「名寄せ」とは、単純に「名前を寄せる」という意味ですが、実際にはその内容が曖昧であり、さまざまな場面で広く使われています。言うほうは楽ですが、困難に直面するのはMDMプロジェクトとその担当者です。
名寄せは、データ品質・標準化・アルゴリズムの三位一体でできています。データ品質とは、たとえば空欄です。空欄は名寄せができません。生成AIを使ってもうまく対処できない可能性があります。標準化とは、たとえば電話番号です。国際番号にハイフン区切り、正しい電話番号でも表記は無数にあります。アルゴリズムも単発ではなかなか使えません。人の常識とノウハウを組み合わせないと危険です。
本セミナーでは「MDM(マスターデータ管理)」プロジェクトの難関である「名寄せ」の全貌を解説します。プロジェクト計画・体制づくりに役立てていただける内容です。また、MDMソリューション「TIBCO EBX」のデモを通じて、具体的な名寄せ作業のイメージをお伝えします。
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
TIBCO部
エバンジェリスト
水谷 哲
大手メーカー、外資系企業にて生産管理に従事。需要予測・需給計画・スケジューリング・MES全般に携わる中、データモデリングをきっかけにマスターデータ管理(MDM)と出会い、複数のMDMプロジェクトの推進に取り組む。
現在は、NTTコム オンラインにてTIBCOのエバンジェリスト活動に従事しながら、日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)の研究員やMDM研究会リーダを務め、各種セミナー等で講演。