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2020/09/17

アプリ開発・制作

「アプリ」と「Webサイト」の違いとおすすめの使い分け

SNSでクチコミを広めたり検索で上位に表示されたりすれば、多くの見込み客を店に呼び込むことができます。そういったネットでの集客や販促の場合、利用の窓口となるのはスマホアプリ(以下:アプリ)とWebサイトです。

とはいうものの、アプリとWebサイトの違いについてよく分からない、という人もいるかもしれません。そこで今回は、アプリとWebサイトはそれぞれどういうものなのか、利用の際の通信状況の違いや上手な使い分け方について詳しく紹介します。

「アプリ」と「Webサイト」正しく理解できていますか

まずはアプリとWebサイトはそれぞれどういうものなのか、その違いについて解説します。

分かりやすく違いを解説!

アプリとはアプリケーションの略であり、スマホやタブレットなどのデバイス上で起動するソフトウェアのことです。アプリはソフトウェアなので、使用するためにはまずインターネットからダウンロードしなければなりません。

ダウンロードが完了すると、ホーム画面上にアイコンとして表示されます。アプリ内には商品画像の掲載やセール通知、クーポン配布などのコンテンツを掲載します。そうしてコンテンツが更新されると、アイコンにそのことを知らせる表示がされるのです。

アプリはホーム画面上に常に表示されるため、ダウンロードされることでユーザーに親近感を感じてもらいやすくなります。

一方、Webサイトはブラウザ上に表示されるホームページです。Webサイトにはアプリのようにわざわざダウンロードしなくても見込み客に訪れてもらえるチャンスがあります。インターネットで店舗のホームページにアクセスしてもらうだけでよいからです。そのため、Webサイトにはアプリのような心理的ハードルがありません。また、まだ店舗のことをよく知らない見込み客に広くアピールができます。

ただし、Webサイトはブラウザを閉じれば画面上から消えてしまいます。せっかくサイトに来てもらえたとしても、それが次につながらないかもしれない、というリスクがあるのです。

アプリであれWebサイトであれ、開発するためにはそれなりのコストがかかります。また、開発後の運用コストもあらかじめ考慮に入れておかなければなりません。もちろん、集客や販促のために両方とも用意できればそれに越したことはないでしょう。しかし、そこまでの余裕がないという企業や店舗も多いかもしれません。

そこで、企業や店舗側は両者のメリットとデメリットをしっかり比較し、どちらのシステムが自分たちの行いたいマーケティングにより合っているのかを考えておくことが大切です。

「アプリ」の特徴とメリット・デメリット解説

それでは、まずはアプリにはどのような特徴とメリット、デメリットがあるのかについて説明します。

アプリの特徴

アプリの特徴は、なんといってもソフトウェアであることです。そのため、アプリを利用するにはまずストアでダウンロードし、スマホやタブレットといった手持ちのデバイスの端末内にインストールする必要があります。

アプリには2つの種類があります。

1つ目はネイティブアプリと呼ばれるアプリです。ネイティブアプリは見た目が綺麗で操作性が高く、処理速度も速い一方で開発費用が高い傾向があります。

2つ目はハイブリッドアプリです。ハイブリッドアプリはWebを併用したアプリを指しており、多くの小売店が公式アプリとして採用しています。開発費が比較的安価で見た目・操作性もネイティブアプリと比べて大きく劣らないところが魅力です。

アプリのメリット・デメリット

アプリのメリットはアイコンとして常に画面に表示されることです。ダウンロードされるとスマホやタブレットの画面を見るたびに会社や店舗のロゴアイコンを見てもらえるので親近感が高まります。

また、アプリであればWebサイトのようにまずブラウザを立ち上げてからショップページに行く、という動作が必要ありません。アイコンをタップしてアプリを起動するだけ、ワンタッチ・ワンステップなので手軽です。

さらに、アプリにはプッシュ通知機能があります。セールなど特別な情報を店舗側からユーザーに知らせたいとき、この機能を使えば直接メッセージがあることを伝えられるのです。またターゲットを絞ったプッシュ通知に対応しているアプリも多く、マーケティングにも活用できます。

