
2024/12/13
ZoomとGoogle Meetを比較!特徴やおすすめの使い方を解説
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、社内の会議やお客様とのやりとりを対面ではなくビデオ通話で実施する機会が増えました。これから本格的に自社のビデオ通話環境を整備しようと考える場合、ツールの候補として挙がるのは「Zoom」や「Google Meet」ではないでしょうか。
どちらもビデオ通話ツールとして代表的ではあるものの、両者の違いやどちらが自社に適しているのかはわかりにくいかもしれません。本記事ではZoomとGoogle Meetを比較し、それぞれの特徴やおすすめの使い方などについて詳しく解説します。
- ZoomとGoogle Meetには料金や接続時間、アプリ・ブラウザでの利用などさまざまな違いがある
- それぞれの特徴により適した用途は異なるため、しっかりと比較して自社に合うツールを選定することが重要
- お客様とのやりとりをより簡単かつスムーズにしたい場合は、アプリ・アカウント不要のビデオ通話ツール「ビデオトーク」がおすすめ
ZoomとGoogle Meetの比較表

まず、ZoomとGoogleの比較ポイントをまとめます。
Zoom | Google Meet | |
---|---|---|
参加に必要な アカウント |
主催者:Zoomアカウントが必要 参加者:Zoomアカウントなしでも参加可能 |
主催者:Googleアカウントが必要 参加者:Googleアカウントなしでも参加可能 |
料金 | ・無料プラン ・有料プラン:¥2,399〜¥3,299 |
・無料プラン ・有料プラン:¥680〜¥2,040/月/ユーザー |
無料版の接続時間 | 40分 | 60分 (1対1の場合は24時間) |
ブラウザでの利用 | 一部の機能が制限される | すべての機能を利用可能 |
アプリでの利用 | すべての機能を利用可能 | アプリなし |
最大参加人数 | 100〜1000人 (プランにより異なる) |
100〜1000人 (プランにより異なる) |
チャット機能 | あり | あり |
画面共有 | あり | あり |
会議の録画・録画データの保存先 | 無料プラン:ローカルのみ 有料プラン:ローカル・クラウド |
無料プラン:録画不可 有料プラン:クラウド(Google ドライブ) |
他サービスとの 連携 |
・Asana ・Dropbox Spaces ・Dot Collector などと連携可能 |
Googleの他のサービス と連携可能 |
ZoomとGoogle Meetの特徴

次に、ZoomとGoogle Meetそれぞれの特徴をより詳しく解説します。両者にどのようなメリットがあるのか、確認してみてください。
Zoomの特徴
Zoomの特徴は、高い認知度で多くのユーザーに利用されていることと、高機能であることです。専用アプリは操作性が高く、ブレイクアウトルーム機能やチームチャット機能など、会議を効率的に進めるための機能が充実しています。
たとえばブレイクアウトルーム機能では、大規模な会議の参加者を小グループに分けてディスカッションを行うことが可能です。これにより、チームごとの議論やワークショップをスムーズに進行できます。
一方でブラウザ版では一部機能が制限されるため、専用アプリのインストールが推奨されます。また、Google Meetと比べると有料プランはコストがやや高めな点はデメリットです。しかしその分、機能性と使いやすさが確保されているといえるでしょう。
Google Meetの特徴
Google Meetの特徴は、シンプルな操作性とGoogleアカウントがあれば誰でも手軽に利用できる点です。専用アプリのインストールが不要で、Webブラウザからすべての機能を利用できるため、手間をかけずにスムーズに会議を始められます。
さらに、GoogleカレンダーやGmailともシームレスに連携できるため、会議スケジュールの作成や招待が容易に行えます。普段からGoogleのサービスを利用している場合は、特にメリットが大きいでしょう。
一方で、ビデオ通話を録画するには有料プランを契約する必要があります。無料プランでは録画ができないため、注意が必要です。Zoomと比較すると機能に制限はありますが、有料プランはコストパフォーマンスが高く、手軽に利用できる点が魅力です。
Zoom・Google Meetはどんな用途におすすめ?

ZoomとGoogle Meetの特徴と違いを踏まえたうえで、それぞれがどんな用途におすすめできるかについて解説します。
Zoomがおすすめな使い方
Zoomは、多機能性と高い操作性を求める場面に適しています。たとえば、無料プランでも録画機能を利用できるため、会議内容を後で確認したり、欠席者に共有したりできます。
また専用アプリを使用することで、画面共有やチャット機能、ブレイクアウトルーム機能など、多彩なツールを活用した効率的な会議運営が可能です。また、ホストが会議を管理するための機能も充実しており、参加者の音声ミュートや画面共有の制御が直感的に行えます。
さらに、Zoomはビデオ通話専用のプラットフォームとして設計されているため、安定した接続品質が求められるシーンでも有効です。教育機関や企業の研修プログラムなど、資料の配信やスムーズな双方向のコミュニケーションが求められる場合にも適しています。
Google Meetがおすすめな使い方
Google Meetは、Googleサービスとの連携を重視したシンプルで効率的な会議運営に適しています。たとえば、Googleカレンダーで作成した会議スケジュールに自動で会議リンクが生成され、Gmailを通じてスムーズに招待を送ることが可能です。このようなシームレスな操作性は、日常的にGoogleサービスを活用している企業にとって特に重要でしょう。
さらに、Google Meetは専用アプリが不要で、Webブラウザからすべての機能を利用できるため、インストールの手間を省いて手軽に導入したい企業に最適です。
一方で、ブレイクアウトルーム機能のような高度な会議機能が必要な場合には、Zoomのほうが適しています。Google Meetはコスト効率を重視し、簡単かつ迅速に会議を行いたい中小企業や、日常的なチームミーティングなどにおすすめです。
アプリ・アカウント不要のビデオトークもおすすめ
ZoomやGoogle Meetのほかにも、ビデオ通話ツールにはさまざまな種類があります。NTTコム オンラインが提供する「ビデオトーク」は、簡単に接続できるビデオ通話ツールです。
ZoomやGoogle Meetでは、会議を開始する際にアカウントを作成し、URLを発行して相手にそのURLをメールで送信するなど、複数のステップが必要です。しかし、ビデオトークは、相手の携帯電話番号宛にSMSでURLを送るだけで、受信した相手はすぐにビデオ通話に参加できます。
また、ビデオトークは専用アプリのインストールやアカウント作成は不要で、すぐに利用を開始できます。これもZoomやGoogle Meetにはないメリットといえるでしょう。
特にオンライン診療やコールセンターなど、お客様が簡単にビデオ通話に参加できる環境を整えたい場合、ビデオトークはおすすめです。
自社の用途にあったビデオ通話サービスを選ぼう
ZoomとGoogle Meetはどちらも代表的なビデオ通話ツールですが、それぞれ特徴や違いがあります。これらを理解してツールを選定すると、導入後のミスマッチを防げるでしょう。まずは自社がどのようなシーンでビデオ通話を使うのか、どういった機能や操作性が必要なのかを整理した上で、ツールの選定を始めてみてください。
また、カスタマーサポートや診療、現場や現物の確認などが必要なお客様とのやりとりの場合、NTTコム オンラインが提供する「ビデオトーク」がおすすめです。ビデオトークはアプリ・アカウント不要、SMSでURLを送信するだけで誰でもすぐにビデオ通話を開始できます。お客様対応にビデオ通話を活用したい場合、ビデオトークもぜひ候補に入れてみてください。