更新日:2023/01/24(公開日:2021/09/28)

ビデオ通話査定とは?導入のメリットと利用方法から事例まで解説

コロナ禍で非対面営業が求められる中、ブランド品やリユース品の査定にもビデオ通話が活用されています。感染症対策になるだけでなく、ユーザー負担の軽減や安心感にもつながるため、導入を検討している店舗経営者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、査定にビデオ通話を取り入れたいと考えているリユース事業者の方に向けて、ビデオ通話査定のメリットや査定の流れ、おすすめのツールを利用した導入事例などをご紹介します。

ビデオ通話査定とは

ビデオ通話査定とは、スマートフォンやパソコンのビデオ通話を通じて行う査定のことです。バイヤーとお客さまをオンラインでつなぎ、非対面で買取品の査定ができます。

これまでブランド品やリユース品の査定といえば、店頭買取、出張買取、宅配買取の3つの方法が一般的でした。ビデオ通話査定は店頭買取と同じように、実際に会話しながら査定のやり取りができます。また、出張買取や宅配買取と同じように、お客さまは自宅から出る必要がありません。

スマートフォンなどの端末とインターネット環境があれば利用できる気軽さから、お客さまにも好評です。スマートフォンの普及やコロナの影響でさまざまなオンライン化が進むなか、注目を集めています。

ビデオ通話査定を導入するメリット

ビデオ通話査定を利用することで、お客さまはさまざまな負担を軽減できます。お客さま側のメリットは、査定依頼件数の増加や成約率アップなど、企業にとっての効果につながります。ビデオ通話査定における、お客さま側のおもな4つのメリットを紹介します。

来店不要

ビデオ通話査定なら、店舗に足を運ぶ必要がありません。来店不要で買取査定をしてもらえることは、さまざまな理由で来店できない人、来店を控えたい人にとって、大きなメリットです。

とくにコロナ禍においては、感染症への懸念から外出を控えるお客さまが多く、ビデオ通話査定ができるなら利用したいというケースも増えています。また、リユース店の利用に抵抗がある女性でも、自宅からオンラインで査定してもらえるビデオ通話査定なら気軽に利用できます。

さらに、遠方のお客さまにとっても便利です。スマートフォンが普及した現在、インターネットを利用して、より高く買い取ってもらえそうな店を探すことも簡単になりました。近くの店舗ではなく、遠方の店舗でも高く買い取ってもらえるほうがいいというニーズにも、ビデオ通話査定は応えることができます。

待ち時間がかからない

たとえば貴金属や時計などの店頭買取の場合、まず買取希望の旨を伝え、どんな商品を持参したのか簡単に説明します。その後、バイヤーと顔を合わせて査定が始まるのが一般的な流れです。混雑している場合には、来店してから査定がはじまるまでに、長い待ち時間がかかるケースも少なくありません。

また、本や洋服など、商品を店頭で預けてから査定結果を待つケースでは、長い時間店舗のなかで時間を潰さなくてはなりません。

一方、予約をして行うビデオ通話査定なら、査定までに時間がかかりません。オンラインでバイヤーと直接つながることができ、すぐに会話をはじめることができるため、待ち時間を大幅に削減できます。

郵送前に買取金額が提示される

来店不要で査定がはじまるまでの待ち時間がないというメリットは、宅配買取や出張買取にもあります。しかし、宅配買取では、査定を依頼するにはまず品物を店舗に郵送しなくてはなりません。「知らない業者に品物を送るのが不安」「買取金額がまったくわからない状態で郵送したくない」というお客さまも多いでしょう。

また、出張買取の場合、出張可能なエリアが限定されていることでそもそも利用できなかったり、自宅へ業者を招くことに抵抗を感じるお客さまもいます。

その点、ビデオ通話査定なら、品物を郵送する前に買取金額を知ることができ、業者を家に招く必要もありません。スマートフォンなどの端末とインターネット環境さえあれば場所も問わず、遠隔でやり取りできます。「査定金額によっては売るのをやめるかもしれない」という場合でも、気軽に利用が可能です。

