2025/06/30

アドバンスド

表記ゆれの解消(マーク操作によるグルーピング)

このコンテンツでは、Spotfireで行える表記ゆれの解消について説明しています。
本コンテンツで利用したバージョンは、Spotfire Analyst 14.0です。ご利用環境によって、一部画面構成が異なる場合がありますので、ご了承ください。

はじめに

Spotfireではマーク操作で行うグルーピングにより、表記ゆれがあるデータ(表記が異なる同一の対象)を一つにまとめることができます。例えば、下図の左のように「clean」と「Clean」で同じ意味であっても表記が異なる際には、「CLEAN」と統一できます。

マーク操作によるグルーピング方法

サンプルデータ

本コンテンツでは、製造プロセスに関するサンプルデータを利用します。こちらからダウンロードしてください。

実施方法

まずはデータをインポートし、データテーブルを表示します。製造プロセス名などを含むサンプルデータです。

次に、「Process_Name」列のデータを確認するため、棒グラフを作成します。データを見ると、「アッセンブリ」と「組み立て」のように、同じ意味のプロセス名が異なる表記で複数存在していることが分かります。

表記を統一するため、棒グラフ上で「アッセンブリ」「組み立て」「組立」の3項目をマークして右クリック > 「マークされたカテゴリからグループ化」を選択します。

※「Ctrl」または「Shift」キーを押しながら選択すると複数選択できます。

「マークされたカテゴリからグループ化」ダイアログが表示されるため、グループに与える名前に「組立」と入力し、「OK」をクリックします。

これで、3つの表記が「組立」に統一されました。棒グラフの軸を見ると「Process_Name(グループ化)」と表示されており、新たにカラムが作成されていることが分かります。

さらに別の表記も統一したい場合は、同様の手順で対象をマークし、「マークされたカテゴリからグループ化」でグループ名を指定することで、「Process_Name(グループ化)」の値が上書きされます。

以上のように、Spotfireでは簡単に表記ゆれの解消ができます。

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