2020/06/30

アプリ開発・制作

会員証アプリを開発するときに押さえたいポイント

スマートフォンなどで見られる、会員証アプリのダウンロード数が増えています。
デジタル会員証には、紙のカードでは得られない魅力が満載です。適切に導入すると、店舗側、顧客側の両方でメリットが得られるでしょう。

ここでは、会員証アプリのメリットを踏まえ、売上アップが見込めるサービス内容、導入時に押さえておきたいポイントについて紹介します。

会員証アプリの開発を進める企業が多数、なぜなのか?

会員証アプリの導入をするとなると、開発コストや時間が必要になります。それでも、多くの企業が会員証アプリの開発を進める理由はなんでしょうか。
店舗目線と顧客目線から、会員証アプリのメリットについて説明します。

店舗目線でのメリット

まず、レジの時間を短縮できるというメリットがあります。
紙の会員証だと、顧客がカードを出す際に手間がかかります。多くのカードを持つ人ほど、カードを探しだすのに時間がかかるからです。
一方、スマートフォンで会員証を表示してスキャンする方法ならば、カードを探しだす手間もないのでレジの時間を大幅に削減できます。

情報管理の簡易さにも注目してみましょう。
紙の会員証や名簿は、保管が大変です。
さらに、忙しい接客中に、情報変更に対応するのは難しいでしょう。

ときには更新を忘れ、顧客との接点を失うかもしれません。特に、チェーン店のように数多の顧客を抱える店舗ほど、情報管理が難しくなります。
会員証アプリを導入すると、そのような情報管理にまつわる負担を軽減できます。

顧客目線でのメリット

会員証アプリは、持ち運びが簡単です。
紙の会員証はかさばるので、使用頻度が低いカードは財布に入れないという人も少なくありません。
店舗で買い物をしたのに会員証を持ち合わせておらず、ポイントを取り損ねたという経験がある人もいるでしょう。
会員証アプリは、スマートフォンさえ持っていれば速やかに提示できるので、持ち運びの煩わしさから解放されます。

また、紛失のリスクも減ります。
多くの紙の会員証を持っている人は、管理が大変でしょう。うっかり住所や電話番号を載せた会員証を失くしてしまうと、セキュリティが不安です。
一方、会員証アプリならばスマートフォン1台で管理でき、アクセスも簡単です。仮にアプリをアンインストールしても、アカウントとパスワードさえ覚えておけば再度情報を取得でき、便利です。

会員証アプリで実現できる3つのこと

会員証アプリを導入すると、「顧客情報管理」「購買履歴と会員情報の紐づけ」「販促活動」に役立ちます。会員証アプリ導入に向けて、詳細をチェックしましょう。

1)顧客管理ができる

顧客情報を取得するために、まずは会員登録をお願いしましょう。
ひとたび情報を入力してもらえれば、プッシュ通知を使った情報配信も可能です。

会員証アプリで会員登録をしてもらおう

まずは、顧客のスマートフォンに会員証アプリをダウンロードしてもらいましょう。
店舗内にQRコードを設置したり、店舗サイトにリンクを貼ったりしてダウンロードしやすい環境を整えます。

なお、「情報を入力するのに手間がかかり面倒である」という意見もあるかもしれません。
顧客の負担を軽減するために、会員登録することで得られる見返りを用意しておくと良いでしょう。たとえば、その場で割引クーポンが発行されるなどの特典が考えられます。

紙で個人情報を保管する必要がなくなる

紙の名簿は、管理するのに神経を使います。
紛失や破損はもちろんのこと、名簿に余白がなければ、名前・住所変更の際に訂正するのも一苦労でしょう。
パソコンを使って修正する場合でも、情報変更のたびに修正して印刷し直すのでは、時間がもったいないです。
このように、紙の名簿管理は従業員に負担をかけます。
顧客情報をペーパーレス化して、接客業務に集中してもらいましょう。

会員情報をセキュアに管理できる

紙の名簿は、情報漏洩のリスクが高いです。
たとえば、持ち出されコピーされたとしても、気がつきにくいでしょう。
一方、会員証アプリでは情報をデジタル管理するため、効率的に管理できセキュリティ面で紙より期待できます。
顧客情報に閲覧制限をかけ、パスワードも設定しましょう。
加えて、閲覧履歴のログが残るので、どの端末やアカウントから顧客情報にアクセスされたかを割り出せます。 このように、顧客情報を守るためにも会員証アプリは有効といえるでしょう。

