【ハーバード・ビジネス・レビュー】
ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)は、ビジネスリーダー向けにマネジメントに関するアイディアやアドバイスに関する出版活動を行っています。1922年にハーバード大学の非営利団体として発足して以来、いまや世界中で12の言語での出版を行っています。
購読率を高めるとともに読者により便利な体験を届けるために、HBRでは公式サイト「HBR.org」にソーシャルログインを導入することを検討しました。しかし、SNSのAPIとプライバシー規制がますます増えていく中で、ソーシャルログイン機能を管理するためのリソースが課題となりました。
HBRのテクノロジー担当ディレクターのKevin Newman氏は「私たちは、簡単に実装できて、メンテナンスコストを最小限に留められ、しかも会員数の増加に対応できるスケーラビリティのあるソーシャルログインソリューションを必要としていました」と述べています。
また、当時「HBR.org」では、登録ユーザーがシェア機能やコメント機能を利用するには「HBR.org」とは別のサードパーティサービスへログインする必要があり、HBRはこのソリューションをリプレースすることも求めていました。
GIGYAのソーシャルログイン機能により、HBRでは、たった一つの強力なAPIを利用して35以上のSNSなどのアイデンティティ・プロバイダーによる認証が可能になりました。ソーシャルログインの機能とプライバシーコンプライアンスの維持については、GIGYAがSNSのAPIの変更を自動的にモニターしメンテナンスを行うので、IT部門が介在する必要がありません。
GIGYAのシェア・コメントプラグインはソーシャルログイン機能と完全に統合されており、ソーシャルログインしたユーザーは、再度認証を求められることなく簡単にシェアやコメントを行うことが出来るのです。
ソーシャルログイン機能のメンテナンスやコンプライアンスをGIGYAに任せることで、HBRの開発チームは、インパクトがあり収入に直結するビジネスアプリケーションの開発・実装に注力することが出来るようになりました。GIGYAとの4年間のパートナーシップにおいて、HBRは平均して毎年1ヶ月(4週間)の開発期間とリソースを節約することに成功しています。
「HBR.org」サイトへの訪問者は、たった2回のクリックで認証を完了することができ、サイト内のコンテンツのシェアやコメントがスムーズにできるようになっています。
ユーザー・アイデンティティのシングル・カスタマー・ビューを構築することで、HBRは「あとで読む」リストの作成や気に入った記事の保存などが可能なプロフィール機能を提供しています。
将来構想として、HBRでは、GIGYAのパートナー・インテグレーションを活用し、メールマーケティングにより新規購読者やサイト内で特定のアクションを行ったユーザーをナーチャリングする計画を持っています。
ソーシャルログイン機能は顧客の会員登録率を高める一方で、SNS側のAPIアップデートに追随していく必要があり、システムメンテナンスにもコストが発生いたします。GIGYAを利用することにより、その対応稼働をビジネス改善に使うことができます。さらに顧客の利便性を高め、収集した情報をマーケティングに活用していくことも可能になります。
「GIGYAのテクノロジーにより、開発の時間とリソースが節約できただけでなく、セキュリティとユーザビリティを両立させることができました」