2020/11/06
チュートリアル
このコンテンツでは、散布図を例にSpotfireの便利な機能について説明していきます。
散布図の作成方法がわからない場合は、こちらの記事(散布図の作成方法と回帰線の引き方)をご参照ください。なお、本コンテンツで利用したSpotfireのバージョンは10.10/11.4です。ご利用環境によって、一部画面構成が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
本コンテンツで利用するサンプルファイルは、こちらからダウンロードしてください。
Baseball.dxpファイルをダブルクリックすると、Spotfireが起動します。
ビジュアライゼーションタイプのアイコンから「散布図」をクリックします。
作成された散布図は自動的にさまざまな設定がされています。
今回は、横軸がHome Runs、縦軸がHitsの散布図を作成します。(色の基準はデフォルトでPositionが選択されていますが、今回は削除して「なし」にしています。)
Spotfireではドラッグアンドドロップで一通りの操作が可能ですが、詳細な設定はプロパティを使用します。色やラベルの設定、書式設定等が可能です。ビジュアライゼーションタイプによっては、異なるプロパティの項目があります。
グラフ上で右クリックするとメニューが表示されますので、一番下の「プロパティ」を選択します。
一度設定したトレリス(格子)などを解除するとき、プロパティを使用します。設定されているカラム上で右クリック→「削除」を選択してください。
作成したページはパワーポイントに出力が可能です。
「ファイル」→「エクスポート」→「Microsoft PowerPointへ」を選択してください。
ページ指定して出力するか、もしくは全てのページを一度に出力できます。
グラフだけでわかりづらい場合はテキストエリアにコメントを書き込むことができます。
ビジュアライゼーションタイプからテキストエリアを選択してください。
テキストエリアにはコメントだけでなく、画像やフィルターの追加も可能です。
カスタム演算式や計算カラムで、様々な関数を使用可能です。特に使用頻度の高い関数を説明します。
& | 文字列を連結します。 |
Left | 文字列を左から〇文字切り取ります。 |
Right | 文字列を右から〇文字切り取ります。 |
Mid | 文字列を×文字目から〇文字切り取ります。 |
Find |
文字列の中から文字を検索し、その位置を返します。 主にmidやright,left関数と共に使用します。 |
Len | 文字列の長さを返します。こちらもfindやmidと使用することが多いです。 |
RxReplace | 文字列を正規表現で処理します。 |
Substitute | 文字列の単語を置換します。 |
Trim | 文字列先頭・末尾の空白を削除します。 |
Unique Concatenate | 文字列の固有値を連結します。ラベルに使用することが多いです。 |
Ceiling | 引数を最も近い自然数に切り上げます。 |
Floor | 引数を最も近い自然数に切り下げます。 |
Mod | 除算した余りを計算します。 |
Product | 引数の積を計算します。 |
Avg | 平均値を計算します。 |
Count | 引数のカラム内の空でない値の数を計算します。 |
Max | 最大値を計算します。 |
Median | 引数の中央値を計算します。 |
Min | 最小値を計算します。 |
StdDev | 最小値を計算します。 |
UniqueCount | カラム内の空でない固有値の数を計算します。 |
Case | 複数の条件分岐ができます。 |
If | 条件分岐ができます。 |
DateAdd | 感覚を日付、時刻または日付時刻に追加します。 |
DateDiff | 日付時刻カラムの間の差異を計算します。 |
DateTimeNow | 現在時刻を返します。 |
DatePart | 日付や時刻、日付時刻の指定部分を返します。 |
Rank,DenseRank | 共にランキング順位を返す関数です。順位付けやソート順序に使用することが多いです。 |
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