NTTコム オンライン、通販化粧品を対象にしたNPS®ベンチマーク調査2019の結果を発表
~ブランド公式アプリの利用者は顧客体験全般の評価が高くNPS®が高い~

2020年3月26日

  NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン)は、通販化粧品を対象に、顧客ロイヤルティを測る指標であるNPS®ベンチマーク調査を実施しました。この結果、最もNPS®が高いのは、FANCL(ファンケル)となりました。
  業界全体では、ブランド公式アプリの利用有無でNPS®に差があり、利用者は非利用者と比較し、NPS®が大幅に高いことが分かりました。ブランド公式アプリ利用者は、顧客体験全般における満足度が非利用者よりも高く、NPS®を押し上げる結果となりました。

調査結果の詳細はこちらからご覧ください:
https://www.nttcoms.com/service/nps/report/cosmetic/

<調査結果のポイント>

1.通販化粧品部門NPS®1位はFANCL(ファンケル)

  通販化粧品8ブランドのうち、NPS®のトップはFANCL(ファンケル)(-11.2ポイント)となり、最下位の企業との差は22.7ポイントとなりました。8ブランドのNPS®平均は-21.6ポイントとなりました。

2.期待値と満足度のギャップが大きいのは「コストパフォーマンス」と「効果・効能」に

  20の要因別に満足度と重要度を分析したところ、重要度が高いにも関わらず満足度が伸びなかった(重要度と満足度のギャップが大きかった)項目は、「コストパフォーマンス」や「キャンペーンなどの特別割引」、「ポイントの貯めやすさ・使いやすさ」といったコストパフォーマンスに関連する項目と、「効果・効能」や「品質のよさ」といった商品に関する項目となりました。
  1位のFANCL(ファンケル)は、「ポイントの貯めやすさ・使いやすさ」といったコストパフォーマンスに関連する項目や、「品質のよさ」、「使い心地のよさ」などの商品に関する項目、「商品の探しやすさ」、「レコメンドの適切さ」といった情報発信に関連する項目で、高い評価を得ていました。

3.ブランド公式アプリ利用者は体験全般の満足度が高くロイヤルティが高い傾向

  通販化粧品のブランドのうち、公式アプリを提供している6ブランドについて、その利用有無について調査したところ、全体の21.1%がアプリを使用している結果となりました。アプリの利用有無別にNPS®を分析したところ、アプリの利用者はNPS®が0.4ポイントと、非利用者の-28.3ポイントよりも大幅に高い結果となりました。
  アプリの利用者は、非利用者と比較して、20の要因全てにおいて満足度が高く、通販化粧品ブランドの体験全般により高い評価をしていることが分かりました。特に、ギャップ項目となっていたコストパフォーマンスに関連した項目(「コストパフォーマンス」や「ポイントの貯めやすさ・使いやすさ」など)において、アプリ利用者のほうが満足度が高く、非利用者との評価の差が大きい結果となりました。

4.利用の決め手となった情報源1位は口コミ

  対象の通販化粧品を利用する際に決め手となった情報源について調査したところ、1位「家族や友人・知人からのお薦め」(口コミ) (30.6%)、2位「メーカーのサイト・ブログ」(23.9%)、3位「口コミサイト(@コスメなど)や比較サイトでの評価」(20.2%)となり、1位は口コミとなりました。
  年代別に利用の決め手となった情報源を分析したところ、20代および30代では、「家族や友人・知人からのお薦め」(口コミ)(20代39.2%、30代34.1%)や、「口コミサイト(@コスメなど)や比較サイトでの評価」(同33.5%、34.3%)において、ほかの世代よりも割合が高い結果となりました。20代および30代は、他の世代よりも、リアル、ネットともに、より口コミを情報源としていることが分かりました。

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NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
データ&アナリティクス部

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nps-solution@nttcoms.com

https://www.nttcoms.com/service/nps/