NTTコム オンライン、SMSを用いたフィッシング詐欺に関する意識調査を実施~73.9%が不安に感じ、4.9%が実際に被害に遭遇~

2021年6月16日

  NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン)は、「SMSを用いたフィッシング詐欺の意識調査」をインターネットリサーチにて実施しました。この結果、なりすましの不安を感じたことのある人は74%近くにも上り、SMSに記載されたURLを開かないなどの被害を防ぐ行動を取っている方も多い一方で、全体の4.9%が実際にSMSによるフィッシング被害に遭ったことがあるという結果となりました。

フィッシング詐欺に関して、SMSを受信する消費者、ならびにSMSを送信する企業における一層の対策が求められる結果となりました。

【調査結果要旨】

■送られてきたSMSに対して、なりすましの不安を感じたことがある人の割合:73.9%

  スマートフォンを保有し、企業からのSMSを受け取ったことがある全国の男女1,092人に、「送られてきたSMSに対してなりすましの不安を感じたことがあるか」と質問したところ、73.9%が「はい」と回答しました。SMSフィッシングの被害を報じるニュースなどの影響もあり、自身に届いたSMSに警戒心を持つ人が多いと考えられます。

■なりすましの不安を感じたときの行動TOP3
 1位:「SMSに記載されたURLを開かなかった」
 2位:「SMSに記載された内容について無視した」
 3位:「同様の内容があるかをインターネットで調べた」

  「送られてきたSMSに対して不安を感じたことがある」と答えた807人に、「その時どのような行動をしたか」を複数回答で質問したところ、「SMSに記載されたURLを開かなかった」が最も高く(74.1%)、次いで「SMSに記載された内容について無視した」(48.9%)、「同様の内容があるかをインターネットで調べてみた」(34.7%)という結果でした。多くの人が、送信元や内容、URLに懸念があった場合、「クリックしない」「無視する」などの行動を取り、被害を回避する対応をしていることがわかります。

■SMSによるフィッシング被害にあったことがある方の割合:4.9%

  「SMSによる詐欺被害にあったことがあるか」を聞いたところ、全体の4.9%が「ある」と回答しました。被害を回避する行動をする人が多くいる一方で、現状では被害に遭っている人も少なからず存在しています。

  NTTコム オンラインはフィッシング対策協議会(https://www.antiphishing.jp/)の検討メンバーとして参画し、フィッシング対策ならびに利用者向けフィッシング詐欺対策のガイドラインの改定、フィッシングレポートの執筆・寄稿、検討ワークグループでの登壇などの啓蒙活動を実施しています。
  また、フィッシング被害を防ぐために必要な対策方法の解説記事を公開しています。

【消費者向けの対策について】

(主な対策)
・SMSの発信者番号が企業がWebサイトで記載している電話番号かどうかを確認する
・懸念があればURLをクリックしない、フォームに入力しないことを徹底する

【企業向けの対策について】

(主な対策)
・消費者に誤解されないよう、Webサイトなどで発信者番号を記載する
・日本国内の携帯4キャリアと直接接続しているSMS送信サービスを選定する
フィッシング対策についての詳細は以下の解説記事をご参照ください。
フィッシング詐欺被害を防ぐ対策方法とは?消費者向け/企業向けに詳しく解説!
URL:https://www.karaden.jp/column/2021060801.html

  NTTコム オンラインは、より安全なSMS送信サービスをご利用いただくため、今後もフィッシング詐欺対策を推進してまいります。

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