2021/08/10

データ仮想化の導入を成功させるためのレシピ

データ仮想化の導入許可が出ました。次にやることは?

あらゆるレポートを読み、ベンダーを評価し、データ仮想化への投資判断が下されました。

1つだけ問題が残っています。他のエンタープライズグレードのデータマネジメントミドルウェアと同様、データ仮想化のメリットを得る前に、導入に成功しなくてはなりません。

ベストプラクティス&教訓 = 導入のレシピ

データ仮想化の導入は、大きな挑戦のように思えるかもしれません。しかし、成功者のベストプラクティスや他社の経験知を理解することに十分な時間と労力をかければ、そのようなことはありません。これは、データ仮想化のメリットを多く引き出すだけではなく、より早く、より少ない労力で導入することにも繋がります。

ここでは、私が選んだデータ仮想化導入のベストプラクティスを12個紹介します。これらは世界中にいる実際のお客様の採用決定者やシステム導入ベンダーによって得られた知識に基づいており、データ仮想化導入の成功のためのレシピにおける重要項目となります。

1.デジタルトランスフォーメーション戦略から始める
2.包括的な導入プランを策定する
3.自社のデータ戦略との整合性を調整する
4.ベストフィットするユースケースから始める
5.段階的に導入する
6.CoE (Center of Excellence : センター・オブ・エクセレンス)アプローチ
7.エンタープライズデータモデルを目指す
8.パフォーマンスのための設計を行う
9.始めからセキュリティを考慮する
10.データ品質(Data Quality)を忘れない
11.データマネジメントツールを統合する
12.つねに前向きに

レシピは単なる材料のリストではない

材料のリストは必要不可欠ですが、これらをどのように準備し、組み合わせて、調理するかの情報も必要です。具体的には、包括的な導入計画をどのように準備するのか?既存のセンター・オブ・エクセレンス(CoE)戦略と、今回新たに実施するデータ仮想化CoE戦略をどのように組み合わせるのか?データ品質をどのように高めるのか?

レシピと実践方法については、こちらのホワイトペーパー(英語)をお読みください。
このホワイトペーパーがあれば、データ仮想化という料理は、ミシュランの星にも値する上質の料理となり、今後何年にもわたって組織のお腹をデータで満たせるでしょう。

Bon appetit!

Bob Eve

本ブログは2021年5月4日にBob Eveが執筆した“What is the Recipe for Data Virtualization Implementation Success?”の日本語翻訳です。原文(英語)はこちらをご覧ください。

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