ユーザーのID統合による顧客獲得とLTV最大化の方法とは?
アトリビューション計測プラットフォームAppsFlyerとプロダクトアナリティクスツールのMixpanelを連携することで可能となる分析と、データ視点から広告などのマーケティング施策を最適化する方法をご紹介します。
AppsFlyerとMixpanelの関係と得意な分析領域
ユーザーがサービスを認知・理解し、パワーユーザー(リピートユーザー)になるまでのプロセスを並べると、ユーザー登録前の期間を獲得フェーズ、ユーザー登録後の期間をグロースフェーズと呼ぶことができます。
AppsFlyerは獲得フェーズ、Mixpanelはグロースフェーズの分析を得意としており、この2つのツールを連携することにより様々な角度からユーザーを分析し広告戦略を最適化することができます。
また、獲得フェーズはマーケティングアナリティクス、グロースフェーズはプロダクトアナリティクスとも位置付けられ、詳細は「MixpanelとGoogleAnalyticsの違いとは?」で確認することができます。
MixpanelとAppsFlyerを連携することで、AppsFlyerが得意とするアプリダウンロードの計測はもちろん、ユーザー登録や購入完了、リピート回数などのユーザーのエンゲージメント、リテンション、コンバージョンに関する指標をゴールに設定することができ、どの広告経由でアプリをダウンロードしたユーザーがゴールとなるアクションを実行し、パワーユーザーになっているのかを計測することができます。
また、広告での獲得単価とLTVを同時に分析し、LTVにつながらない広告費を可視化することでマーケティング予算の削減と効率化を行うことが可能となります。
さらに、アプリダウンロード後に離脱せず、口座開設までしているユーザーはどの広告メディアソース経由でアプリをダウンロードしたのかも把握することができます。
*一部の広告メディアソースは、データを第三者と共有することを制限しています。
Mixpanelは各ユーザーにDistinct IDというIDを全ユーザーに付与しています。
このDistinct IDを軸にAppsFlyerからのデータに加え、ポスレジデータなど複数のデータベースをMixpanel内で統合し、より深くユーザーを分析することが可能となります。
まとめ
- AppsFlyerとMixpanelを連携することで、ユーザーがサービスを認知・理解しパワーユーザー(リピートユーザー)になるまでの全プロセスが分析可能になります。
- 具体的には、どの広告経由でアプリをダウンロードしたユーザーが登録完了や購入完了などの行動を起こし、パワーユーザーになっているのかの計測が可能となります。
- 広告での獲得単価とLTVを同時に分析することで、LTVにつながらない広告費を可視化。マーケティング予算の削減と効率化を行うことが可能となります。
- Mixpanelは各ユーザーにDistinct IDというIDを全ユーザーに付与して、AppsFlyerのデータだけでなくポスレジデータなど複数のデータベースをMixpanel内で統合して分析を行うことが可能です。
※本記事は2022年4月14日に開催されたウェビナー「ユーザーのID統合による顧客獲得とLTV最大化の方法とは? ~AppsFlyerとMixpanelの連携による最適な広告戦略〜」を元に制作しています。