株式会社タカヨシ 様

「わくわく広場」出店者の登録を紙からデジタルにシフト。
ビデオトーク活用で最大2週間かかっていた登録を数十分に短縮

地域の食の産直プラットフォーム型店舗「わくわく広場」を運営する株式会社タカヨシ様。わくわく広場に出店する生産者の会員登録(出店登録)作業を、「紙ではなくデータで行いたい」「画面を共有しながらその場で情報を入力していき、即時に完了させたい」と考え、ビデオトークを導入されました。「紙のときは最大で2週間かかっていた登録作業が、長くても40分で終わるようになった」、こう語る営業企画室の飯田氏に、詳しい話をお伺いしました。

書類不備、字が読めない……。手書き書類の不備が多く、
ビデオ通話での“リアルタイム登録”を思いついた

― 株式会社タカヨシ様の事業概要や特徴についてお聞かせください。

飯田氏:当社は、野菜やお弁当などといった産直商品を販売する「わくわく広場」という店舗を運営する会社です。現在の店舗数は155店舗。北は北海道から南は鹿児島まで、幅広い地域で展開しています。主に大型ショッピングセンターや商業施設に入っており、ファミリーやご年配の方々を中心とする多くのお客様に、地域の特産品や産直ならではの商品を販売しています。

― どのような目的でビデオトークを導入されたのでしょうか?

飯田氏:わくわく広場への出店を希望される生産者様の会員登録(出店登録)作業を、よりスムーズに、スピーディーに行いたいと考え、ビデオトークを導入しました。

以前は紙で登録作業を行っていたのですが、登録用紙を郵送して、提出を待ち、戻ってきた書類を確認して、不備があった場合はまた再送をしてもらう……というようなやり取りをしていたため、登録に最大で2週間ぐらいの時間がかかっていました。不備の内容は、例えば必要な書類が入っていない、必須事項の記入が抜けているなどさまざまです。お弁当を出品する場合は、原材料名やアレルギー食品などを細かく記載しなければならないのですが、漏れがあったり、誤りがあったり、ときには文字が判読できないことなどもありました。

わくわく広場に出店してくださる生産者様は、その大半が個人事業主か小さな法人です。経営をしながら現場の作業をされている方が多く、とてもお忙しい。書類に不備があり確認しようと思ってもなかなか連絡が付かず、さらに1日、2日と登録が遅れていく……。そんなこともしばしばあり、「なんとかして登録作業を効率化したい」「もっとスピーディーに、手戻りなく、確実に登録作業を行いたい」と模索していました。

そこで思いついたのが、ビデオ通話を利用するというアイデアです。ビデオ通話で、生産者様から必要な情報のヒアリングを行い、画面を共有しつつ入力していけば、その場で入力と確認が済んでしまう。生産者様の手間を最小限に抑えて、お待たせすることなく、即時に登録が完了できるのではないかと考えました。

多忙な生産者でも簡単に使えるところが魅力。
ビデオトークで情報を聞き、その場で入力、登録完了へ

― ビデオトークを選ばれた理由をお聞かせください。

飯田氏:もっとも大きな決め手になったのが、誰でも簡単に使えるところです。アプリのインストールやログイン作業などが不要で、URLをワンタップするだけで使うことができる。生産者様のなかにはご年配の方もいらっしゃるので、“簡単”というのがマストでした。また、オペレーションをする当社のスタッフにとっても、携帯番号さえわかればビデオ通話ができ、その点も魅力を感じました。

ほかに、NTTグループのソリューションであるという信頼感や、手頃な価格も導入の後押しとなりました。他社のツールについても検討しましたが、ほとんど迷った記憶はありません。すんなりとビデオトークを導入することになりました。

― 本格的に導入する前にシミュレーションを行ったとお聞きしています。どのような内容で、どんな結果が得られたのでしょうか?

