「すべての人に、長期的かつバランスの取れた豊かな人生を送ってもらいたい」──。そんな思いで、幸せの追求をテーマにした教育セミナーやコーチングサービスなどを提供しているのが、株式会社AWARENESS(アウェアネス)です。同社を含む4社は「T2グループ」として、教育を通じて人々の幸せをサポートすることを共通の理念に掲げており、株式会社Valuable Style(バリュアブル・スタイル)、株式会社Wellness Gate(ウェルネスゲート)、株式会社Mission in Me(ミッション・イン・ミー)とともに、4社がそれぞれ個別に運用していた顧客IDを統合し、会員に向けてより幅広く質の高いサービスを届けたいと、NTTドコモビジネスXの「統合IDソリューションアドバイザリー支援」を導入されました。導入前に抱えていた課題、導入のきっかけ、効果や満足度などについてのお話を、システム担当の坂田 尚樹氏にお聞きしました。
― まずは貴社の概要や理念についてお聞かせください。
坂田氏 : 当社は、「幸せの追求」を軸に、主に人材教育事業を展開している会社です。「すべての人に、その人に合った、自分オリジナルの幸せがある」「短期的・快楽的なものではなく、長期的かつバランスの取れた、豊かな幸せを実現してほしい」──。そんな思いから、それを実現するためのマインドセットを学ぶセミナーや、その構造を紐解く勉強会、コーチングなどを数多く行っています。メインセミナー「T2S」(Takahashi 2days Seminar)は、幸せの定義を知り、自分オリジナルの幸せ・健康・人間関係・経済など人生のバランスを整え、心から満たされる理想の人生を実現する考え方・具体的な方法を、脳科学・量子力学・心理学などの学術的知見をベースに2日間で学ぶプログラムです。累計受講者数は1万人を超えています。
こうしたセミナーを、理論的、科学的な視点で実践しているところも特徴のひとつです。感覚的・抽象的に、ただ意識を高めようとするのではなく、例えば、脳科学、生物学、哲学、量子力学といった学術的見地で論理的に幸せを紐解き、再現性の高いプログラムとして提供しています。
― グループ各社の概要についてもお教えください。
坂田氏 : 当社グループは、「T2グループ」として4社で活動しています。株式会社AWARENESS(アウェアネス)が幸せ教育の中核を担い、それを支えるグループ会社として、ひとつ目は、IVP(Investor Valuable Partner)と呼ばれる育成型の不動産事業コンサルティングプログラムを通じ、自立した不動産オーナーを育成する株式会社Valuable Style(バリュアブル・スタイル)。ふたつ目は、「幸せな老衰」をテーマに、真の健康を手にするための習慣化を支援する株式会社Wellness Gate(ウェルネスゲート)。そして3つ目が、子育てを通じて子どもの無限の可能性を最大限に引き出せる親になるための教育をサポートする株式会社Mission in Me(ミッション・イン・ミー)です。
T2グループが考える「長期的かつバランスの取れた豊かな幸せ」の土台となるのは、T2Sで伝える「考え方」に加えて3つの柱──健康、人間関係、そして経済です。株式会社Wellness Gateで真の健康を手にし、株式会社Mission in Meで子育てを通じた豊かな人間関係を築き、株式会社Valuable Styleで不動産事業を通じた資産形成をする──。人生に必要な学びを幅広く網羅的に提供するために、それぞれの専門領域に特化したグループ会社を意図的に展開してきました。またこれからも必要な分野の教育がさらに増える想定です。
今後は4社の連携をさらに高めて、より喜びあふれる、楽しく、ワクワクするような学びをお届けしたいと考えています。株式会社AWARENESSの幸せ教育、株式会社Valuable Styleの不動産事業を通じた資産形成、株式会社Wellness Gateの健康習慣支援、株式会社Mission in Meの子育て教育──それぞれの専門領域を掛け合わせ、一人ひとりに適したパーソナライズされた学びを、細やかに提供していくことが重要だと認識しています。お客さまの人生のどのステージにおいても、T2グループとして幸せに寄り添い続けることが、私たちの目指す姿です。
― なぜ各社サービスのIDを統合しようとお考えになったのでしょうか? 当初抱えていた課題やきっかけについてお聞かせください。
坂田氏 : 先ほどお話しました通り、当社グループには4社の企業が存在しています。これまでは各社がサービスを運営し、それぞれのサービスにIDがあるような状況でした。すると、ひとりのお客さまが、複数のグループ会社のサービスに重複して登録されているという事態が発生しまして……。各社のサービスやIDが連携していないため、お客さまが、どの会社のどのサービスを利用しているかというのが把握しにくい状況が広がっていたのです。そこで、システムを担当している私から上層部に向けて、「IDを統合する必要があるのでは」と投げかけました。
