2020/07/02

アプリ開発・制作

アプリ開発から公開までの流れと押さえておきたいポイント

集客や販促に効果的なアプリ。
しかし、IPhoneやAndroid向けのスマホアプリやWebアプリを開発するとなると、開発スキルや専門知識のない自分には難しいと感じる人がいるかもしれません。
また、せっかくアプリを開発し導入するなら、リリース後は多くの顧客にインストールしてもらい、確実に集客アップにつなげたいものです。
ここでは、アプリ開発委託から公開までの流れと、成功させるためのポイントを詳しく解説します。

アプリ開発を委託する際の流れ

1)アプリ開発会社の選定

デバイスの種類が豊富で進化のスピードも速いアプリの開発には、セキュリティ対策や管理なども含め専門的な知識やノウハウが求められます。個人でゼロから勉強をして開発環境を用意し提供内容や画面設計を行い、機能を実装することは非現実的な工程です。店舗の売上を担う商用レベルのアプリなら、経験豊富なアプリ開発会社へ委託しましょう。

委託を行う場合は、最初にアプリ開発会社の選定を行います。会社によって得意な分野が異なるため、どの会社を選ぶかはとても重要です。複数社に相談し、見積もりを比較してみるのも良いでしょう。

2)要件の確定と発注

委託会社を決めたら、要件を確定し発注します。具体的には、アプリに必要な性能やどのようにシステム化するかを明確にし、企画内容を詰めます。基本的なことですが、コミュニケーションをしっかりと図り、なぜアプリを開発するのか、目的や課題は何かを確実に共有することが大切です。

まず外部設計では、アプリのデザインや実装する機能などを決めます。ユーザーに見える部分です。そして内部設計では、基礎となるシステム部分を詳細に決めます。内部設計を疎かにすると、アプリのサービス提供を始めた際に会員情報と実装した機能連携が上手く行われなかったり、何度もログインをし直さなければ利用できなくなったり、使い勝手の面で不便なアプリとなってしまうこともあります。

要件の確定は、アプリ開発の成否を分けるといっても過言ではない、重要な作業です。抜けていたりもれていたりする点があると、認識の違いにつながる場合があります。

3)開発と試験、テスト環境での確認

アプリの種類やシステムによっては、開発にかなりの時間がかかります。アプリ開発中は委託会社に任せきりにするのではなく、定期的にミーティングなどを行い、進捗をしっかり把握することが大切です。

また、アプリで使用する画像や素材の提供を求められる場合が一般的です。これらの準備をしっかり行い、期限内に提出できるようにしましょう。

開発中のアプリは開発会社によっては指定の環境で確認することができます。最終的には、想定通りの動きや機能が実現されているかをしっかり確認してください。テスト方法や内容に関しては、前もって決めておきましょう。

4)アプリ申請

アプリが完成したら、App Storeなどのアプリストアへ申請をする必要があります。特にiPhone向けのアプリでは審査完了までに時間がかかったり、改修を要求されたりする場合があるため、スケジュールには余裕を持たせておくことが大切です。

アプリ開発会社によっては、アプリストアへの申請を代行してくれる場合があります。申請や対応に不安がある場合は、代行してくれるかも前もって確認しておきましょう。

5)アプリ公開後、運用開始

アプリが公開されると、運用開始です。アプリを認知してもらえるように積極的に宣伝しましょう。

アプリを通して蓄積したデータは一定期間ごとに分析し、マーケティングに活用できます。アプリ公開後に起きた不具合・問題の修正や情報更新、仕様変更など、運用開始後にも継続的なメンテナンスが必要です。お客様の満足度を上げるためには、改善作業も欠かせません。

さらに、日頃のプッシュ通知やクーポン配信といった運用は毎日行う必要はありませんが、定期的に行う必要があります。アプリを通して顧客の理解を深めて再来店の促進活動を確実に行いましょう。

アプリ開発会社の選定は入念に行おう

アプリの機能や企画など具体的にイメージをしておく必要があります。具体的な内容が決まっていない段階で「とりあえず情報収集」をすると、多くの時間がかかってしまいます。

アプリ開発会社は多様にあり、特徴もさまざまです。要件によって金額も大きく異なります。そのため、比較検討の基準を決めてから問い合わせをしましょう。アプリの機能や企画などをできるだけ具体的にイメージすることが大切です。たとえば、アプリの種類や規模、想定されるユーザーの数などを前もって考えておきましょう。

予算は1年で必要なトータルコストで考える

アプリを開発すると、運用や継続的なメンテナンスが必要になります。そのため大抵は初期費用だけでなく、月額費用がかかります。従量課金や料金テーブルはアプリ提供会社によってさまざまです。また、運用保守費用やOSアップデート対応費用などが追加で発生する場合もあるため、費用を確認する際は1年間で必要な合計費用を算出してもらいましょう。

