2024/06/14

アドバンスド

ダッシュボードの目次作成

このコンテンツでは、ダッシュボードの目次を作成する方法について説明しています。
本コンテンツで利用したバージョンは、Spotfire Analyst 14.0です。ご利用環境によって、一部画面構成が異なる場合がありますので、ご了承ください。

はじめに

分析ファイル内のページが多く、見たいビジュアライゼーションを探す際に時間がかかっていませんか?本コンテンツでは、アクションコントロール機能を用いて任意のページまたはビジュアライゼーションに移動できる目次ページを作成します。

アクションコントロールとは

アクションコントロールは、テキストエリアでコントールタイプ(ボタン、リンク、イメージ画像)に動作を埋め込む際に使用します。アクションコントロール機能は分析ファイルのページまたはビジュアライゼーションに移動する以外にIronPythonやPythonデータ関数を実行させるカスタムアクションの追加などができます。Pythonスクリプトの埋め込み方法は過去の記事で紹介していますので、ご興味ある方はご確認ください。

使い方デモ

今回のデモでは、既に作成されている「面内分布」「歩留まりトレンド」「Deta Relationships」それぞれのページに移動できる目次を3つのコントールタイプ(ボタン、リンク、イメージ画像)を使用して作成します。

アクションコントロールの挿入方法

Spotfire画面左のオーサリングバーから「ビジュアライゼーションタイプ」>「テキストエリア」を作成します。テキストエリア右上の鉛筆マーク >「アクションコントロールの挿入」アイコンを選択し、アクションコントロールウィンドウが開きます。

ボタンの作成方法

「面内分布」ページに移動するボタンを作成します。
「アクション」>「表示テキスト」にボタンに表示するテキストを入力し、「コントロールのタイプ」をボタンに設定します。

次に、移動するページを指定します。
「実行可能なアクション」> ページ及びビジュアライゼーション > 面内分布を選択した状態で「追加」をクリックします。「選択したアクション」に移動先が記載されていることを確認して「OK」を押すことで、移動先の設定が完了します。

任意のビジュアライゼーションに移動したい場合は、ページの一段下にあるビジュアライゼーションを選択してください。下記の画像では「面内分布」ページの散布図を指定しています。

「テキストエリアを編集」ウィンドウの保存ボタンをクリックすると、ボタンが作成されます。

ボタンを使用した目次ページの例

リンクの作成方法

指定したページに移動するリンクを作成します。任意の文字に対して、リンクの埋め込みができます。

テキストエリアに「1.面内分布の確認」と書き、「面内分布」ページ にリンクを埋め込みます。
テキストエリア上の「画面分布」の文字列を選択した状態で、
「アクションコントロールの挿入」アイコンをクリック > コントロールタイプを「リンク」に設定 > 「実行可能なアクション」で「面内分布」を追加してOKを押します。上記のボタン作成時と同様に、「テキストエリアを編集」ウィンドウ左上にある保存マークを押してリンクの埋め込みができます。

リンクを使用した目次ページの例

イメージ画像の作成方法

任意のイメージ画像をクリックした際に、指定したページまたはビジュアライゼーションに移動します。
今回のデモでは下記の画像をクリックした際に、「面内分布」ページに移動するように設定します。

アクションコントロールウィンドウの「コントロールのタイプ」をイメージに変更します。
次に参照ボタンをクリックして、画像をアップロードします。「実行可能なアクション」で移動先のページまたはビジュアライゼーションを設定し、OKを押します。

「テキストエリアを編集」ウィンドウの保存ボタンをクリックすると、画像が作成されます。画像をクリックすることで移動できます。

イメージを使用した目次ページの例

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