飯田氏:生産者様にご協力いただき、実際にビデオトークを使って、登録にどのぐらい時間がかかるかをトライしてみました。短い場合は10分程度、聞こえないフリや間違ったフリなど起こり得そうな行動をしていただいて、時間がかかったケースでも40分程度で登録が完了し、「これは使える」と実感しました。

― 2022年12月に導入されたとのこと。導入後はどのように活用をされていますか?

飯田氏:当初の目的通り、会員登録で活用しています。生産者様の開拓チームが出店希望の生産者様に、登録専用の電話番号と必要な情報を伝え、お電話をいただき次第、すぐにビデオトークをご案内。その後SMSでURLをお送りし、通話を開始するという流れで運用しています。

お名前、住所、出店名から、野菜などの栽培履歴、アレルギー表示まで、すべてビデオトークで聞き取るか、もしくは栽培履歴などがわかる書類を画面に映してもらいスクリーンショットするなどして把握し、その場で基幹システムに入力しています。画面を共有しながら入力し、「これで間違いありませんか」と確認しつつ進めているので、あとから不備などでお戻しをすることはほとんどありません。即時に登録が完了し、翌日には出店できるようになりました。

最大で2週間かかっていた登録作業が、10~40分程度に。
リードタイムが大幅に減り、関連する事務作業も不要になった

― 使ってみてのご感想をお聞かせください。

飯田氏:音質・画質ともによく、期待した通り簡単に使うことができ、大変満足しています。生産者様からも好評で、特に不満の声などは聞いたことがありません。

実際に使ってみてよかったと感じたのが、登録に付随するこまごまとした作業まで削減できた点です。以前は紙で登録を行っていたため、書類の保管や、書類を遡って確認するなどの作業が発生していました。さらに、「この生産者様は書類を発送した段階」「不備をお伝えし、返送をお待ちしている段階」など細かく進捗管理が必要で、これも大きな負担になっていました。ビデオトークを使うようになってから、これらの作業が不要になり、大幅に事務的な負担が減ったと感じています。

― 効果についてはいかがでしょうか?

飯田氏:紙のときは最大で2週間程度かかっていた登録作業が10~40分で完了するようになり、大きな効果を感じています。紙の登録時は新規の生産者数が1日で5~6件ほどだったのですが現在は4倍の約20件程度に増えています。にもかかわらず、紙のときと変わらない人数で対応ができているのは、ひとえにビデオトークのおかげですね。

― 最後に、今後のご活用についてお聞かせください。

飯田氏:私たちタカヨシは、今後もわくわく広場店舗と、そこに出店する生産者様をどんどん増やしてきたいと考えています。そのためにはビデオトークの力が欠かせません。契約チャンネル数を増やすなどしつつ、変わらず登録作業に活用していく考えです。

一方で、「パートさんなどの採用時に活用してはどうか」という声も社内から上がっています。人事と協議をして導入を検討しているところでして、ゆくゆくは、もしかしたら人事領域でも活用することになるかもしれません。

事業に直結する登録作業と、そして事業を支える人事領域。両面で、活用の道筋を探っていきたいと思っています。

課題

  • 新規生産者の登録を紙で行っており、書類不備での出し戻しや郵送の待ち時間が多く発生していた
  • 多忙な生産者と連絡がつかず、登録が滞ることがあった

効果

  • 最大で2週間程度かかっていた登録作業を、10分~40分で行えるようになった
  • 新規登録の生産者数が数年で4倍に増えたが、業務効率が上がったため増員なしで対応できている
  • 紙の登録書類の保管が不要になった
  • 登録がその場で完了するようになり、登録状況の進捗管理が不要になった

お客様プロフィール

株式会社タカヨシ様

https://takayoshi-inc.com/

地域の食の産直プラットフォーム型店舗「わくわく広場」や、ホームセンター「ファミリーセンタータカヨシ」を運営。事業の主軸となるわくわく広場は、北は北海道から南は鹿児島まで、全国で155店舗展開している。

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