明星大学がビジュアルアナリティクスツール「TIBCO Spotfire®」を導入
~膨大な大気観測データを用いた大気汚染予測シミュレーションのプロセスを大幅に効率化~

2023年6月29日

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(以下NTTコム オンライン)が国内総代理店を務める「TIBCO」のビジュアルアナリティクスツール「TIBCO Spotfire®」が、明星大学 理工学部 総合理工学科に採用されました。「TIBCO Spotfire®」は、データの取得・前処理・可視化・統計解析・共有など、分析に必要な一連の機能をオールインワンで搭載しており、今回の導入によって、膨大なデータ加工および解析、作図にかかる手間や時間が大幅に削減されました。

導入背景

 大気科学研究室では、株式会社カズテクニカと共同で、「大気汚染予報モデルの開発」の研究を行っています。大気汚染の予測研究では、さまざまな種類の膨大なデータを取り込み、それらを統計解析や可視化する必要があります。このデータ取り込みや統計解析・可視化において、これまでは以下の課題を抱えていました。

  • 従来のシミュレーションモデルを導入・使用するためには、Linux環境の構築やFortranなどのプログラミング知識が求められるため、研究者以外への展開が困難。
  • 表計算ソフトでは扱えるデータ量に限界があり、データ加工作業に時間が掛かりやり直し時の手戻りも大きいため、研究テーマの範囲が限定されてしまう。

 これらの課題を解決するため、「TIBCO Spotfire®」を導入いただきました。

選定理由

 膨大なデータの取り込み、前処理、可視化、機械学習など、研究に必要な一連の機能がオールインワンで搭載され、感覚的にスムーズに扱える点を評価いただきました。

導入効果

  • データ読み込みから機械学習まで一連の流れをTIBCO Spotfire®だけで完結し、Linux環境の構築やFortranなどのプログラミング知識が不要に
  • 広域かつ長期間における膨大な大気観測データや発生源情報のデータ加工および解析、作図にかかる手間や時間を大幅に削減
  • 結果を出すまでのプロセスに時間を取られず、結果を見て考察する時間がしっかりあるという経験をしたことで、価値観すらも変化

マップチャートによる大気汚染発生時の風向分析

ディープラーニングに基づく光化学オキシダント(Ox)濃度の時間変動予測

▼TIBCO Spotfire®の導入事例 | 明星大学
https://www.nttcoms.com/service/TIBCO/case/meisei-u/

ビジュルアナリティクスツール「TIBCO Spotfire®」について

 ビジュアルアナリティクスツール「TIBCO Spotfire®」は、データの前処理・統計解析から可視化/共有までをオールインワンで搭載し、高度なデータサイエンティストから、ビジネスの現場まで、組織全体でのデータ活用を実現するビジュアルアナリティクスツールです。
 あらゆる種類のデータに接続し、AIによるデータの前処理支援と、適切なビジュアライゼーションのレコメンドにより、全てのデータを瞬時に可視化・俯瞰できます。また、ビジュアル分析、統計解析、機械学習を用いた予測分析、ロケーション分析、ストリーミング分析など様々な分析を使いやすいUIで実施でき、データサイエンティストの分析業務を大幅に効率化します。

▼TIBCO Spotfire®に関して詳しくはこちらからご覧ください
https://www.nttcoms.com/service/TIBCO/products/spotfire/

お問い合わせ先

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
TIBCO部

info-tibco@nttcoms.com

https://www.nttcoms.com/service/TIBCO/