ビジュアルアナリティクスツール「TIBCO Spotfire®」、データサイエンティスト向け機能を強化した長期間サポート版を提供開始
~Pythonサポート、データソースサポート拡大、ストリーミング分析可視化対応強化他、130以上の機能強化~

2020年7月30日

  NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(以下NTTコム オンライン)は、国内総代理店として取り扱うTIBCO社の「TIBCO Connected Intelligence」シリーズにおいて、「TIBCO Spotfire®」の長期間サポート版(Long Term Support , 以下LTS)となる「Spotfire 10.10」の日本語での公式サポート提供を、2020年7月30日より開始します。

  「TIBCO Spotfire®」は、データサイエンティストによる高度解析を支援すると同時に、そのデータ分析資産をビジネス現場のアナリストに共有することで、組織全体でのデータ活用を実現するビジュアルアナリティクスツールです。製造業での歩留まり率向上や品質向上、エネルギー業界での予測シミュレーション、小売・流通における売上向上、航空や交通での混雑緩和分析など、データサイエンティストと現場のアナリストが連携することで、データ分析を組織全体で活用し成果につなげている多くの企業でご活用頂いています。

  今回は、データサイエンティスト用の機能として、Pythonサポートの拡大、データソースのサポート強化、ストリーミングアナリティクスの可視化の対応範囲拡大を中心に、130以上の機能強化が実施されました。

<Spotfire 10.10の特徴的な新機能>

1.データサイエンスの活用拡大を容易にする、Pythonサポートの拡大

  これまでSpotfireでは、製品に組み込み済みの標準的な分析アルゴリズムに加え、R、MATLAB、SASを用いた外部の分析エンジンやライブラリの組み込みが可能でしたが、今回、新たにPythonも組み込み、活用することができるようになりました。
  近年、データ分析において非常に大きな役割を果たしているPythonで、独自分析を作成し、その成果をSpotfireで処理・可視化・共有することができるようになりました。これにより、企業におけるデータ活用の容易性を高め、可能性を広げることができます。

2.活用できるデータを増やす、データソースのサポート強化

  データ分析に利用可能なデータを増やすため、TIBCO社のインメモリデータベースである「TIBCO ComputeDB™」、近年データストアとしての活用が進んでいる「Google BigQuery」、分析データ用DWHとして企業への導入が進む「Snowflake」コネクタ機能の追加など、多様なデータソースの追加とアップデートを行いました。これにより、企業に存在するさまざまなデータの分析・活用を更に促進することができます。

3.ストリーミングアナリティクスの可視化の対応範囲拡大

  従来よりSpotfireは、リアルタイムな意思決定を支援するストリーミングデータのビジュアルアナリティクスツールとして利用可能な機能を持っていますが、今回のアップデートにより、分析ユーザ向けのクライアントソフトウェアに加え、より多くのユーザにWebブラウザを通じて共有することができるようになりました。これにより、安価な情報共有クライアントでリアルタイムな情報確認を行うことができるため、多数の現場で異常の早期発見・早期改善につなげることができます。

  ※TIBCO社のデモサイトにて、ストリーミングデータを用いた走行中の車両の状態を可視化するストリーミングアナリティクスのイメージをご覧になれます。

デモサイト

  その他、AIによる前処理支援の強化、SpotfireデータベースとしてのPostgreSQL、Amazon RDS for PostgreSQL、Microsoft Azure SQL Database等のサポート拡大、デュアルスケールのサポート、セル文字色変更のサポートなど、使い勝手の改善を実施しています。

お問い合わせ先

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
TIBCO事業部

info-tibco@nttcoms.com

https://www.nttcoms.com/service/TIBCO/