また、幅広いお客さま一人ひとりに最適な学びを提供したいという思いもありました。当グループのお客さまは、学生、子育て中の主婦、会社員、士業、経営者と実にさまざまです。年齢も中学生~80代と幅広く、親子で受講してくださっているお客さまもたくさんいらっしゃいます。このような広範なお客さまに、生涯にわたって役立つような、本質的かつ多様な学びを提供するには、一人ひとりのお客さまのことをより深く理解して、パーソナライズされた学びをお届けすることが欠かせません。その実現に向けた第一歩として、IDを統合し、お客さまの受講履歴や、幸せを実践する仲間たちとのコミュニティへの参加状況、興味関心の方向性、行動などを4社横断で分析・把握することで、一人ひとりに寄り添ったサービスや、コーチングを届けられる環境を整えたいと考えました。
― NTTドコモビジネスXをパートナーに選ばれた理由についてお教えください。
坂田氏 : NTTドコモビジネスXが公開している全4回のウェビナー動画を視聴したことがきっかけです。IDの統合についてここまで詳細に解説しているウェビナーは、私が知る限りでは他になく、とても参考になりました。
ウェビナーを見てまず考えさせられたのが、どのような手順で進めるかについて。一括で統合するのか、段階を踏んで少しずつ統合していくのか、システムをいったん止めるのか、稼働させつつ裏で紐づけを行うのかなど、非常に多くのやり方があり、またそれぞれにポイントや注意点があって、さまざまなことを考えなければならないのだと気付かされました。
さらに、ソリューションも数多く存在しています。内容・価格帯が異なる多様な統合IDソリューションがあり、「まずはここから自社に合ったものを選定しなければならない」というハードルがあることも改めて実感しました。
これらのことを自分で調べ、考え、上層部に提案し、実行するというのは、かなりの時間と労力、専門性を要するもの。自力ではなかなか難しいと感じ、十分な専門的知見と実績を持つNTTドコモビジネスXに伴走してもらいたいと思いました。
― 具体的にどのようなことを行ったのでしょうか? 取り組みの内容についてお聞かせください。
坂田氏 : 約3か月、1~2週間に1回ぐらいの頻度で定例会を実施しながら要件を整理していきました。基本的にはこちらから要望をお伝えし、それに対しての提案を持ってきていただくというスタイルですね。時折、確認事項や調整事項など当社側で対応すべき宿題をいただいて、並行して私も動きつつ、少しずつ詰めていった、という感じです。
― 実際に支援を受けてみて、どんなところがよかったと感じていらっしゃいますか?
坂田氏 : ご一緒してなによりよかったのが、当社に合う統合IDソリューションを明確にご提案いただけたこと。我々がやりたいことを理解して、細かくスケジュール感や費用感を出してくださり、さらに「これを入れたらどうなるか」といったところまでわかりやすく説明してくださいました。
他に、セキュリティについての知見を提供してくださったことも有難かったですね。セキュリティは、私がやや苦手とする分野でして……。データ移行の際のセキュリティ観点での注意点、安全な手順や必要な手続きなどについてさまざまなアドバイスをいただきました。ご一緒することで、自分がセキュリティ部分の対応をやや甘く見ていたことに気付かされ、「ここを甘く見てはいけない、慎重に考え、徹底的に強化しなければいけないのだ」と意識が大きく変わりました。
NTTドコモビジネスXの専門的支援があったからこそ、確実かつスピーディーに要件を詰め、私自身がしっかり内容を理解した上で、ID統合の必要性・重要性、そして取り組むべき課題の全体像を社内に理解していただくことができました。あとは実行するだけというところまで持っていくことができて、大変満足しています。
― 最後に、現在の状況や今後の展望についてお聞かせください。
坂田氏 : アドバイザリー支援を受けるなかで、既存システムのデータ構造の見直しや、CRMの導入、分析基盤の活用といった、取り組むべき課題が具体的に明確になり、現在、着実に調整を進めているところです。
これらの調整がついたら、NTTドコモビジネスXと一緒に、実際のID統合を進めていきたいと考えています。
NTTドコモビジネスXの強みは、人によるサポートの手厚さと柔軟性だと感じています。当社の都合でスケジュールがずれたときも柔軟にご対応くださり、見積についても当社の状況に合わせた最適なプランを提示してくださいました。ID統合以外の相談についても気軽に聞いてくださり、NTTグループのアセットを生かして幅広い提案をしてくださっています。今後も信頼できる伴走者として、当社を支えていただけると嬉しいです。