2017/04/12

【カスタマー・アイデンティティ市場動向】

GIGYAコラム:広告ブロックソフトと無効なトラフィックに関するcomScore社の最新レポート

NTTコム オンライン GIGYA担当です。いつもお世話になっております。

今回は、WebサイトSocial Media Todayから『広告ブロックソフトと無効なトラフィックに関するcomScore社の最新レポート』という記事をご紹介します。

本記事は、30万件以上のデジタルメディアにおけるパフォーマンスの分析に基づきcomScore社が公表した、広告ブロック、無効なトラフィック、低いビューアビリティ(広告掲載インプレッションのうち、実際にユーザーが閲覧できる状態にあったインプレッション(ビューアブルインプレッション)の比率)についての最新のデータに基づき構成されています。
この分析によれば、以下の傾向が明らかになったそうです。

  • 若年層、特に若い男性において広告ブロックを利用する傾向が強い
  • 発見するために複雑な『洗練された無効なトラフィック(Sophisticated Invalid Traffic)』が増える傾向にある
  • 全世界の広告の半分以上は見られる機会を得ていない

以下、記事中にあるインフォグラフィックスから、注目すべきデータをご紹介します。

  • 他の平均的なユーザーに比べ広告ブロックを好む割合は、18-24歳男性で100%, 18-24歳女性で42%強い
  • 市場セグメントで見ると、広告ブロックは高所得層で使われる傾向にある
  • 広告詐欺(Ad fraud)はより洗練されたものとなる傾向にあり、グローバルの無効なトラフィックの80%は洗練されたものとなっている
  • 動画広告は高いCPMを提供するため、広告詐欺の機会ともなる傾向にある
  • デスクトップ広告のビューアビリティは、各国市場において39-50%の間となる

全世界的にみても広告ブロックソフトウェアの利用は増える傾向にあり、cookieをベースとしたターゲティング広告配信には限界が見え始めている、という議論もあります。お客様を適切にターゲティングし、的確な広告を届けるためには、cookieに頼るだけではなく、お客様自身から興味・関心などに関するデータをご提供いただいたうえで、そのようなデータに基づくターゲティングアプローチが今後注目されるのではないでしょうか。

そして、『お客様自身からデータをご提供いただく』ためには、ログイン回数や利用状況などに応じてデータ提供をお願いする『プログレッシブ・プロファイリング』、Facebookなどのソーシャルアカウントによるログインとソーシャルアカウントに登録されたデータの利用を可能とする『ソーシャルログイン&ソーシャルシンク』などの機能が必要となります。カスタマー・アイデンティティ・マネジメントは、そのような機能をクラウドで利用可能とし、既に運用しているWebサイトやモバイルアプリでの実装を容易にするソリューションです。

今回ご紹介した記事は、以下のリンクよりお読みいただけます。(英語です。)
comScore Releases New Report on Ad-Blocking and Invalid Traffic [Infographic]

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中村 匡史(なかむら ただし)

大手製造業、スポーツマーケティング企業、IT金融企業でのマーケティング職を経験したのち、ソーシャルマーケティング企業にてコンサルティングに従事。
顧客データの一元管理や企業内データと外部データのシンクによる顧客分析プロジェクトなどで成果を上げ、消費財におけるマネタイズモデルの開発等を経て現職。
カスタマー・アイデンティティ・マネジメント プラットフォームGIGYAのプロジェクト担当を務める。

屋代 誠(やしろ まこと)

2011年より、米国ExactTarget社(現在はSalesforce社傘下)が展開する企業向けソーシャルメディア運用支援ソリューション”CoTweet"(2013年に”SocialEngage"へと名称変更)およびSalesforce社の”Social Studio"のプロダクトマネージャーとして、ソーシャルメディアを活用するビジネス戦略の立案・実行支援に携わる。
その経験を生かし、ソーシャルメディアを包含したカスタマー・アイデンティティ・マネジメント分野のエバンジャライズを推進。
Salesforce Certified Marketing Cloud Social Specialist資格を保有。

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