宅配でOK。持ち運び不要

ビデオ通話で査定を行い、お客さまが査定額に納得して売却を決めた場合、品物を店舗に持ち込む必要はありません。宅配買取と同じように、品物は店舗宛にお送りいただくのが一般的です。宅配業者がお客さまの自宅で集荷するように手配すれば、お客さまは査定から買取まで一貫して、すべて自宅で行えます。

品物を持ち運ぶ必要がないことは、とくにサイズが大きなものの場合に楽です。また、買取してもらう品物の点数が多くなってしまっても安心でしょう。ついでに家にあるほかの物を査定してもらうこともできます。

ビデオ通話査定の方法とポイント

ビデオ通話査定を導入する場合、お客さまの信頼を得て成果につなげるには、予約の段階から買取金額を入金するまで、一連の流れをスムーズに行うことが大切です。ビデオ通話査定の手順とポイントについて、順を追って解説します。

予約を受け付ける

まずは予約フォームやメール、電話でビデオ通話査定の予約を受け付けます。取り扱う品物の査定にかかる所用時間に応じて、あらかじめ30分から1時間程度の枠を決めておくと良いでしょう。

予約を受け付ける際には、日程、時間を決めると同時に、どんな品物の査定を依頼したいのか、お客さまに事前アンケートを取っておくと査定がスムーズです。たとえば、査定してほしい品物のブランド、商品名、型番、いつ購入したかなどを教えてもらいます。

あわせて、ビデオ通話の接続方法について、当日アクセスしてほしいURLや手順を連絡します。お客さまが迷わないように、細やかに案内することがポイントです。難しそう、面倒そうと思われてしまうと、お客さまのビデオ通話査定に対する印象や成約率にマイナスになってしまう可能性があります。

予約時間にビデオ通話をつなぐ

予約の日時になったら、お客さまとビデオ通話をつなぎます。バイヤーが接続手順をしっかり把握してスムーズにつなぐのはもちろんのこと、お客さまに手間を取らせないよう、配慮が必要です。お客さまのなかには、はじめてビデオ通話を利用するという人もめずらしくありません。アクセス方法はなるべく簡易にしましょう。

ビデオ通話をつなげたら、お客さまに査定してほしい商品をビデオ通話の画面に映してもらい、早速査定を開始します。接続がスムーズにできれば、顔を見ながらコミュニケーションできるので、店頭での査定と同じように、確認したいことを聞いたり、お客さまからの質問に答えたりします。品物の細かい部分をしっかり確認したい場合には、お客さまに頼んで、その部分をカメラに寄せて大きく映してもらいましょう。

査定が終わったら、その場で査定額が伝えられる場合は伝え、買取を希望するか、お客さまにお伺いします。

品物を配送してもらう

お客さまから買取の希望がある場合には、集荷の手配を行います。集荷を希望する日にちと時間帯を聞き、宅配業者に依頼します。

宅配業者によっては、集荷の際に送り状だけでなく、箱まで準備するサービスを行っている場合があります。費用対効果を考慮したうえで、利用するのもひとつの方法です。箱を準備する手間が省けることは、お客さまにとっては大きなメリットです。

品物を配送してもらう際、本人確認書類のコピーや買取依頼書を荷物に同梱してほしい場合、忘れずに案内を行いましょう。

買取金額を入金する

お客さまから品物が届いたら、品物の最終確認を行います。買取の確定金額をお知らせするとともに、指定された口座に入金し、取引完了となります。

ビデオ通話査定後は、確定金額の連絡だけでなく、着荷や振込のタイミングでも、細やかに連絡することでお客さまに安心してもらえます。

ビデオ通話査定では、品物の映像をリアルタイムで細部まで確認できますが、たとえば品物のにおいなど、ビデオ通話ではわからない情報もあります。このため、ビデオ通話査定の段階で、仮査定額と確定金額が多少異なるケースがあることも知らせておくと、トラブルを防ぎやすくなります。

