ビジュアルアナリティクスツール「TIBCO Spotfire®」の新たな長期サポートバージョン(11.4LTS)を提供開始
~Visualization Modsの長期サポート、他新機能を追加~

2021年7月27日

  NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(以下NTTコム オンライン)は、国内総代理店として取り扱うTIBCO社の「TIBCO Connected Intelligence」シリーズにおけるビジュアルアナリティクスツール「TIBCO Spotfire®」の新たな長期サポート(Long Term Support:LTS)バージョンであるSpotfire®11.4の日本語での公式サポート提供を、2021年7月27日より開始します。

  「TIBCO Spotfire®」は、データサイエンティストによる高度解析を支援すると同時に、そのデータ分析資産をビジネス現場のアナリストに共有することで、組織全体でのデータ活用を実現するビジュアルアナリティクスツールです。製造業での歩留まり率向上や品質向上、エネルギー業界での予測シミュレーション、小売・流通における売上向上、航空や交通での混雑緩和分析など、ミッションクリティカルな分野で、データサイエンティストと現場のアナリストが連携することで、データ分析を組織全体で活用し成果につなげている多くの企業でご活用頂いています。

  LTSバージョンは、一世代前のLTSバージョン以降のバージョンアップの内容をすべて含み、原則として12ヶ月程度に一度リリースされる、長期サポートバージョンです。今回の11.4LTSでは、前回の10.10LTS以降の全機能の長期サポートに加え、主として以下の新機能や改善が追加してリリースされました。
  11.0で追加された"Visualization Mods"機能は、より多くの業務でSpotfire®活用をご支援するための拡張機能です。標準的なグラフや表に留まらず、お客様の業務に必要な独自のグラフや表を、API等を用いてより少ない工数で追加・共有できます。また、今回新たに、マップチャートで複数の変数を比較しながら分析することにより障害ポイント等の特徴を可視化できるマルチレイヤートレリス機能、データロードの並列化によるパフォーマンス向上、その他、最新のデータソースのサポート、使い勝手の改善等多数の機能強化が実施されました。

<Spotfire® 11.4の特徴>

1.独自のビジュアライゼーションを容易に追加できる"Visualization Mods"の長期サポートバージョン対応

  本機能は11.0でリリースされていますが、11.4でパフォーマンス等の改善とともに長期サポートに対応しました。
  "Visualization Mods"は、API等を用いて、より容易に独自のグラフや表の組み込みができ、標準で搭載された表やグラフ同様の動作と共有を実現できるクラウド対応拡張フレームワークです。これにより、業界や業務特有のグラフや表など、さらにお客様のニーズに応える分析結果の可視化・共有が可能となります。

2.マルチレイヤートレリスによる探索的分析の強化

  マップチャートに多層のトレリス機能が導入されたことで、カテゴリ間の多変量比較の調査がより強力になりました。マップチャートのトレリスで、地図や図の上にデータを複数のレイヤーで重ねることにより、簡単に複数の測定値の比較が可能になりました。さまざまなデータの類似点または相違点を認識して、洞察を大幅に効率化します。

3.データ読み込みの並列化による高速化

  複雑なデータ変換と計算を必要とする、複数のデータの読み込みが最大70%高速化されました。これにより、分析実施までの時間が大幅に短縮され、洞察を得るまでの作業が全体的に高速化されます。

  その他、Amazon RDS Service-Ready Business Application認定の取得、データアクセスのアップデートと新たなデータベースのサポート、UI改善、データラングリングの際のユーザビリティの改善など、様々な機能、性能、使い勝手の改善を実施しています。

お問い合わせ先

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
TIBCO事業部

info-tibco@nttcoms.com

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