会員証だけでなく、情報配信も可能になる

顧客情報を、情報配信にも活用しましょう。
プッシュ通知機能を使うと、スマートフォンの画面に割引クーポンやセール情報などを、ポップアップで表示します。

2)購買履歴と会員情報を紐づけて管理できる

会員証アプリでは、どのように購買履歴と会員情報を紐づけるのでしょうか。
POSレジの役割も踏まえ、ポイント還元やクーポン配信などによる顧客の囲い込み効果についても説明します。

バーコード提示によるアプリ会員証読み込み

レジで会員証アプリのバーコードをスキャンすると、会員情報にアクセスできます。
なお、会員証アプリを読み込むにはPOSレジを用意する必要があります。

POSレジで購買履歴と会員番号を管理できる

POS(Point Of Sales)レジは、おつりの計算やお金の保管に役立つだけではなく、情報を収集し、分析する役割をも果たします。
会員証アプリに表示された顧客固有のバーコードをPOSレジが読み取ると、どのような人が商品を購入したかわかります。
この商品はどういった人に需要があるのか、年齢や性別、職業など、多くの情報を獲得できるでしょう。さらに、売れた時間や販売総数などもわかります。
このように、会員証アプリとPOSレジを組み合わせると、売上にまつわる多くの情報を得られます。

購買履歴に応じたポイント還元ができる

会員証アプリでは、これまで蓄積したポイントを瞬時に確認できます。
レジでポイントの有効期限を伝えたり、端数分のみポイントを使うなど柔軟な活用ができるでしょう。
また、顧客自身がアプリからポイント履歴を確認できることも見逃せません。簡単に確認できるので、ポイントが失効するリスクを防げます。
紙の会員証だと、どれほどポイントが貯まっているか確認しにくい場合も。ときには、メールや電話で問い合わせなければいけないなど、顧客に面倒な負担を強いることもあるでしょう。

さらに、購買金額に応じたクーポン配信も可能に

購買金額と顧客情報を紐づけることで、金額のグレードに応じたクーポン配信も可能です。
店舗を利用するほど買い物で優遇されるので、顧客にとって大いにメリットがあるといえるでしょう。
このように、購買履歴と会員情報を紐づけると、売上にまつわるデータを収集できます。また、タイムリーなポイント還元、常連客に優しいクーポン制度などを採り入れることで顧客満足度も向上するでしょう。
最終的に、顧客の囲い込みに効果を発揮します。

3)再来店の促進、売上アップにつながる

会員証アプリで得た情報をもとに、顧客に再来店を促したり、売上アップのための施策を検討したりしましょう。

食材や日用品を扱う店舗を除いて、雑貨や嗜好品を取り扱うお店、レストランなどでは再来店が難しいことも。再来店を促すために、顧客に合わせたコンテンツを発信してはいかがでしょうか。
たとえば、主婦に対しては、家事や育児に関するコンテンツが効果的です。
顧客に合った内容であるほど注目されやすく、来店してもらいやすいでしょう。

会員属性や購買履歴に合わせて限定クーポン配信も可能

顧客によって、注目度の高い商品は異なります。
したがって、顧客全員に同じクーポンを発行しても、一部の人の反応しか期待できません。それぞれの顧客の購入履歴に応じて、限定クーポンや特典を提供しましょう。
たとえば、リピート購入の際に役立つ割引クーポンの通知などが挙げられます。

蓄積した会員情報や購買情報をもとにデータの解析もできる

データ解析することで、売上アップにつながります。
データには、会員証アプリやPOSレジを使って集められる会員情報や購買履歴のほかに、SNSの情報や、カスタマーセンターに寄せられたクレームなども挙げられます。
また、天候や交通機関の運行状況などのような外部情報も、解析対象データの一つです。
これらの多種多様なデータを結び付けてビッグデータを分析・解析すると、売上アップの鍵が見えてくるでしょう。

データ活用で、顧客属性ごとの売上やクーポンの利用傾向が見える

顧客属性別に売り上げやクーポンの利用傾向を見ると、売上アップに効果的な戦略が見えてきます。顧客それぞれに応じた対策も重要ですが、顧客属性ごとの傾向も見ていきましょう。

