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2020/10/08

アプリマーケティング

アプリで取得したデータ分析を通して再来店を促進しよう

店舗の集客にアプリケーション(Application)が利用されるようになったのは、収集した顧客データを有効活用できるからです。自店の魅力を押し出し、課題を明確化することで事業の成長へとつなげられます。

このように、現在のビジネスシーンではデータ分析が欠かせません。この記事では、アプリを使った再来店を促す仕組みやサービスを紹介していきます。

分析ができないアプリになっていませんか

アプリで取得した情報は管理画面で確認しましょう

自店にアプリを導入する際、大前提は「データの管理ができること」です。アプリを使っていると、顧客から膨大な量のデータを集められます。

たとえば、顧客の年代層や性別、住んでいる地域などを分類してターゲット層を絞り込めます。顧客がメルマガやクーポンをどの程度の割合で開封してくれているのかも確認可能です。

こうした顧客の行動履歴が分かれば、反響の大きいマーケティングの傾向を把握できて今後の戦略に役立てられるでしょう。

ただし、データ分析を怠ったままアプリを運用している店舗、企業も珍しくありません。そもそもデータの閲覧すらできないケースすらありえます。管理画面でデータをチェックできないとマーケティングを行えないため、集客を促せなくなってしまいます。

もしも利用しているアプリでデータ分析をできていないのなら、プラットフォームを切り替える必要性も考えてみましょう。

ターゲティングによるプッシュ通知配信、クーポン配信

データ分析を行った後、集客アプリに備わっているさまざまなツールを利用してユーザーにアプローチを行っていきます。アプリをインストールさえしていれば、全ユーザーへと簡単に働きかけることができるのでアプリは非常に便利です。

代表的な機能としては、ターゲットが確実に配信情報を見てくれるよう促せる「プッシュ通知」、購買意欲を高められる「クーポン」などが挙げられます。これらの機能を使う際、ターゲット層を絞ってそれぞれに合ったアプローチを考えればより効率的なマーケティングが実現します。

逆をいえば、基本的な機能さえ備わっていないアプリを利用していても、アプローチに工夫はできません。どのようなターゲットに対しても同じ働きかけしかできないので、特定の客層を取り込めなくなっていきます。アプリマーケティングを長期的に展開していくためには、機能が充実していることは必須条件だといえます。

アプリで取得したデータにはマーケティングのヒントがいっぱい

ユーザーに合わせたコミュニケーションを

まず、客層に合わせて接点を用意できるので、自店とユーザーの関係性が向上します。その結果、「ロイヤルカスタマー」と呼ばれる、店舗のファンを増やすことができるでしょう。

具体的には、分析ツールを利用して顧客の行動履歴、特性を割り出していきます。そして、顧客が関心を抱いている商品やサービス、ジャンルなどを明らかにします。そのうえで、顧客が知りたい情報をアプリ内のコンテンツに加えていけば、ロイヤルティの強化が可能です。

たとえば、ユーザーが「美容系の情報に関心を持っている若い女性」であれば、ダイエットやメイクのコツなどをコラムにして投稿します。すぐに集客へ影響する情報ではなかったとしても、ユーザーからすれば「有益な情報を与えてくれるアプリ」だと認識されていきます。

こうしたコミュニケーションを重ねていけば、最終的に顧客の囲い込みが成立するのです。そのほか、顧客の利用頻度に合わせてランクアップさせていくシステムなどもあります。

再来店のきっかけを作れる

アプリマーケティングでは、休眠顧客に再来店を促すことも可能です。

そもそも、顧客のデータが不足していては休眠顧客を把握するのも困難だといえます。その間に競合他社へ顧客を奪われてしまえば、自店の損失になってしまいます。顧客情報をチェックして一定期間、購入活動が見られない顧客にはクーポンを配信するなどして接点を設定しましょう。

休眠顧客の多くは店舗に不満があるというよりも単に記憶から消えているだけなので、きっかけ次第で再び店舗へと足を運んでくれます。

ただし、クーポンさえあれば誰でも再来店してくれるわけではありません。顧客は自分が興味を持っている商品やサービスをお得に利用できるからこそ、クーポンに好印象を抱いてくれるのです。顧客の属性を深く分析したうえでそれぞれに合ったクーポンを配信するのであれば、アプリが不可欠です。

顧客属性情報の活用でユーザーをターゲティング

ユーザーのセグメント分け

アプリ分析における手法のひとつがユーザーの「セグメント化」です。特定の条件でユーザーを分類し、セグメントと呼ばれるグループにしていきます。

手動でセグメント分けをする場合、大量のデータと向き合わなくてはならないので時間がかかってしまいます。また、細かいユーザー傾向に気づかないままデータを持て余すことも珍しくありません。アプリを導入することで、さまざまなパターンでのセグメント分けができます。

具体的には、ユーザーの「お気に入り店舗」での分類などです。複数の店舗を出している企業であれば、どこがなぜ人気なのかを分析することで、ユーザーのニーズを浮き彫りにできます。

また、年代や世代別、趣味嗜好別にセグメント化することも可能です。こうやってセグメント化していくと的確なマーケティング戦略を立てられるので、集客効果が大きくなります。

