2021/08/27

貴社のデータ統合戦略に、データ仮想化は有効なのか?

データ統合戦略の人気者「物理的データ統合」

データ仮想化の主たる用途はデータ統合ですが、ご存じの通りデータ仮想化がデータ統合のための唯一のソリューションではありません。

データ仮想化とよく対比されるのが、ETL等によってデータソースをコピー&加工してデータレイクやデータウェアハウス(DWH)に保存する「物理的データ統合」というソリューションです。DWHの歴史は長く、1980年代後半にIBMの研究者Barry Devlin氏とPaul Murphy氏が開発した「Busiess Data warehouse」が起源とされていますが、2010年ごろのビッグデータブームと2012年代にGoogle BigqueryやAWS Redshiftなどが登場してより利用しやすくなったことで、ポピュラーなソリューションとしての地位を確立しました。さらに大量のデータ、非構造化データなども蓄えられていき(データレイクとも呼ばれますが)、多くの企業のデータ基盤として現在でも新規導入・更改が行われています。

データ仮想化と物理的データ統合、どちらにすべきか?

一方でデータコピーを前提とするこのソリューションには問題=苦手なこともあります。
データ仮想化の導入を検討されている読者の方はそこに注目していらっしゃると思います。
また、自社へのデータ統合基盤を導入または更改する場合に、どちらのソリューションを選択すべきか、どう判断したらいいのか悩んでいるという声もよく伺います。

そのような方に「TIBCOデータ統合戦略診断ツール」の利用をお勧めいたします。
このツールでは、貴社にとってデータ仮想化の利用が適切かどうかを簡易的に診断することが可能です。

現在のデータ統合プロジェクトにおいて仮想的な統合/物理的な統合/ハイブリッドでの活用、どの統合アプローチが最も適しているかを簡易的に診断することができます。

使い方は簡単です。「ビジネス観点」「データソース観点」「データ利用観点」といった3つの観点の合計13の質問について、重要度と同意レベルを回答するだけで「データ仮想化が向いている」「物理的データ統合が向いている」「両方の併用を推奨」といった診断結果が得られます。

質問の例(この質問にどの程度同意できるかを5つの評価基準より評価します)

【ビジネス観点】Q3.要件の安定性
「データの利用者は必要なデータを把握していると思っているが、経験上、データを提供した後すぐに追加のデータや別のデータを求められる」

【データ利用観点】Q12. データの鮮度
「当日中の変化も含む現時点のデータが必要である」

データ統合プロジェクトの企画を推進するために

本ツールは簡易的なものであり、あらゆるケースにおいて利用できるように設計されているわけではありません。より詳細な分析が必要な場合もありますので、その点はご了承ください。

とはいえ、この13の観点で貴社のデータ統合プロジェクトを整理することは、プロジェクト企画案の妥当性や、データ仮想化およびその他のソリューション導入の必要性について社内や決済者の理解を得ることに役立つと思いますので、ぜひ一度お試しください。
診断結果についての疑問点やご相談についてはお気軽にお問い合わせください。

このツールが貴社のデータ統合プロジェクトの推進のお役にたてれば幸いです。

TIBCOデータ統合戦略診断ツールはこちらのリンクからダウンロード可能です。 TIBCOのデータ仮想化ソリューション「TIBCO Data Virtualization」について詳細なご説明やデモをご要望の際は、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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