
2017/04/05
ソーシャルログイン
カスタマー・アイデンティティの現状:ソーシャルログイン
NTTコム オンライン SAP Customer Data Cloud from GIGYA担当です。いつもお世話になっております。
今回は、顧客ID&アクセス管理の世界的リーダーであるSAP社のブログから、『カスタマーアイデンティティの現状; Facebookが支配的、決済プロバイダが成長』という記事をご紹介します。
ソーシャルログイン機能とは、Facebookなど、ユーザーが自らが登録するソーシャルメディア(以後SNS)のアカウントを使い、自社サイトへの登録・ログインを可能にするサービスです。
ユーザー側にとっては、スマートフォンなど文字の入力に手間取るデバイスからの簡単なログインが可能であることや、サイトごとに異なるユーザーIDやパスワード等を覚えておく必要がなくなるなど利便性が向上し、サイト側にとっても、登録率の向上(登録時の離脱率の減少)やカスタマーエクスペリエンスの向上、登録時のデータ取得だけの一時的な運用にとどまらず、ソーシャルメディアとのデータを同期することで、会員に関する情報を受け取れるなどのメリットがあり、利用が広がっています。
また、インバウンド消費や越境ECを視野に入れたとき、海外居住者へのログイン環境を整えておくこともプラス要素になります。
また、顧客ID&アクセス管理において、あらゆるデバイスやタッチポイントからの簡便なログイン環境を用意しておくことや、ソーシャルメディアとの同期により常にユーザーのライフステージの把握をし続けることの重要性においても、ソーシャルログイン機能は必要なものとなっています。
少し古いデータになりますが、同社によれば、2015年4月-6月において、世界で最も多く利用されているソーシャルログインサービスはFacebookで、全体の約2/3程度と支配的なデータです。2位はGoogle+で、約20%を占めています。以下、X (旧Twitter)(6%), Yahoo!(4%)でした。
記事では、いくつかのデータをインフォグラフィックス形式で紹介しております。その中から、いくつか興味深いデータをご紹介します。
- モバイルデバイスにおいてもFacebookは約77%を占めている。
- メディア/出版サイトにおいては、Facebookは61%を占める一方、X (旧Twitter)が9%, LinkedInが5%を占めている。
- コンシューマーブランドサイトにおけるFacebookのシェアは前四半期比で8%増加し78%となっている。この増加はX (旧Twitter)とYahoo!の減少を反映している。
- アジア・太平洋地域においては、Facebookは79%を占めている。
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