2024/07/11
アドバンスド
このコンテンツでは、ビジュアライゼーションの表示領域の変更を防ぐTipsについて説明しています。
本コンテンツで利用したバージョンは、Spotfire Analyst 14.0です。ご利用環境によって、一部画面構成が異なる場合がありますので、ご了承ください。
Spotfire画面において、分析画面の作成時とは異なるモニターサイズに投影した際に、ビジュアライゼーションの表示領域が変更されて見づらくなってしまった経験はないでしょうか。
本コンテンツでは、ビジュアライゼーションの表示領域の変更を防ぐためのTipsとして以下2つの方法をご紹介します。
1つ目はビジュアライゼーション領域のサイズをユーザ側で指定する方法です。
Spotfireではビジュアライゼーション領域全体のサイズを固定できます。
メニューバー「ファイル」>「文書のプロパティ」を選択し、「全般」タブの「キャンバスエリアのサイズ」からカスタムサイズを指定できます。
こちらの機能を使用することで、異なるサイズのモニターに投影した際も、作成した分析画面を同じレイアウトで確認できます。
また、分析画面をPDFにエクスポートする際など、モニター画面の大きさによってレイアウトを調整する必要がなくなります。
補足として、下図のように設定したサイズによって画面の表示が変わります。
2つ目の方法はビジュアライゼーションエリアのロックです。こちらは特定のビジュアライゼーション領域サイズを固定できます。
メニューバー「ビジュアライゼーション」>「ビジュアライゼーションの配置」を選択して、「ビジュアライゼーションエリアをロック」をクリックすることで、ロック(固定)するビジュアライゼーション領域を選択できます。
ユースケースとしては、ユーザ側がボタンなどをクリックするための管理画面をテキストエリアに作成した際、モニターのサイズに依らず、見やすい表示幅に固定することができます。
分かりやすくするため、順を追って図で説明をします。
下図の赤枠は管理画面を作成した際の表示幅です。
管理画面を作成した際よりも大きなモニターで投影をすると、表示幅が広がり、ドロップダウンリストの位置などがずれてしまっていることが分かります。
管理画面の作成時点(①)でビジュアライゼーションエリアをロックします。今回は作成した管理画面をページの左側にロックします。
その後、大きなモニターで表示をすると、②のようにドロップダウンリストの位置などが崩れることなく表示幅を固定できています。
また、これによりユーザが誤って管理画面のサイズや位置を変更することを防げます。
このように一部のビジュアライゼーションを固定したい場合、簡単に行うことができます。
以上のようにSpotfireではビジュアライゼーション領域のサイズ指定やエリアのロックにより、表示領域の変更を防ぐことができます。
前の記事
ダッシュボードの目次作成【アドバンスド】最新の記事