2020/07/10

顧客データ活用・管理

ファーストパーティデータの活用に際して検討すべき要素とは

先日、グーグルが提供するChromeブラウザにおいてサードパーティクッキーを2年以内にブロックする方針であると発表しました。既にApple社がSafariブラウザにおいてサードパーティクッキーをブロックしているほか、Firefoxもデフォルトでサードパーティクッキーをブロックする設定としています。
市場で大きなシェアを占めるブラウザが相次いてサードパーティクッキーをブロックする措置を取ることとなり、サードパーティクッキーを利用したマーケティング施策の修正が早急に迫られている状況となっています。

サードパーティクッキーによるパーソナライゼーションに代わる措置が求められる中で、
改めてファーストパーティデータに注目が集まりつつあります。一例としては、メディア企業を中心にテストが進んでいるといわれる「「登録ウォール (Registration Wall) 」という仕組みがあります。これは、コンテンツの閲覧に際してメールアドレスなどの登録を促すスクリーンを表示するものです。最近のDIGIDAYの記事によれば、英ガーディアン (The Guardian)紙も登録ウォールを提示するようになったとのことです。

グローバルで厳しさを増すCookieをめぐる環境、それに代わる新たなアプローチとは
(DIGIDAY 2020年6月18日「ガーディアン 、「登録ウォール」を設置:ファーストパーティデータ活用を目指して」

この「登録ウォール」によりユーザーの登録を促し、ファーストパーティデータとしてメールアドレスやコンテンツの嗜好などに関するデータを収集する試みといえるでしょう。登録を促すために、ユーザーに特別オファーなどのバリューも提供されているようです。

サードパーティクッキーに代わるものとしてファーストパーティデータの収集・利用を進めるうえでは、以下の要素について十分に検討を進めていくことが必要です。

  • ユーザーがスムーズに登録・ログインを完了できる登録・ログイン画面とフロー
  • プライバシー法制度に準拠した個人データの収集・利用に関する「同意」の収集・管理
  • プライバシー法制度が認める、ユーザーが自身の個人データについて行使できる権利(閲覧権・修正を求める権利・削除を求める権利・利用停止を求める権利など)の保障
  • ユーザーからの同意のもとに得られた個人データを確実に紐づけ、マーケティング・オートメーションやCRMなどのダウンストリームシステムに確実に連携させるデータ連携機能

SAP Customer Data Cloud from GIGYAは、ファーストパーティデータの活用を支える顧客ID管理基盤として、これらの要素に応える様々な機能を提供します。
まず、ユーザーの新規登録を容易なものとしたうえで、リレーションシップの進展につれて、ユーザーからの同意のもとに徐々にデータを集め、「シングル・カスタマー・ビュー」としてセキュアに管理するための様々な機能を提供します。
まず、「Light Registration」機能により、ユーザーにメールアドレスのみの入力を要請する画面を表示することができます。カスタマー・ジャーニーの最初の段階で「ライトな」リレーションシップを構築するうえで有用な機能となります。
「Light Registraion]でメールアドレスを登録したユーザーが本登録したいと考えた場合は、登録済みのメールアドレスを用いてパスワードを設定するかたちで本登録に進むことも可能です。この際に(あるいはその後に)「Progressive Profiling」機能により、ユーザーに対して徐々にデータの提供を要請する画面を表示することも可能です。もちろん、利用規約やプライバシーポリシーなど必要な「同意」を取得するための機能や、登録ユーザーが自身の「同意」や個人データの内容を確認し、いつでも「同意」を撤回したり、個人データを修正したり、削除を要請するといった機能も備わっています。
さらに、Identity Syncと呼ばれるデータ連携機能を通じて、収集したデータをスピーディーにデジタルマーケティングシステムに連携させることが可能です。

SAP Customer Data Cloud from GIGYAは、Cookieをめぐる環境が厳しさを増す中で、新たなアプローチとして「ユーザー自身の同意に基づくファーストパーティデータ」に基づいたパーソナライゼーションを支援します。

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