デジタルアセットマネジメント
(DAM)とは

1.デジタルアセットマネジメントとは

デジタルアセットマネジメントとは静止画/動画/レイアウトデータ/音声などのデジタル素材(アセット)を一元管理(マネージメント)する手法で、Digital Asset Managementの頭文字をとってDAMと略されます。

デジタル素材(アセット)を一元管理

管理するデジタルアセットの例

商品関連
・商品画像(高解像度)・アザーカット・商品スペック表・説明用イラスト・CAD図面・タレントイメージ・商品ロゴ
企業関連
・企業ロゴ・施設写真・IR資料・定期刊行物・モデル画像・キャラクター画像
販促物
・カタログ・パンフレット・ポスター・事例・雑誌等掲載情報・POP・DM・提案資料・販売マニュアル・イベント展示用パネル
動画
・CM・イベント用イメージ動画・製品説明動画・社内トレーニング・セミナー動画
業務用ドキュメント
・契約情報・社内処理用フォーマット・業務マニュアル

2.デジタルアセットマネジメントシステムとは?

この手法を実行するデジタルアセットマネジメントシステムには、ファイルの受け渡しや加工、タグ付け、検索など一元管理に必要な機能が備わっています。

※実装されている機能は製品によって異なります

DAMの機能 デジタルアセットマネジメントシステム“CIERTO/DigitalAsset”の機能紹介へ

機能例

ファイル管理
・各種画像、動画プレビュー・Adobe InDesign/Illustratorリンクファイル表示・Officeデータプレビュー・CADファイルプレビュー・動画シーン管理/検索・動画管理・著作権情報管理・ダウンロード期限管理・ダウンロード利用申請・バージョン管理・アップロード/ダウンロード管理・アップロード/ダウンロードURL生成
検索
・全文検索・メタタグ検索・条件検索
データベース情報管理
・商品情報管理・多目的テンプレート管理・商品フォルダビュー・情報の一括登録と書き出し・画像登録時の属性自動付与
メディアアウトプット
・画像変換とトリミング・動画変換と切り出し・CMSとのシステム連携・ECサイト用画像変換
管理者機能
・ID/Passの付与・ユーザー権限管理・操作権限管理・アクセスログ管理・メタデータカスタマイズ・Active Directoryユーザ認証

3.デジタルアセットマネジメントが注目され始めた理由

企業を取り巻くデジタル環境の変化により、新たな課題が生まれ、その解決策としてデジタルアセットマネジメントが注目されています。

企業担当者がかかえる課題

  • 素材が社内に散在して見つからない
    素材が社内に散在して
    見つからない
  • 多数の制作会社から受け取り
    多数の制作会社から
    受け取り
  • 様々な関係者からの提供依頼へ対応
    様々な関係者からの
    提供依頼へ対応
  • 細かな編集を都度発注
    細かな編集を都度発注
  • 中身が見えないファイルの取り扱い
    中身が見えないファイル
    の取り扱い

それらを引き起こす背景

【変化1】デジタルトランスフォーメーションの拡がり

法人顧客がデジタルチャネルを活用して情報収集・選考するようになり、デジタルの情報発信が重要になりました。

【変化2】チャネルの多様化

カタログだけでなくWebサイト、ソーシャルメディア、オンラインショップ、メルマガ、展示会と多様な顧客接点を活用するようになりました。

  • SNS
    SNS
  • EC
    EC
  • メルマガ
    メルマガ
  • 商品情報Webサイト
    商品情報
    Webサイト
  • 展示会
    展示会
  • 海外現地法人
    海外現地法人

4.デジタルアセットマネジメントを採用する3つの目的

①素材の流用先拡大による発信力の向上

①素材の流用先拡大による発信力の向上

デジタルアセットを一元管理することにより、あるチャネル用に制作したコンテンツを他のチャネルへ 展開するなど、情報発信を活性化させることができます。

DAMによる素材の流用例)

  • カタログの商品写真をECに活用する
  • Webサイトの写真と記事をメルマガに活用する
  • CM用動画の一部を切り出してソーシャルメディアに活用する
②デジタル素材の活用に伴う業務の効率化

②デジタル素材の活用に伴う業務の効率化

運営するチャネルが増えるにつれ、その運用業務は加速度的に増えていきます。その原因のひとつは、チャネルごとに素材管理の仕組みがバラバラなことにあり、それらを統合し一元管理することにより業務を格段に効率化することができます。

DAMによる効率化の例)

  • 素材の受け取りは、直接DAMへ置いてもらう
  • 素材が必要な場合はDAMから直接ダウンロードしてもらう
  • 変換、リサイズ、トリミングなどの加工はDAM内でおこなう
  • 各組織・支店・支社等で重複した素材制作をせず、DAM上の公式素材を利用する
  • 配布可能期間を設定し、ダウンロード申請を受け付ける
③マスターデータの管理によるブランドマネジメント

③マスターデータの管理によるブランドマネジメント

国内支店や海外拠点、フラインチャイジーのマーケティング活動に必要なロゴや商材写真などの素材を一元管理して供給することで、ブランドや著作権の保護と各エリア主体のマーケティング活動とを両立させることができます。

例)
共通の素材を活用して

  • エリアのニーズに合わせたキャンペーン用パンフを制作する
  • 各店舗が紹介ページを制作する
  • 支社の営業担当が自分で提案書を作成する

5.弊社取り扱い製品「CIERTO」のご紹介

100社以上に選ばれたデジタルアセットマネジメントシステム“CIERTO”の機能と特徴をご紹介いたします。