2025/02/27

アドバンスド

ヒートマップによる相関関係の可視化

このコンテンツでは、ヒートマップを利用して相関関係を可視化する方法について説明しています。
本コンテンツで利用したバージョンは、Spotfire Analyst 14.0です。ご利用環境によって、一部画面構成が異なる場合がありますので、ご了承ください。

はじめに

Spotfireでは「Data Relationships」を利用して、変数(カラム)間の相関関係を確認できます。

「Data Relationships」の線形回帰では、相関結果の一覧表とマークした変数の組合せの散布図を確認できますが、さらにヒートマップを追加することで、複数の変数間の相関関係をより俯瞰的に把握できます。

ヒートマップによる相関行列の作成方法

サンプルデータ

本コンテンツで利用するサンプルファイルは小・中学校の体力測定に関するデータです。こちらからダウンロードしてください。

「Data Relationships」線形回帰の実行

データをインポート後、メニューバー「ツール」>「Data Relationships…」で設定画面を開き、下記を設定後、「OK」をクリックします。

  • 比較方法:線形回帰(数値対数値)
  • 選択したYカラム:すべてのカラム
  • 選択したXカラム:同上

線形回帰が実行されると、結果のページが新しく作成されます。

相関結果の一覧表の数値から相関の強さを読み取ることもできますが、今回はより俯瞰的に相関結果を確認できるヒートマップを作成します。

デフォルトの結果ページの見方はこちらをご参照ください。

ヒートマップの作成

相関関係を可視化するため、ヒートマップを作成します。ビジュアライゼーションタイプ「ヒートマップ」を選択して追加します。ヒートマップにおいて、下記を設定します。

  • 色:下図参照(正の相関の場合は赤、負の場合は青、相関が大きくなるほど色が濃くなるように設定)
  • データテーブル:Data Relationships
  • セル値(ビジュアライゼーション下側の設定):Avg(R)

更に見やすくするため、プロパティを開き、下記のように設定します。

  • X軸:ラベルを表示「縦方向」
  • 表示:マークされたアイテムに個別の色を使用(※マーカーの色でマークした部分を塗りつぶす色設定に切り替えられます。今回はマーカーの色が青であるため青く塗りつぶされます)

カーソルをヒートマップ上に置くと、指定している変数間の相関係数(R)などを確認できます。

以上のように、ヒートマップを使用することで、変数間の相関関係を可視化できます。

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