2021/03/05

データ統合の道具箱にデータ仮想化を追加し、組織全体に恩恵を与える

テキサス大学の卒業生である私にとって、土曜の昼にロングホーンズを応援することは何よりも素晴らしい時間です。ライバルのオクラハマ大学に勝利した時は特に素晴らしいものとなります。スポーツとはそのようなものです。誰かが勝利し、誰か敗北します。

しかしビジネスの世界では、勝ち負けよりもWin-Winの方がはるかに望ましい結果になることが多いです。これがデータ仮想化の良いところです。データ統合の道具箱にデータ仮想化を追加することで、データ利用者からデータエンジニアまで、組織の全員が勝利者となれるのです。

私たちは既にこちらの記事でデータ仮想化がデータ統合の道具箱に必須になる理由について説明しました。しかし、適切なツールを持つだけではなく、組織全体のユーザーがデータ仮想化の恩恵を受けるためにはどうすれば良いのでしょうか。

データ利用者にとっての勝利

データ仮想化を利用することで、データ利用者はいくつかの点で恩恵を受けることができます。

ビジネスフレンドリーなデータ

ITスキーマに格納されるテーブル名やカラム名ではなく、ビジネスに適した形でデータを配信します。ビジネス言語での整合性を確保することで、利用者全員の共通認識を合わせることができます。

データ取得までの時間を短縮

分散されたデータソースから最新のデータを取得し、活用することができます。新しいデータリクエストや要件の変化にも素早く対応することができます。

セルフサービスのデータアクセス

データ利用者はデータをさまざまな分析やアプリケーションに適用することに集中できるようになります。一方でテクニカルチームはデータの提供と管理に集中することができます。

データエンジニアにとっての勝利

データエンジニアリングチームもデータ仮想化の恩恵を得ることができます。

ITコストの削減

データ仮想化は物理的なデータハウスとETLによる統合に比べて、わずかな時間とコストで柔軟にデータを統合することができます。データエンジニアリングの需要が減り、データコピーが削減されることで、大幅なコスト削減が可能になります。

強力なガバナンスとセキュリティ

全てのデータのアクセス管理を行います。暗号化やマスキングを含む規制の順守に対応します。

エンタープライズ・スケール

厳しいSLAを満たしながら、多種多様なラインオブビジネス(LOB)、何百ものプロジェクト、そして数千ものユーザーによるさまざまな要求に対応することができます。

そして、データ利用者とデータエンジニアが勝利を収めることで、組織はより早くスマートに行動し、多くの市場で勝利を収めることができるでしょう。まさに”Win-Win-Win”です!

さあ、全員の勝利への準備はよろしいでしょうか?
TIBCO® Data Virtualizationは全てのデータソースへのアクセスを一元化し、より良い意思決定を行うための、エンタープライズ対応の高度なデータ管理ソリューションです。
データ仮想化を利用して勝利を収める方法の詳細については、Next-Generation Data Virtualization Has Arrived. Five innovations that drive greater business value(英語)をご覧ください。

Shannon Peifer

本ブログは2021年1月27日にShannon Peiferが執筆した“Win-Win: Everyone Benefits from Adding Data Virtualization to Your Data Integration Toolbox”の翻訳です。原文(英語)はこちらをご覧ください。

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