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2020/07/30

アプリ開発・制作

アプリのメリットとは?Webサイトとの役割分担

スマホアプリは多くのユーザーに受け入れられており、ビジネスにおける集客にも大きな効果を発揮します。集客のために専用アプリを用意すれば、スマホのホーム画面にお得な情報を表示させることも可能です。

今回の記事では、このように多彩な機能を持ち合わせたアプリの集客利用やWebサイトとの役割分担について、メリットとデメリットの両面から解説します。

なぜ企業は集客のためにアプリを導入するのか

企業が集客のためにアプリを導入するのはメリットがあるからです。ここでは、具体的にどのような理由でアプリを導入するのか紹介します。

売上アップを目指したいから

アプリを導入することは、売上アップを目指すうえで重要といえるでしょう。売り上げアップにつながる点は企業にとって大きなメリットと言えるでしょう。顧客にアプリを使って貰うことで接触頻度を増やし、店舗やサービスのアピールができるようになるため売り上げアップが期待できます。

アプリ利用に必要なスマートフォンも老若男女問わず普及しており、気軽に幅広い層にアプローチが可能です。また、アプリ利用者の蓄積された情報を活用して一定の属性に絞ってアプローチするなど、それぞれの店舗に合わせた使い方をしても良いでしょう。たとえば、特定の商品を頻繁に購入している層に対してクーポンを配れば、そのタイミングで商品購入する可能性が高まるはずです。

このような使い方をした場合、数は少なくても濃い反応が期待できます。限られた予算で売上アップを目指すときも、アプリは効率の良いツールなのです。

スタッフの負担を削減したいから

アプリを上手に使えば、スタッフの負担を削減することも可能です。

店舗のオペレーションにおいてもメリットがあります。一例を挙げると、アプリのプッシュ通知は宣伝効果があるため、スタッフが販促活動に使う労力が軽減されます。実際、お店のパンフレットを一枚ずつ配っているとそれだけで時間が掛かりますが、アプリなら電子化されたパンフレットを一斉に配ることもできるのです。

従来の方法に比べ、店舗スタッフの負担が減ることで接客業務に集中でき、効率がよくなります。

アプリを使った集客施策を行いたいから

アプリは集客にも大きな効果を発揮します。

顧客にアプリ登録してもらえば、プッシュ通知を利用してタイムセールの告知をしたり、適切なタイミングでクーポンを配布したりできるからです。顧客とのコミュニケーション手段ができるのは企業にとって大きなメリットでしょう。

また、お客様属性情報のお気に入り店舗を活用して店舗毎に顧客へアピールできることも特徴です。このような情報はリアルタイムでアプリ画面に表示されるため、高い反応が期待できるでしょう。特に若年層はアプリを積極的に使う傾向があるため、相性抜群です。

アプリとWebサイトの違い

集客や自社商品アピールのために、Webサイトを活用している企業は多いでしょう。では、Webサイトとアプリには、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、その違いについて紹介します。

新規顧客の獲得はWebサイトを活用しよう

新規顧客を獲得するには、Webサイトを活用するとメリットがあります。なぜなら、自社のWebサイトにアクセスしてくる人はライトなニーズを持ったユーザー層のほうが多いからです。

Webサイトはパソコンなどの端末にブラウザが入っていれば見られますが、アプリはダウンロードが必要など、最初に若干の手間も発生します。そのため、新規顧客獲得という観点でいうと、Webサイトを活用したほうが合理的です。Webサイトを利用して常に新鮮な情報を発信していれば、新規顧客が途切れることもないでしょう。

既存顧客の育成はアプリがおすすめ

既存顧客の育成はアプリが得意とする分野です。アプリはプッシュ通知などを利用して顧客のスマホに直接情報を送れるため、比較的容易に顧客との接点をもてるからです。プッシュ通知で接点をうまく活用して顧客が好感を持てば、購買行動にもつながっていくでしょう。

また、顧客の行動を分析してそれぞれにあったアプローチをすれば、より価値のある体験を提供することも可能になります。このような体験を重ねていけば、既存顧客との信頼は強固なものとなり、その店舗の濃いファンとなるはずです。既存顧客と密なコミュニケーションをとれることこそが、アプリを活用するメリットです。

目的や使い方によってはアプリよりWebサイトのほうが良いことも

スマホアプリは現代のニーズにマッチしており、良いことばかりに見えるかもしれません。実際、アプリを上手に活用することは、店舗型ビジネスにおいて重要になってきています。