コストと収益のバランスも確認して、費用対効果を検討してください。

予算の範囲でどこまで実現できるか確認

アプリ開発会社によっては、メニュー化されているオプション機能を選べたり、個別に機能開発をしてもらえたりします。その場合は費用が大きく変わるため、全体予算の中でどこまで希望を実現できるかを確認しましょう。コストと作業範囲やクオリティが見合っているかも見極めることが大切です。

個別相談にも応じてもらえるか確認

お客様のニーズを考慮した自社ならではのアプリを作るためには、個別相談に応じてもらえるかを確認することも大切です。気軽に個別相談や質問ができれば、レスポンスの速さや相性なども確認できます。素早い対応やわかりやすく丁寧な説明がもらえれば、今後のより深いコミュニケーションも安心して行えるでしょう。

比較検討する際に重視するポイントを明確に

複数社を比較検討する際には、重視するポイントを明確にしておきましょう。エンジニアの技術力や実績、コストや納期、相性などがあげられます。実績はWebサイトの情報だけではなく、直接アプリ開発会社へ問合せをしてみるといいかもしれません。

アプリストアへの申請代行や画像の制作などサポート範囲を確認しよう

アプリ開発会社によってサポートやサービスが異なるため、サポート範囲を前もって確認しておくことも大切です。たとえば、アプリストアへの申請代行や画像の制作なども依頼したい場合はサービスを提供しているかを確認してください。追加料金に関しても調べておくと良いでしょう。

アプリ公開後のサポート体制も確認しよう

アプリ公開後も、iOSやAndroidのバージョンアップ、情報の更新、仕様変更などさまざまなサポートやメンテナンスが必要です。そして、サポート体制はアプリ開発会社ごとに異なります。

ユーザー数が多くなるほど動作環境も多様化し、予期せぬ不具合も生じやすくなるでしょう。サポート体制に加えて、アプリの運用が簡単であるかも大切なポイントです。

アプリ開発会社と相談して要件の確定をしよう

デザイン面

まず、アプリのデザイン面を考えましょう。ユーザーにどんな体験をしてほしいか、どんな目的で活用してほしいかを明確にすると役立ちます。ユーザーがどんな環境で、ホーム画面からどのように操作していくかを、実際にイメージしてみてください。

既存のアプリを調べて参考にするのも良いアイデアです。「見やすさ」や「使いやすさ」に関する評価はユーザーエクスペリエンスを左右します。操作画面のレイアウトを描いてみるとわかりやすいです。

機能面

アプリ開発の目的に合った機能をつけましょう。

ユーザーに人気がある機能の1つは、「クーポン」です。「ポイントカード(会員証)」や「スタンプカード」などもともと活用しているサービスをアプリで管理できるようにするのも良いでしょう。ユーザーはポイントカードをわざわざ持ち歩く必要がなくなりますし、ポイントやクーポンの利用を電子化することで店舗側にも利用状況を把握しやすいというメリットがあります。

「ポイントやクーポンが当たるゲーム」機能があればゲーム感覚で楽しめるため、アプリの再起動率を高められるかもしれません。「モバイルオーダー」や「チラシ」、「新着情報」などもおすすめです。

外部システムとの連携

既存の顧客データとの連携やPOSレジ連携などの開発を依頼するのかも考える必要があります。既存のPOSレジとアプリを連携させれば、来店/購買履歴と顧客情報の管理が便利になるでしょう。いつ、誰が、何回来店したかに関する情報はマーケティングアプローチに欠かせません。

また、既存のPOSレジを活用することで、アプリに対応した新しい機器の導入やオペレーションの変更にかかるコストや負荷を軽減もできます。さらに、アプリとWebサイトを連携させて、最新の情報を共有させる必要もあります。

アプリに必要な素材を揃える

アプリ開発にはブランドロゴやキャラクター、背景やアイコンなど、さまざまな素材が必要です。そのような画像や写真は前もって揃えておくとスムーズです。自分で揃えるのが難しい場合は、フリー素材を利用したり、プロに頼んだりできます。アプリ開発会社に揃えてほしい場合は、その旨をしっかり伝えて要件定義の際にはっきりさせておきましょう。

確定した要件は書面で残そう

デザインや機能、作業範囲やセキュリティ対策などに関して確定した案件定義は書面で残してください。企画と設計に関する要件はもちろん、テスト方法や内容、納品の基準まで細かく決めておくと安心です。

アプリ公開後に致命的なバグが見つかる場合もあります。情報漏えいなど自社の信用を大きく損なうトラブルがおきてしまう可能性もあります。万全の対策を講じつつ、運用や障害面に関する要件も定めておきましょう。

アプリ開発から公開までに行うべきこと

アプリ発注後、完成するまでの開発スケジュールを確認しましょう。アプリの種類や規模によって、開発時間は大きくかわります。まず、アプリのリリース日やテスト開始日など区切りとなる日を決めてから、全体の細かなスケジュールを組んでいきます。

企画内容に沿って開発手順ごとに必要なタスクを洗い出し、各タスクの作業工数や優先度を考えます。ゆとりを持ったスケジュールを組むことが大切です。あまりにもタイトなスケジュールでアプリ開発を依頼することは、間に合わないリスクがあることを念頭においてください。

