2022/11/30

遠隔診療とは?メリットや活用シーンと導入方法を解説

遠隔診療とは、ビデオ通話を利用して医師が患者を非対面で診察することです。コロナ禍において非接触・非対面が推奨されている事情から、病院の診療方法も見直されています。

遠隔診療を導入すれば、感染症対策になるだけでなく、他にもさまざまなメリットを得られます。ここでは遠隔診療のメリットや活用シーン、導入方法について解説します。

遠隔診療とは

遠隔診療とはインターネットで医師と患者をつなぎ、ビデオ通話やチャット機能などを利用して診察をおこなうことを指します。

オンライン診療とも呼ばれ、対面治療と組み合わせておこなわれ、予約から診察、薬の処方までをシステム上で完結することも可能です。

従来は僻地や離島に住む患者が対象とされていましたが、2018年のガイドライン策定と診療報酬改定で、「オンライン診療科」が新設されました。

さらに2020年には、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、原則対面としていた初診でも時限的、特例的な対応としてオンライン診療を導入する方針を発表しました。

インターネットの高速化やスマートフォンやタブレット端末の普及もあり、オンライン診療が普及する環境が整いつつあります。

関連記事:オンライン診療と親和性の高いビデオ通話。IT活用で患者にとってより良い医療の提供を

遠隔診療のメリット

遠隔診療のメリットは主に以下の5つが挙げられます。

  • 患者の通院や治療の継続率が高まる
  • 新規患者の獲得が期待できる
  • 診療をスムーズにおこなえる
  • 院内感染のリスクを回避できる
  • 事務の負担が軽減される

遠隔診療には病院側と患者側双方にメリットがあります。患者は自宅や外出先からでも診察を受けることができるため、診療を受けやすくなるでしょう。

移動に負担のかかる高齢者や通院が難しい方でも、継続して治療を受けることができ、通院や治療の継続率が高まります。

新型コロナウイルス感染症対策の観点から非接触・非対面で診療がおこなえることも大きなメリットといえるでしょう。

詳しくは下記記事でも紹介しておりますので、ご参考にしてください。

関連記事:【医療機関向け】オンライン診療の基本知識とツールの選び方

遠隔診療の現状と課題

遠隔診療の現状は、ニーズがあり導入の環境も整いつつありますが、まだ普及が十分であるとはいえません。また、メリットばかりではなく以下のような課題もあります。

  • 検査や処置が必要なケースには対応できない
  • 緊急性の高い疾患は対応が難しい
  • 遠隔治療を受けるにはある程度のITリテラシーが必要となる
  • 対面に比べてコミュニケーションが取りづらい

課題はいくつかあるものの、ITの発展により今後課題を解決する方法も出てくることが期待されます。

遠隔診療の活用事例

遠隔診療の活用事例として、全国にAGA(発毛・脱毛抑制)クリニックを展開するDクリニックをご紹介します。

Dクリニックは、東京、大阪、福岡、名古屋でAGA(男性型脱毛症)の外来治療を中心に手掛けている自由診療のクリニックです。

治療は基本的に、月1回外来を受診いただき、状態を確認してからお薬を処方するといったものです。専門クリニックのため、遠方からも多くの患者が来院されており、月1回の通院でも負担になってしまうケースもありました。

通院の負担を軽減する方法として、導入されたのがNTTコム オンラインの「ビデオトーク」を活用した遠隔診療です。

月1回の通院で、状況を確認するといっても直接触れて確かめるなどの行為が必要ない場合が多く、対面で様子を伺えれば充分なので、遠隔診療での対応が可能でした。

当初は、初診は必ず外来で、2回目以降は遠隔診療でも可という運用方法でおこなっていましたが、コロナ禍の影響で初診からの遠隔診療が認められたため、初診からの遠隔診療が実現しました。

ビデオトーク > 導入事例 > Dクリニック東京(医療法人社団ウェルエイジング)様

遠隔診療の流れと必要なツール

遠隔診療を実施する際の流れや必要なツールについて紹介します。診察の基本的な流れは以下の通りです。

  1. オンラインシステムや電話で予約を受け付ける
  2. 予約された日時にビデオ通話などを利用し遠隔診療を行う
  3. 領収書と明細書を電子メールまたは、郵便かFAXで患者に交付し、請求を行う
  4. 薬を処方する

遠隔診療をおこなうには、ビデオ通話ができるアプリやツールが必要です。インターネット環境とパソコンやスマートフォン、タブレットなどの通信機器も準備しましょう。

インターネット回線は、スムーズな通信ができるように光回線などの高速で安定した回線がおすすめです。

関連記事:【医療機関向け】オンライン診療の基本知識とツールの選び方

ビデオトークで遠隔診療を実現

ビデオ通話機能を使って、医師が患者を診察する遠隔診療は、患者と医療機関どちらにもメリットがある取り組みです。コロナ禍で非接触・非対面が推奨されている背景もあり、今後の遠隔診療の普及が期待されます。

遠隔診療にはビデオ通話ができるツールが必要となりますが、ツールでお悩みの際はぜひNTTコム オンラインの「ビデオトーク」をご検討ください。

アプリのインストールやアカウント作成などの面倒な手続きが不要で、医療機関側と患者側の双方に負担が少ないのがポイントです。

2週間無料でビデオトークをご利用いただける無料トライアルも実施しておりますので、興味のある方はぜひ一度お試しください。

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