2022/01/14

Python連携

閾値の変更時にスクリプトを実行

このコンテンツでは、閾値の変更時にスクリプトを実行する方法について説明していきます。
なお、本コンテンツで利用したバージョンはSpotfire10.10 /11.4です。ご利用環境によって、一部画面構成が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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TIBCO Spotfire

TIBCO Spotfire®は分析に必要な機能を単一製品でカバーするビジュアルアナリティクスツールです。

サンプルデータ

本コンテンツは、前回の記事で作成した分析ファイルをもとに手順を進めることができます。

閾値の変更時にスクリプトを実行

前回の記事では、設定した閾値を超えた場合にPythonからメールを送信する例を紹介しました。この実装例では、閾値の変更をトリガーに自動的にメール送信が実行されます。一方で、ironPythonで更新される閾値オーバーのテキストは、都度「helloPython」実行ボタンを押すことにより変更される仕様となっているため、利便性に欠けます。そこで、閾値の変更をトリガーとすることでironPythonスクリプトを起動する設定をしてみます。

実行イメージ

この閾値を変更すると、自動でironPythonを実行します。

プロパティにPythonを登録

「ファイル」から「文書のプロパティ」を選択し、「プロパティ」タブを開きます。

「使用できるプロパティ」内に分析ファイル内のプロパティ一覧が表示されています。3列目の「スクリプト」にironPythonが設定されている場合はここに表示されます。

今回はULというプロパティが変更された時にironPythonを起動します。「スクリプト」ボタンを押して、起動時の条件を下記のように設定します。

  • 以下に選択したスクリプトを実行:helloPython
  • upperLimit:プロパティ - UL
  • maxVal:式 - Max(PT_Para)

OKを押すと、「スクリプト」列に「helloPython」が追加されます。

設定完了です。これで閾値を変更した際に、メール送信だけでなくironPythonも自動的に実行されるようになります。

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