ただ、その目的や使い方によっては、Webサイトを利用するほうが運用においてメリットにつながる場合も考えられます。たとえば、すでに新着情報のお知らせページをスマホでも閲覧できるWebサイトに公開しているなら、同じ情報をアプリ内コンテンツとして作成するのは、管理する上で二度手間になってしまいます。

担当者の情報更新作業にかかる稼働を考えると、この場合アプリにはお知らせページにリンクできるバナーやメニューを設置することとして詳細はWebサイトへリンクさせることが良いでしょう。

アプリだからできる!メリットとは

アプリだからできるメリットは複数あります。これらのメリットを理解して使いこなせれば、ビジネスにもプラスの効果が生まれるでしょう。ここでは、そのメリットについて紹介します。

プッシュ通知による情報配信

プッシュ通知とは、メールやメッセージ、店舗の最新情報など必要としている情報が届いたときにお知らせしてくれる機能です。似たようなサービスにメルマガというものもありますが、一般的にメルマガよりも高い効果が期待できます。

より高い効果が期待できる理由は、スマートフォンに直接情報が表示されるため、メルマガよりも埋もれてしまう可能性が低いからです。また、プッシュ通知による情報配信を上手に利用すれば、従来のサービス以上の効果が期待できます。

来店してくれるお客様を可視化できる

アプリを利用することで、来店してくれる顧客のデータが蓄積します。蓄積したデータには顧客の年代、性別、趣味嗜好などの情報が含まれるため、自店舗に来店する客層をはっきりと可視化できるのです。このようなはっきりとした顧客の可視化は、アプリならではのものといえるでしょう。

さらに、それらの情報を分析すればきめ細やかなサービスを提供することも可能になります。顧客を可視化できるということは、想像以上に多くのメリットがあるのです。

再来店の促進につながる

上述したプッシュ通知や可視化されたデータを使えば、リピーターの獲得も容易になります。たとえば、それぞれの顧客の好みに合わせてクーポンを配ったり、タイムセールを行ったりできるからです。このとき、顧客の反応もすぐに分かるため、続けていくうちにより質の高いサービスを展開できるようになるでしょう。

アプリを利用してこのサイクルを繰り返していけばノウハウが蓄積され、売上アップの仕組みとして機能するようになるはずです。

アプリを活用したより多くのメリットが生まれる方法

アプリは意識して使わなくても、ある程度は自店舗にメリットをもたらします。ただ、より多くのメリットを生みたいなら、いくつかの方法を意識すると良いでしょう。ここでは、その方法について紹介します。

まずはスモールスタートでリリース

アプリに限らず多くのビジネスに共通する法則ですが、まずはスモールスタートでリリースするのが理想です。最初は利用する側はもちろん、提供する側もアプリに慣れていないからです。双方がアプリのサービスに慣れてきたら、少しずつ規模を大きくしていきましょう。

お店のPOSレジやECサイトと会員情報の連携を実施

自店舗のPOSレジやECサイトと会員情報を連携させると、より詳細な顧客データを得られます。

たとえば、POSレジとスマートフォンアプリを連携させれば、顧客の属性や来店のタイミングをピンポイントで知ることもできます。ECサイトについても同様に会員情報を紐づけておけば、顧客の購買行動を詳細に知れるのです。

行動データを蓄積

顧客の行動データは積み重なれば重なるほど、貴重な資産となります。なぜなら、蓄積されたデータは顧客の行動パターンや購買行動を知るうえで重要だからです。

行動データを蓄積するためにも、なるべく多くの顧客にアプリを使って貰うのが良いでしょう。多くの行動データが手に入れば、顧客とのコミュニケーションも円滑になるはずです。

分析結果に基づいてアプリの追加開発を

データは取得して満足するのではなく、それを分析しなければいけません。データを分析すれば、次に提供すべきサービスも自然に見えてくるからです。データ分析を終えたら、情報を活かしてアプリの追加開発も行いましょう。アプリの追加開発を行うことで、より顧客にマッチしたサービスが提供できるようになります。

また、アプリでは常に最新情報を提供し、Webサイトなどと情報を揃えておかなければいけません。アプリやサービスは一度提供したら終わりではなく、常に最適化させることで多くのメリットが生まれるのです。

アプリとWebサイトを効率よく活用しよう

スマートフォンアプリは集客などを行うときに強力なツールとなります。ただ、アプリ単体で使うのではなく、Webサイトなども併せるとより効果的です。ここでは、その具体的な活用方法を紹介します。

