがMVNO等に比して高く評価されていたものの、NPS®を押し上げるには至りませんでした。

調査結果の詳細はこちらからご覧ください:
https://www.nttcoms.com/service/nps/report/mobile-service/

<調査結果のポイント>

1.モバイル通信サービス業界のNPS®1位はmineo(マイネオ)

  モバイル通信サービス9社のうち、NPS®のトップはmineo(マイネオ)の-14.1ポイント。最下位の企業との差は49.1ポイントであり、9社の平均は-37.6ポイントとなった。
  業界全体でもっとも回答が多かった推奨度は「5(どちらともいえない)」の29.1%となった。

2.大手携帯キャリアとMVNO等ではMVNO等のほうがNPS®が高い

  大手携帯キャリア(3社)とMVNOおよび大手携帯キャリアのサブブランド(計6社、以下MVNOおよびサブブランド)に分けて分析すると、NPS®の平均は大手携帯キャリアが-56.9ポイントに対し、MVNOおよびサブブランドは-28.0ポイントとなり、MVNOおよびサブブランドのほうが、よりNPS®が高い結果となった。

3.大手携帯キャリアは選択肢の幅広さ、MVNO等は料金体系に強み。つながりやすさやカスタマーサポートの満足度は同等に

  「サービスの信頼性・安定性」、「端末ラインナップの豊富さ」、「カスタマーサポートの手厚さ」など19の要因別に重要度と満足度を調査したところ、大手携帯キャリアとMVNOおよびサブブランドの間で差が見られた。大手携帯キャリアの満足度は、「コンテンツ」や「端末のラインナップ」などの選択肢の幅広さ、「通話品質」などの品質面、「店舗での対応」でMVNO等を上回っていた。一方、MVNOおよびサブブランドでは「データ通信料金のお得さ」および「料金体系のわかりやすさ」などの価格関連項目、「手続きのスムーズさ」で大手携帯キャリアを大幅に上回った。「つながりやすさ・エリアの広さ」、「カスタマーサポートの手厚さ」では両者の満足度がほぼ同じとなった。
  重要度が高いにもかかわらず満足度が伸びなかった(重要度と満足度のギャップが最も大きかった)項目トップは、両者とも「データ通信料金のお得さ」となり、料金については、引き続きの改善が期待されていた。

4.購入の決め手となった情報源の1位は口コミ、2位は公式ホームページ

購入の決め手となった情報源を調査したところ、1位は「家族や友人・知人からの口コミ」(24.2%)、2位は「公式ホームページ」(17.1%)、3位は「テレビCM」(15.3%)となった。
  大手携帯キャリアとMVNOおよびサブブランドで分析すると、「口コミ」では大手携帯キャリアがMVNOおよびサブブランドを大幅に上回る一方、「公式ホームページ」や「比較サイト」などネット関連の情報源ではMVNOおよびサブブランドが高い結果となった。

図  利用の決め手となった情報源

5.推奨度が高いほど継続利用意向も高い傾向

  「当該モバイル通信サービスを今後も利用したいか?」を0~10の11段階でたずねたところ、「推奨者」では平均9.4、「中立者」では平均7.8、「批判者」では平均5.5と、推奨度が高いほど継続意向が高い結果となった。

図  NPS®セグメント別継続利用意向

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NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
データ&アナリティクス部

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nps-solution@nttcoms.com

https://www.nttcoms.com/service/nps/