一方、アプリのデメリットとして挙げられるのは、最初にダウンロードしてもらうまでのハードルが高い、ということです。

ネット上で誰でも見れるWebサイトとは違い、アプリが活用されるためにはダウンロードされなければなりません。ソフトウェアであるアプリはダウンロードされなければ意味がないのです。そのため、リリースした際にはダウンロードされるための何らかの対策が必要となるでしょう。

また、アプリはダウンロードやアップデートの際には膨大な通信量が必要となります。コンテンツの容量が多すぎるとこの通信がユーザーに大きなストレスを与えることになってしまいます。重すぎるアプリになってしまわないよう、コンテンツを適切に管理することが運営する際の大きなポイントです。

「Webサイト」の特徴とメリット・デメリット解説

次に、Webサイトにはどういった特徴やメリット・デメリットがあるのでしょうか。詳しく解説します。

Webサイトの特徴

Webサイトとは、ブラウザ上で閲覧できるホームページです。そのため、Webサイトはインターネットができる環境にあれば誰でも閲覧できます。ただし、Webサイトはアプリに比べるとプッシュ通知のようなメッセージを配信し能動的に情報配信ができません。どうしてもメインはページ内の記事を読むことになってしまいがちなのです。

Webサイトのメリット・デメリット

Webサイトのメリットは、閲覧してもらうまでのハードルが低い、ということです。アプリのようにあらかじめダウンロードされていなくてもユーザーが自社のページにたどり着きやすいのです。

広告を出したり検索サイトにおけるSEO対策をしっかり行ったりすることで、無名の企業や店舗でもアクセス数を伸ばすことができます。そうすることで、まだ自社のビジネスについてよく知らない人に知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

これから自社の知名度を上げていきたいのであれば、いきなりアプリをリリースするよりもまずはWebサイトを立ち上げた方が賢明です。

ただし、Webサイトではユーザーが固定客になりにくい、というデメリットもあります。Webページはブラウザを閉じてしまうともう見ることができないからです。再び自社のページに訪れてもらうためには、もう一度検索サイトから探してもらうか、あるいはリンクから飛んで来てもらわなければなりません。とりわけ知名度の低い企業やサービスの場合、情報の波に流されてしまうリスクがあります。

Webサイトは一度商品やサービスを購入してもらったらそれで終わり、ということになりがちです。Webサイトをきっかけに店舗に訪れてくれた顧客をどのようにしてリピーターになってもらうのか、といった戦略を考えておくことが大切です。

「アプリ」と「Webサイト」最適なコンテンツの置き場所

用意したコンテンツを活用する際、アプリの方がいいのか、それともWebサイトの方がいいのかはどういったコンテンツをユーザーに提供したいのかによって異なります。ここからはコンテンツの視点からチェックすべきいくつかのポイントについて解説しましょう。

ポイント1 更新頻度

Webサイトが検索サイトで上位に表示されるには更新頻度が多いほどよい、といわれています。そのため、Webサイトを運営するのであれば頻繁に情報を更新することが大切です。とはいっても、どんな情報でもよいというわけではありません。

例えばGoogleは2014年5月に「更新頻度よりも品質を重視する」といった旨の発表をしています。そうしたことからも、サイトの品質向上につながる更新を心がける必要があります。

ポイント2 誰に閲覧して欲しいコンテンツなのか

一方、アプリの場合はコンテンツの更新頻度や内容の質よりも機能そのものの方がより重要です。なぜなら、アプリはSEO対策をしなくてもホーム画面に常に表示されているからです。また、アプリはダウンロードしてくれている時点で既に会社や店舗、ブランドに関するある程度の理解や共感をしてくれていると考えられます。

そうしたことからも、アプリを運営する際にはセール情報の通知やクーポン配布など、アプリそのものの機能性、操作性を高めていく方が効果的だといえるでしょう。アプリの場合、そうした機能の活用につながるコンテンツが効果的です。

ほかには、チラシやよくあるご質問に関するコンテンツは広く多数のお客様に閲覧して欲しい意図で作成するのもですので、アプリよりもWebサイトへ掲載することがおすすめです。

