企業のDXが推進され、全社のデータ活用基盤の構築などに取組む企業が多くなりましたが、情報の収集源となる元のシステムや仕組みは、統制なく個別に構築されているため、「同じモノ、同じ顧客」であっても、それぞれのマスタデータが存在しています。これでは、データを集めてきても、重複データや不完全なデータの存在によって、業務の全貌を正しく見通すことができず、経営者の「一番売れた製品は?」「xx様に去年いくら売れた?」のような簡単な質問がビジネス部門の難問となります。
この問題を解消するための活動が「MDM (マスターデータ管理: Master Data Management)」です。
とはいえ、これからMDMを実施する企業の大半は初の試みです。一社で何度もMDMを実施することは滅多にありません。どんな入念に調査しても構想を練っても机上では気づかない落とし穴があります。本セミナーでは、さまざまな実例を元にMDM実践のポイントを解説。プロジェクト成功させるための実践的な手法をご紹介します。
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
TIBCO部
エバンジェリスト
水谷 哲
大手メーカー、外資系企業にて生産管理に従事。需要予測・需給計画・スケジューリング・MES全般に携わる中、データモデリングをきっかけにマスターデータ管理(MDM)と出会い、複数のMDMプロジェクトの推進に取り組む。
現在は、NTTコム オンラインにてTIBCOのエバンジェリスト活動に従事しながら、日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)の研究員やMDM研究会リーダを務め、各種セミナー等で講演。