2025/12/05
社会・生活
保険業法改正に伴う消費者意識調査
~ 改正保険業法の各監督指針は保険代理店への信頼回復に好影響だが、「適切な比較推奨販売」を行わない代理店は潜在的な顧客流出リスクあり ~
NTTコム リサーチとNTTデータ経営研究所による共同企画調査
本調査は、2025年5月に成立した改正保険業法に関連し、金融庁が公表した「保険会社向けの総合的な監督指針」のうち、一般消費者に影響が大きい4項目(①保険代理店の体制整備強化、②保険会社による保険代理店の監督強化、③第三者機関による保険代理店業務品質評価制度の導入検討、④比較推奨販売の適正化)に焦点を当て、これらの施策が一般消費者の認識や行動にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目的としています。
全国の20~60代の1,054人 を対象に調査を行った結果、改正保険業法は消費者の保険代理店への信頼向上に好影響を与える一方で、消費者属性によってその認識や期待に差があることが明らかとなりました。
- 4人に3人以上が「保険代理店の体制整備強化」「保険会社による保険代理店の監督強化」「第三者機関による代理店業務品質評価制度の導入」により、保険代理店への信頼が高まると回答
- 比較推奨販売の適正化は消費者満足度向上に繋がる一方、不適切な対応は代理店の顧客流出リスクに直結する可能性
- 現状、消費者は「保険商品の種類や仕組み」の理解に難しさを感じており、営業担当者には「説明のわかりやすさ」を重視
※本調査は、NTTコム リサーチとNTTデータ経営研究所による共同調査です。
『保険業法改正に伴う消費者意識の変化と保険代理店チャネルにもたらす影響調査』の調査結果の詳細へ (別ウィンドウで開く)
(共同調査のサイトへリンクします)
<調査概要>
実施期間: 2025/9/3 ~ 2025/9/10
有効回答数: 1,054
