EMPLOYEE INTERVIEWS 社員インタビュー

営業職として、すでにお取引のある既存のお客様に対するアカウント営業と、新規のお客様への導入支援を担当しています。お客様の業種はさまざまですが、一般向けのサービスを提供しているBtoC向け企業が中心となります。私が担当している商材はクラウド型の認証基盤なのですが、お客様のシステムへの影響も導入費用も多額となるため新規の契約を獲得するのは容易ではありません。実際、入社1年目は1件も受注することができませんでした。それだけに2年目で初めて受注できたことは、今でも強く印象に残っています。お客様のご担当者への挨拶から契約までに8か月ほどかかりましたが、その間には試行錯誤がありましたし、お客様をはじめ社内の他部署の方々からの協力や指導があって、なんとか契約を締結することができました。すぐに上司に報告したところ、とても喜んでくださり、労いの言葉もいただきました。あの日の感動は今も忘れることができません。その経験があったからこそ、自分なりの営業スタイルや契約までの進め方が身についたのだと思っています。大学卒業後、これまでに3社で営業職を経験してきましたが、お客様への影響力も金額的にも、よりダイナミックな法人営業に挑戦したい思いから当社に転職し、それが現実となり充実した日々を過ごせています。

お客様と契約を結ぶにあたり、いつまでに要件を固めて見積書を提出し、協議を経てから受注までに至るかというスケジュールは状況によって様々です。自由度が高い分、自分で考えることが大切で、責任も大きいと感じています。お客様と出会ってからご契約いただくまでには半年、長い時には1年かかるケースもあります。当然、お客様とのお付き合いも長くなりますので、その間に少しずつお客様との関係が構築されていきます。売り手と買い手ではなく「この製品を導入するために一緒に頑張りましょう」という意識になっていくのです。これは私の力だけではなく、社内の技術部門の方々のご協力があってこそですが、契約という目標に向けてみんなで一緒に進んでいくところに、営業職としてのやりがいや楽しさを感じています。

私の場合、営業という職種柄、最も意識しているのは「SPEED」です。例えば、お客様からのメールには素早く反応する。質問に対してその場で100％の回答ができなければ「午前中いっぱい確認させてください」と返信することで、お客様は安心してくださるし、その日のスケジュールも立てやすくなります。そんな小さな積み重ねを繰り返していくことが、私への信頼につながっていくのだと思っています。また、新規の契約や更新手続きのスケジュール作成でも同様に「SPEED」を重視しています。着手するのが早ければ、全体のスケジュールに少し余裕が生まれ、途中で何かトラブルが発生した場合にも、その対応にあたる時間を確保することができます。リスクヘッジという意味でも「SPEED」を意識して日々の業務にあたっています。