ポリシーの異なる複数のサイト上で顧客に共通のログインIDを提供し、サイト間のシングルサインオンを実現します。「ポリシー」とは、例えばサイトAはメディアサイトなのでメールアドレスと氏名だけで会員登録が可能、サイトBはECサイトなので住所が必須であるという条件になります。例えば“田中さん”がサイトAで会員登録した後にサイトBを訪問すると、「住所を追加で入力してください」とポップアップが表示され、これを登録するとログインできる、といったことが実現できます。またID連携の標準規格であるOIDC, SAMLにも対応しており、例えば親会社のIDでグループ企業のサービスに簡単に会員登録するというグループ連携も可能です。
また「ソーシャルログイン」や、顧客が興味を持つ事柄をタイムリーに収集する「プログレッシブ・プロファイリング」機能も提供しており、顧客のライフステージや興味の変化を捉えることができます。その結果IDENTITYを導入したクライアントでは、登録数やアクティブユーザーの増加が進んでいます。
ソーシャルログインを導入すると、新規にユーザー名とパスワードを設定させる方式よりも登録率を改善し、詳細な顧客データを収集することができます。
ソーシャルログインは、Facebookなどユーザーがすでに利用しているソーシャルメディアアカウントを使ってログインできるようにする機能です。新たにユーザー名とパスワードを設定する必要がないため、会員登録を増やすとともに、サイトにログインする際の障壁を最小限に抑える効果があります。
詳しくはこちら登録率の向上・カスタマーエクスペリエンスの向上・顧客IDの統合・デバイスの統合・データセキュリティ、あらゆる顧客の課題を解決する、SAP CIAM の基幹テクノロジーの一つ。
※画像はイメージです
企業様のマーケティング課題に対し、最適かつダイレクトな解を得ることで、顧客についてより深い理解とカスタマーエクスペリエンス最適化への戦略的インテリジェンスを蓄積。
国によって個人情報保護法は異なり、またしばしば改訂が行われます。グローバルでビジネスをする企業はこれらへの対応が不可欠です。代表的なものとしては厳しい罰則を持つヨーロッパのGDPRがあります。GDPRに対応するためには、サービス利用規約等への顧客の「同意(consent)」を、同意の日時を含め監査できる状態で履歴が管理する等の対応が必要となります。企業が自力でこれらに対応していくには相当な投資と費用が必要になるところを、SAP CIAMではこれらをプラットフォーム機能として全てカバーしています。
※画像はイメージです
サービス利用規約、プライバシーポリシー、メルマガ購読、顧客データの利用等の「同意」を適切に管理する機能群を提供
顧客データを社内システムやデジタルマーケティングツールと連携する機能がPROFILEです。SAP CIAMは主要なマーケティングツール(MA, EC, CMSなど)への「コネクタ」が用意され、また豊富なデータ連係機能を提供しており、バッチ処理を行うETL、リアルタイムでデータを連係するWebhook/APIも備えています。
SAP CIAM利用120社に行ったアンケート調査では、これらの機能により会員登録率が平均で33%改善、LTV(顧客のライフタイムバリュー)においては5倍になったという結果も報告されています。
※画像はイメージです
顧客の深い理解のために、制限のないデータ集積とフレキシブルなデータテーブル、あらゆるチャネルからのデータを統合し、常に最適でアップデートされた状態を保持。
カスタマーエクスペリエンス実現のための最適なデータハブ機能となると同時に、欧州のGDPRなどグローバル各国の個人情報保護に関する法制やSNSのレギュレーション変更に対応し、安全性と柔軟性を両立するデータマネジメント機能。
SAP CIAMの「Connect」「Collect」を通じ、これまでバラバラに取得・管理されていたお客様データが一元化され実現した「Single View of the Customer」がビジュアライズされ把握が可能。顧客をクラスター、セグメントとして俯瞰した戦略立案や、ひとりひとりの顧客を詳細に見ることでより深い理解に活用。
※画像はイメージです
オムニチャネルでの顧客とのコミュニケーションにつながる、様々な連携メニューを提供。
施策の結果データを把握し、精度を高めるためのカスタマージャーニーを設計するなど、各チャネルやデバイスをまたがる、マーケティングアクションのハブとして機能。
SAP CIAMは、企業のセキュリティとカスタマーエクスペリエンスの両立をサポートします。
SAP CIAMはグローバル、特に厳格なEU各国で2018年より施行されるGDPR(一般データ保護規則)をフォロー。
日本を含め、その他グローバル各国の個人情報に関する規則やソーシャルメディアにおけるプライバシーポリシーやレギュレーションの変更にも一元的に対応。
SAP CIAMプラットフォームは、国際標準規格である ISO27001 とクラウドセキュリティ認証である ISO27018:24 に対応しており、データセンターは SOC1 および SOC2 に対応しています。
顧客ID・データを統合一元化し、最新のマーケティングオートメーションやカスタマーエクスペリエンス機能を活用すれば、顧客へパーソナライズされたコミュニケーションでアプローチが可能。
当社では顧客の登録から、マーケティングアクションまで統合的デジタルマーケティング基盤の構築、および運用支援が可能です。