自社の傾向をもとに、施策を検討できるようになる

チェーン店などが新しい店舗をオープンするときにも、会員証アプリで得た情報が役立ちます。そのエリアで見込める顧客属性を調べ、マッチする商品のラインナップや、キャンペーンを企画しましょう。

会員証アプリ導入時に押さえておきたいポイント

会員証アプリにはさまざまな種類があります。
導入が成功するように、押さえておきたいポイントについて説明します。

会員証アプリ導入の目的を明確にしよう

目的に応じて、最適な会員証アプリは変わります。
ただ紙の管理をやめたいだけでしょうか。それとも、顧客情報と販売履歴を結び付け、売上アップのための施策を練るためでしょうか。まずは、導入目的を明確にしましょう。

おそらく、ただ紙のスタンプカードをアプリで運用したいだけ、という店舗は少ないでしょう。
顧客自らが会員証アプリに登録した会員情報を活用するには、基本的にCRM(Customer Relationship Management)も必要です。CRMには、情報を通知する機能や、顧客からの問い合わせ内容をカテゴライズして分析する機能、任意の条件に当てはまる顧客を検索する機能などさまざまな機能があります。目的に応じて、最適なCRMを選びましょう。
また、メールなど外部のサービスと連携するCRMの場合は、互換性もチェックしてください。

コストはトータルコストで考えよう

アプリの価格だけで比較検討してしまうケースもあります。しかし、実際に運用すると、データベースの保守費用やPOSレジとの連携開発費用なども発生すると想定されます。
導入計画にあたって、トータルコストを考えましょう。

店舗オペレーションが煩雑にならないように注意しよう

店頭で会員証アプリのバーコード画面を読み取れば、一瞬で顧客情報を読み取れます。
しかし、人によっては操作に慣れるまでに時間がかかることも。煩雑な操作は避けた方が良いでしょう。
従業員が操作しやすいようにマニュアルを作成したり、教育をしたりなどして対策するのもおすすめです。

お客様への周知をしっかり行いましょう

特に、既存のスタンプカードを廃止する場合には、事前に顧客へ周知しておく必要があります。これまで貯めたポイントの有効期限や交換内容についても、伝えるとよいでしょう。
店頭で伝える、サイトに掲示する、場合によってはダイレクトメールを発送するなどして対応してください。

おわりに

会員証アプリの魅力がわかったところで、会員証アプリの導入を本格的に検討しましょう。
会員証アプリは、ポイントを貯めるだけのツールではありません。顧客情報を活用できるという点では、紙のスタンプカードよりも優れているといえるでしょう。

会員証アプリの活用で顧客管理をしよう

会員証アプリの活用で顧客管理をしましょう。
紙の名簿で情報を管理するよりもセキュリティ面で安心です。加えて、データの更新が簡単というメリットもあります。

また、会員証アプリの顧客情報を販売履歴と結びつけると、売上アップに効果的な施策がわかります。個人のニーズにあったクーポンや特典を用意し、それらの情報をプッシュ通知で表示させると良いでしょう。

プッシュ通知ではスマートフォンをロックしていても表示されるので、メールマガジンのように多くの情報に埋もれる心配がありません。また、顧客層ごとの特性を把握するのにも便利でしょう。

さらに、新しく店舗を立ち上げる場合には、蓄積された情報を活用できます。新規店舗を活用する顧客層をチェックし、ニーズが高いと思われる商品の取扱量を増やしたり、宣伝方法を工夫したりして、集客力を高めましょう。

会員証アプリの導入はNTTコム オンラインにご相談ください

会員証アプリの導入はNTTコム オンラインにご相談ください。
NTTコム オンラインでは、ネット上でポイントカードやスタンプカードを発行できます。店舗の利用状況やポイント残高が一目でわかるので、顧客にとってもメリットがある会員証アプリができるでしょう。

また、スクラッチ機能のように、楽しみながら販促に導く機能も搭載可能です。
ほかにも、会員証アプリとCRMツールを組み合わせ、集客・販促に効果があるシステムを構築します。
詳細は、機能紹介や導入事例などをご覧ください。

さらに店舗アプリ開発だけではなく、POSレジなど外部サービスとの連携も承っております。また、運用もサポートいたします。アプリのバージョンアップや、顧客データベースの管理もお任せください。
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