銀行業界を対象にしたNPS®ベンチマーク調査2021の結果を発表。NPS®1位はソニー銀行
~上位企業においては、サービスに見合った合理的な手数料の評価が高い結果に~

2021年8月31日

  NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン)は、NPS®ベンチマーク調査2021銀行部門を実施しました。この結果、最もNPS®が高いのは、ソニー銀行株式会社(以下「ソニー銀行」)となりました。
  NPS®上位企業においては、共通してサービスに見合った合理的な手数料への評価が高い傾向がみられました。1位のソニー銀行においては、上記に加え、「お客様に寄り添う姿勢・大切にする姿勢」や「ニーズを満たす商品のラインナップ・商品の魅力」など、複数の項目において業界トップの評価を得て、高いロイヤルティを実現しました。

調査結果の詳細は以下無料ダウンロード資料にてご覧いただけます:
https://www.nttcoms.com/service/nps/report/bank/inquiry/

【NTTコム オンライン NPS®ベンチマーク調査2021】
今後のリリース予定:動画配信サービス、他

<調査結果のポイント>

1.銀行部門のNPS®1位はソニー銀行

  銀行13行のうち、NPS®のトップはソニー銀行(-33.1ポイント)、2位は住信SBIネット銀行(-34.8ポイント)、3位は新生銀行(-42.2ポイント)となりました。トップ行とボトム行との差は36.0ポイント、13行のNPS®平均は-49.1ポイントとなりました。

図:銀行業界におけるNPS®の分布

2.業界全体としては「サービスに見合った合理的な手数料」が課題となる一方、NPS®上位企業においては高い評価

  銀行業界のロイヤルティの要因を分析したところ、業界全体において、ロイヤルティを醸成している主要な要因は、「企業イメージ・ブランドイメージのよさ」と「問い合わせ時の応対のよさ」となりました。
  ロイヤルティを高めるために優先的に改善すべき項目は「お客様に寄り添う姿勢」や「担当者の提案力・ヒアリング力」などの担当者に関連した項目が多く見られました。また「商品の魅力や合理的な手数料」も課題となりました。一方、NPS®上位企業においては、業界全体としては課題となった「サービスに見合った合理的な手数料」への評価が高い傾向が見られました。
  「店舗・ATMの利便性」や「手続きの簡単さ」、「ネットバンキングの使いやすさ・わかりやすさ」、「公式アプリの使いやすさ・分かりやすさ」といった使いやすさ・ユーザビリティに関する項目は、「あって当たり前品質」として、ロイヤルティのベースとなる項目となりました。

図:業界全体のロイヤルティ要因分析(ドライバーチャート)
※詳細はダウンロード資料をご参照ください:https://www.nttcoms.com/service/nps/report/bank/inquiry/

  NPS®上位企業においては、「サービスに見合った合理的な手数料」への評価に加え、ソニー銀行は、「お客様に寄り添う姿勢・大切にする姿勢」や「ニーズを満たす商品のラインナップ・商品の魅力」など、複数の項目において業界トップの評価を得て、NPS®1位となりました。また、NPS®2位の住信SBIネット銀行においては、「他の金融機関との連携の良さ・使い勝手の良さ」や「公式アプリの使いやすさ・分かりやすさ」での高評価が、NPS®3位の新生銀行においては「担当者の説明のわかりやすさ(商品の特性、手数料、リスク・リターン等)」といった、担当者に関する項目が、ロイヤルティを醸成する結果となりました。

3.SDGsの取り組みを考慮する利用者が38.3%に

  今後、取引を増やす銀行や、新たに取引をする銀行を検討する上で、その銀行のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを考慮すると思うかを調査したところ、「非常にそう思う」、「そう思う」、「まぁそう思う」、と回答した利用者の割合は合計で38.3%となりました。約4割弱の利用者が、SDGsへの取り組みを意識しており、今後、各行のSDGsへの取り組みが、取引に影響を及ぼす可能性が示唆される結果となりました。

図:今後取引を増やす・新たに取引をする銀行を検討する上で、
その銀行のSDGsへの取り組みを考慮すると思うか

4.普通預金残高、資産運用残高ともに、ロイヤルティが高いほど残高も多い傾向に

  対象の銀行における平均の普通預金残高および資産運用残高を調査したところ、推奨度が高いほど、平均残高も高い傾向が見られました。普通預金残高、資産運用残高ともに、「推奨者」(推奨度が「9」~「10」の回答者)は、「批判者」(推奨度が「0」~「6」の回答者)の2.0倍高い結果となりました。

図:NPS®セグメント別普通預金残高(左)資産運用残高(右)
(批判者を「1」とした場合)

お問い合わせ先

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
マーケティング・アナリティクス部

nps-solution@nttcoms.com

https://www.nttcoms.com/service/nps/