スケジュールが最優先、とにかく急ぎたいといった場合には提供機能を優先順位づけした後に先送りしていい機能を減らす策も考えておくと良いでしょう。また、スケジュールを遅らせないためには、途中で修正しないですむように要件を細部まで具体的にしっかり落とし込んでおくことも大切です。

何かあったらすぐに相談しよう

テスト環境で公開されたものを見て、「やっぱり画像を差し替えたい」などの要望や疑問があれば、気づいた時点ですぐに相談をしましょう。大きな機能修正や設定変更、デザイン変更はアプリが完成してからでは困難です。大幅な修正は納期に間に合わなくなったり、追加料金が必要になったりする場合もあります。要望は早めに伝えることが大切です。

アプリストアへの申請

アプリストアの審査は時間がかかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。リジェクトされる(配信が認められない)と、修正し再度申請が必要な場合もあります。アプリリリースに合わせてキャンペーンなどを企画している場合は特に、少なくとも公開日1カ月前には完成させましょう。申請に関してもDeveloper側の知識も必要になるため、不安な場合は代行してもらえると安心です。

アプリ導入時に気を付けたいこと

繁忙期を避けてアプリを導入しよう

アプリ導入に伴い、店舗のスタッフに負荷がかかる可能性があります。オペレーションが変化し、新たに覚えることが増える場合は特にそうでしょう。顧客にアプリの説明をしたり、何か質問をされたりするケースもあるかもしれません。そのため、店舗オペレーションが混乱しないように、なるべく店舗が落ち着いている時期に導入するのがおすすめです。

お客さまへの周知は最低でも半年前に

アプリを活用してもらうために、最低でもリリースの半年前には周知を行ってください。自社サイトやブログなどで告知するとよいでしょう。

アプリのリリース自体を告知することはもちろん、便利な機能やおすすめの使い方などの情報を交えると、より興味を持ってもらえるかもしれません。

メルマガ会員には活用イメージなどの情報を繰り返し発信することもできるでしょう。店舗のポスターやポップ、レシートや広告を活用したり、店員から直接告知してもらったりする方法もあります。アプリをダウンロードできるページのリンクやQRコードなど、簡単にダウンロードできるツールを利用すると便利です。顧客の年齢やライフスタイルを考慮して、適切な告知方法を考えましょう。

新規アプリインストール特典を考えよう

アプリのダウンロードは、ユーザーにとって少し手間がかかります。手間がかかってもインストールしたいと思ってもらうためには、それなりのメリットが必要です。

アプリ自体の利便性やメリットを積極的に伝えていくことはもちろん大切ですが、購入商品をその場で割引にするなどの特典をつけるとインストールしてもらいやすくなります。限定ノベルティを用意するのも良いでしょう。

プッシュ通知やクーポン配信のタイミングを考えよう

プッシュ通知とは、アプリをインストールしているお客様にお得な情報を配信するサービスです。ロック画面に表示されるため、高い開封率が期待できます。適切なタイミングで配信することで、アプリ起動回数を高めることもできるでしょう。位置情報を活用しての配信もできます。お客様の年代別に、反応が良い時間帯などを比較するのもよいかもしれません。

おわりに

「とりあえず情報収集」は効率が悪くなりがち

アプリ開発をする際はやみくもにアプリ開発会社を探すのではなく、目的やゴールを明確に定めたうえで情報収集しましょう。企画や開発、プログラミングや運用などの、どの範囲の依頼をしたいかで選ぶべき会社は変わります。

アプリの種類や規模、ユーザー層やアプリの活用方法などに関する具体的な内容が明確であるほど、自社のニーズに合った会社を選定しやすくなります。また、企画やアプリ開発、告知や運用までの流れもスムーズに進めやすくなるでしょう。

またお客様・自社、双方にとってメリットのあるアプリを開発するよう心掛けてください。お客様にとっては使いやすく便利であることや、お得であること、悩みが解決されることなどがメリットとなります。自社にとっては、顧客管理がしやすくなることや運用が簡単であることなども考えてみてください。

アプリをお客様と良好な関係を築くために活用しましょう。せっかくアプリをインストールしてもらっても、その後で活用してもらえなければ意味がありません。リピート回数に応じたクーポンやアプリ限定のクーポンを定期的に配布するなど、使い続けたいと思わせるアプリを作る必要があります。

アプリ内のコンテンツや機能を充実させたり、お客様の役に立つ情報を発信したりするのもよい方法です。お客様の意見を参考にしてアプリの機能を改善させていくことも必要でしょう。

さらにアプリの導入によりオンラインとオフラインを融合できれば、お客様の属性や行動履歴を取得し分析することが容易になります。そして、お客様に合わせたクーポンやメッセージを送ったり、サービスを提供したりできるようになります。優良顧客を増やすためには、このようなお客様に寄り添った体験を提供することが不可欠です。お客様と店舗のタッチポイントを増やすことで、再来店の促進につなげることもできるでしょう。

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