ビデオ通話査定に使われる代表的なツール

ここで、ビデオ通話査定に活用されているオンラインツールのうち、以下の代表的な2つのツールを取り上げて簡単に説明します。

  • LINE
  • Zoom

ビデオ通話ツールのおおまかな特徴を把握し、自社にあったツールを選びましょう。

LINE

LINEはテキストチャットのコミュニケーションの手軽さから、多くの方々に利用されており、抵抗感のないお客さまが多数いるのが最大の強みといえます。LINEでのオンライン査定は、お客さまに商品の写真を送っていただき、テキストでやり取りをして査定をする「LINE査定」が主流です。

ただ、留意すべき点がいくつかあります。まず、LINEは利用に際し、アプリをダウンロードいただくことが必要です。また、お客さまに自社との友達登録をしてもらわなくてはならないというハードルがあります。

Zoom

ZoomはBtoBでのオンライン会議に活用されている例が多く見られますが、BtoCのビジネスにも取り入れられています。Zoomを介したビデオ査定もその1つです。

Zoomは知名度が高く、利用ハードルが低いのが最大の特徴です。専用アプリや登録が不要で、メール等で通話用のリンクをお客さまに送付し開いてもらうだけで、すぐにビデオ査定に入れます。

無料版は最大40分までの利用制限があるため、少数の品物の査定に適しているでしょう。事業者が有料版を契約すれば、ゆとりを持って、十分な査定をお客さまに提供できます。

ビデオトークならアプリやアカウントの登録が不要で利用可能

「ビデオトーク」は、NTTコム オンラインが提供する、BtoC向けのビデオ通話サービスです。ビデオトークには、お客さまがスムーズにビデオ査定サービスの利用に移れる仕組みがあります。

お客さまがご利用の携帯電話番号がわかれば、SMSやメールでビデオ通話用のURLを送信し、すぐにつながることができます。ビデオトークは専用アプリのダウンロードや友達登録の必要がなく、チャットでのやりとりもできるため、お客さまに負担がかかりにくいツールです。

ビデオトークは、お客さまがお持ちの品を見ながら話をすることが可能です。査定のポイントを説明したり、その場で交渉したりできます。リモートスクリーンショット機能で、お客さまが映している映像をスクリーンショットして保存することも可能です。

ビデオトークを使った査定の事例

ビデオトークは、不動産業界や医療現場など、幅広いビジネスシーンで活用されています。ここからは、リユース店舗の査定でのビデオトークの活用事例を紹介します。

お客さまが最も使いやすいツール。ビデオトーク利用時の成約率100%!

買取をメインとしたリユース事業を手掛ける株式会社STAYGOLD様は、ハイブランド商材を扱う「BRAND REVALUE」にて、ビデオトークを活用した「テレビ電話査定」を行っています。

きっかけはコロナ禍に、主軸だった店頭での査定や、出張での査定が難しくなったことでした。LINE査定はすでに実施していたものの、LINEは手軽な分離脱率が高く、お客さまに正確な買取価格をお伝えできないという課題もあったことから、店頭と同じようにお客さまと会話しながら査定を行えるビデオトークの導入を決めました。

導入の決め手は、ビデオトークがお客さまにとって使いやすいツールだと感じたからだそうです。

導入後、ビデオ通話査定を利用したお客さまの成約率はなんと100%。お客さまが査定を信頼し、安心して商品を渡してくださっていると感じているそうです。

導入事例:株式会社STAYGOLD様

ビデオ通話での査定にはアプリ登録不要のビデオトーク

たくさんのお客さまにビデオ査定を利用してもらうには、お客さま側の操作が簡易なツールを選ぶことが大切です。

ビデオトークなら、アプリ登録の必要がなく、電話番号だけでビデオ通話ができます。バイヤーからお客さまの携帯電話番号宛にビデオ通話用URLをSMS送信し、お客さまは、URLをタップするだけで査定がはじめられます。

来店ハードルがあったお客様も呼び込めるビデオ通話査定を、ビデオトークではじめてみませんか。

リモート時代に勝ち残る!オンライン接客活用事例集 ダウンロード
ビデオトーク導入事例集

電話番号にSMS送信ですぐビデオ通話ができる
「ビデオトーク」

  • ビデオトークとは >
  • ビデオトーク 活用シーン >
  • ビデオトーク 導入事例 >
  • ビデオトーク サービス資料請求 >
資料ダウンロード資料ダウンロード

閉じる閉じる