併用することで集客力を最大限に高めよう

スマートフォンなどのアプリとWebサイトは特性が異なるため、併用することで集客力を最大限に高められると考えて良いでしょう。

基本的にWebサイトは新しい顧客を獲得するツールであり、アプリは既存の顧客に購買行動を促すツールになります。そのため、その役割には明確な違いがあるのです。

アプリがあればWebサイトはいらない、あるいはWebサイトがあればアプリはいらないということではなく、両方の特性を理解して使う意識が大切です。一つのサービスだけ運用するのに比べて手間は掛かりますが、その分、相乗効果が見込めるでしょう。

日々更新する情報はWebサイトにおいたほうがいい

日々更新するちょっとした情報はアプリではなく、Webサイトにおいておいたほうが良いかもしれません。たとえば、店舗に関するコラムだったり、ブログ記事のようなお役立ちコンテンツだったりする場合、明らかにWebサイトのほうが相性は良いのです。アプリはあくまでも集客や販売促進に特化して使うものなので、上述したようなコンテンツはミスマッチといえます。

その他、店舗の運営時間などに関する詳細情報も、更新の二度手間を防ぐために、すでにWebサイトに情報掲載してあるのであればWebコンテンツとして管理することがおすすめです。

アプリは再来店を促進するツールであることを忘れずに!

アプリは便利なツールであるため、いろいろな使い方ができるように見えるのではないでしょうか。しかし、基本的には既存の顧客に向けて、再来店を促進するためのツールなのです。

アプリの運用には当然コストが掛かるので、売上アップのツールとして使わないともったいないともいえます。そのため、用途を明確にして使うようにしましょう。はっきりとした目的意識を持って使えば、その効果を十分に発揮できます。

おわりに

ここまで、スマートフォンアプリのメリットとデメリット、Webサイトとの役割分担について、さまざまな観点から解説してきました。

アプリだけでビジネスの全てが完結するわけではありませんが、想像以上にメリットが多く、上手に活用すれば効果的なことが分かったでしょう。ただ、自社や自分でアプリ開発しようとすると、苦戦することが多いかもしれません。アプリ開発や運用には専門的なノウハウが必要であり、一朝一夕にできるものではないからです。

そこでここでは、豊富なアプリ開発と導入実績があるNTTコム オンラインのサービスを紹介します。

アプリを中心とした集客システムをプランニングします

NTTコム オンラインはさまざまな店舗や業界に、アプリを中心とした集客システムを提供しています。そのシステムは画一的なものではなく、それぞれの店舗に合った形で提案されるため、高い効果が期待できるでしょう。

実際のアプリの機能としては、ポイントカードやクーポン作成といった定番的なものから、顧客の反応が良いプッシュ通知機能、アプリ定期券機能まで備えています。また、AIソリューションを活用すると多様化する顧客ニーズを細かく分析できることも魅力です。

アプリで取得した顧客の属性情報や行動履歴データは膨大なデータとなるため、このデータ活用をするために、担当者が手作業で集計することはあまり現実的ではありません。AIソリューションを活用して集計すると、自社顧客の把握を簡単に行えるだけでなく、データに基づいた販売促進戦略の立案、店舗単位での傾向比較、ターゲット顧客の選定などに活用できます。

さらにデータは期間別に閲覧することができるので、施策の効果測定や、売上向上につながったのか等予め定めた目標をどれほど達成できたのかチェックする際にも役立ちます。

施策内容を検討し、実施し、チェックするサイクルを繰り返し行うことで今まで以上に顧客に寄り添い、売上を最大化することに期待できます。

ご相談はNTTコム オンラインまで

実際に店舗集客を目的としたアプリ導入を検討しているなら、まずは相談してみるのが良いでしょう。「モバイルウェブ」はパッケージサービスでありながら柔軟にカスタマイズ開発ができるため、それぞれの事情に合わせた提案ができるはずです。つまり、単に自社サービスの導入支援だけをしているのではなく、個別課題の解決もサポートしてくれるということになります。

また、アプリの画面デザインもそれぞれの企業イメージに合わせて作成することが可能です。

運用開始後もOSのバージョンアップに無償対応したり、運用保守を代行してくれたりするので安心です。さらに、契約者向けのヘルプデスクも用意されているので、アプリの専門知識がなくても運用しやすいでしょう。

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