ポイント3 既存コンテンツの活用

既にブログやオウンドメディア上にある程度のコンテンツがあるという場合には、それらの既存コンテンツを再利用することでアプリやWebサイト運営の手間やコストを大幅に削減できます。ただし、どんなコンテンツでもよいというわけではありません。アプリであれWebサイトであれ、ユーザーの利用状況に合わせたグランドデザインを組み立てることが大切だからです。

そのためには、ユーザーがアプリやWebサイトでどういった行動をしているのかのデータをとっておく必要があります。それらのデータを分析して運用に活かしましょう。

運用しやすいスマホアプリを作るには

アプリはダウンロードされると常に端末のホーム画面に表示されるため、Webサイトのような更新作業は必要ありません。しかし、定期的なアップデートなど保守・維持していく作業が必要です。そこで、ここからはリリース後に運用しやすいアプリにするためにはどういったことに気をつけるべきか、詳しく解説します。

アプリの目的を明確にして必要な機能を

重要なポイントは、そのアプリは一体どういったことが目的なのかを明確にしておくことです。

一口にアプリといってもできることはさまざまです。だからといってアプリ内に機能を詰め込みすぎると、容量が重すぎるアプリになってしまいます。また、なんのためのものかよく分からないアプリではユーザーの使用率が低下してしまいます。

自社のアプリをスマホにダウンロードしてもらうことでどういったサービスを提供したいのかをあらかじめよく考え、必要な機能を搭載するようにしましょう。

アプリ内の導線はなるべくシンプルに

使いやすいアプリであればあるほど、ユーザーにより多く使用してもらえます。そのためにも、アプリ内の導線をなるべく単純に、分かりやすくすることが大切です。

たとえば、画面の情報に視覚的な強弱をつけたり、効果的なプッシュ通知の表示タイミングを設定したりすることでユーザビリティを高めることができるでしょう。また、アプリを運営する側にとってもシンプルで使いやすいアプリの方が後から修正・改善をしやすいというメリットがあります。

おわりに

Webサイトやアプリはマーケティングツールとして非常に効果的です。その機能を最大限に発揮するためにも、それぞれの特徴についてよく把握しておきましょう。

重要なポイントは目的が集客なのか、それともCRMなのかをはっきりさせておくことです。新規顧客の獲得が目的であればWebサイトの方が、優良顧客の育成が目的であればアプリの方が効果的です。Webサイトであれアプリであれ、どんなことでも可能だというわけではありません。

なんでもかんでもアプリにコンテンツを作成するのはNG

このことは、アプリやWebサイトにどういったコンテンツを用意するのか、といったことにもつながります。

たとえば、アプリを顧客にダウンロードしてもらうというのは、そう簡単なことではありません。つまり、アプリをダウンロードしてくれるユーザーはその時点で既に店舗にとって優良顧客の候補となるユーザーなのです。

ならば、新規顧客に向けたコンテンツをアプリ内で掲載してもあまり意味がない、ということになるでしょう。それよりもむしろ、アプリは機能性やユーザビリティの向上、再来店につながるようなコンテンツの方が効果的です。

アプリ開発時には運用もしっかり考慮しよう

WebサイトではSEO対策、アプリではアップデートといった開発後の運用コストのこともあらかじめ考慮に入れておきましょう。Webサイトであれアプリであれ、リリースしたらそれで終わり、というわけではありません。リリース後も定期的なメンテナンスを行ったりデータを収集して活用したりといったことが大切です。

アプリ開発のご相談は当社まで

もしも自社でアプリの開発をするのが不安であれば、当社にご相談ください。当社の提供するアプリプラットフォーム「モバイルウェブ」は集客ノウハウを詰め込んだ開発ツールです。

プッシュ通知やポイントカード作成、店舗検索などの集客・販促機能を搭載しているだけでなく、アプリで取得した情報の分析も行っています。すでにWebサイトを運営している場合にはアプリとの連携も可能です。

また、開発後の運用代行やアプリストアへの申請代行など、サポートいたします。まずはホームページからお気軽に見積り依頼、相談をしてみてはいかがでしょうか。

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