ダッシュボードの活用

アプリによって収集したデータを計測し、数値化する作業を「アナリティクス」と呼びます。アナリティクスを経て、データはようやくマーケティングの場に利用できる状態となるのです。

ただ、顧客情報が数万件以上のレベルになってしまうと、人力で解析するのはほとんど不可能です。そこで、アプリを作成する段階から開発会社にダッシュボードを設置してもらうようリクエストしましょう。

ダッシュボードとは、計測されたデータをシステムが集計し、さまざまな数値にして表している画面です。ダッシュボードがあれば、自社でアナリティクスを行う必要がありません。画面を起動させるだけで、「クーポン利用数」などのリアクションをチェックできます。また、情報配信してからどれくらいの間にどれほどのユーザーがリアクションを返してくれたのかも判明します。

正確な数値を確かめられるだけでなく、自社の負担を少なくするためにも効率的な可視化ツールです。

行動データの活用で来店を可視化

今まで管理できていなかった店舗での行動情報のデータ化

DAU(Daily Active Users)を計測できるのは集客アプリを導入する大きなメリットです。すなわち、1日あたりにどれだけのユーザーがアプリを利用したのかを把握できます。そのため、店舗側はマーケティング活動の反響を即時に分析でき、次の戦略へとつなげられるのです。そのうえ、DAUの詳細をさらに追っていけば、顧客ごとの行動履歴も読めてきます。

これまでは「どのような顧客がいつ何回来店して、どの商品を買ったか」といった情報までは分析しきれませんでした。しかし、アプリ内にある来店スタンプ機能、配信クーポンなどが利用されれば顧客の行動もデータ化できます。顧客の購入活動を数値でチェックできるため、客観的なデータに基づいたマーケティングを続けていけるようになるのです。

集客施策へ応用

まず、コンテンツマーケティングの一環として無料アプリを顧客にインストールしてもらっているパターンです。この場合、アプリから配信される情報は決して宣伝ばかりではありません。しかし、読み物として面白かったり、ユーザーの趣味に合っていたりするコンテンツがあれば、店舗との信頼関係が深まっていきます。

データ分析により顧客の関心を把握することで、ロイヤルカスタマーの育成がスムーズになるでしょう。また、年中行事や時事に絡めたバラエティー的な企画も、アプリなら手軽に実施できます。リアルタイム性も守れるので、話題が風化する前にユーザーの興味を引きつけられます。

そのほか、ECサイトと実店舗をつなぐツールのひとつとしてアプリを導入する企業も増えてきました。これまでのビジネスでは、ある店舗で目当ての商品がなかった場合、顧客を他店に奪われてしまうケースが多かったといえます。しかし、ECサイトと実店舗のデータが連携していれば、「お店になくてもECサイトには同商品の在庫がある」と案内できるため、企業の売上を維持できるのです。

良い体験には顧客が集まる!再来店を促進しよう

ターゲットを明確にして施策を実行

モバイルアプリで集客を行った際、新規層の獲得と同じくらい大切なのは再来店を促すことです。一度来店しただけで終わりではなく、自社の魅力を実感してもらったうえで常連化させていかなくてはなりません。この作業を「リテンション」と呼びます。

リテンションに成功する大きなポイントとして「特別感」が挙げられます。ユーザーが他店では味わえない、特別な体験をしていると思えたときに店舗への愛着が生まれるでしょう。

リテンションにはやはり、アプリで収集した行動データが役立ちます。セグメント化されたユーザーごとに、的確なキャンペーンやクーポンを考えて実施していきます。

たとえば、ある飲食店のメインターゲットが「40代男性」だとすれば、彼らは社会の中核をなしている働き盛りに該当するでしょう。一方で、家庭を持っているので自由に使える金額が限られています。そこで、会社員のランチタイムを見計らって割引クーポンを配るなどの方法が効果的です。

地域や時間帯に合わせて柔軟にキャンペーンを張れるのも、アプリの強みです。

行動変化があったのか、効果測定を

こうした取り組みを行って、放置していても有益な情報はつかめません。あらゆるマーケティング活動には「効果」が生まれているはずです。アプリによって効果を測定すれば、マーケティングが成功したのかどうかが分かります。

まず、「クーポン開封率」は重要なポイントです。そもそもクーポンが開封されていないのであれば、ユーザーの関心をつかめていないといえます。

さらに、特定の商品に対して「アプリを見て購入した人の数」もチェックしたいところです。仮に売上が増えていたとしても、アプリユーザーが少なければキャンペーンは失敗している状態です。アプリ以外の何で顧客が増えたのか、分析するきっかけになりえます。

ただ、アプリのマーケティングが失敗したとしても、改善点を見つけて修正していくことが大事です。そうやって最終的にビジネスを成功に導けるよう、客観的なデータと向き合いましょう。

おわりに

アプリに蓄積されたデータが活用できていないのは勿体ない

すでに集客アプリを導入している企業でも、管理が杜撰になってしまっていることは少なくありません。また、管理画面が見にくいなどの理由でデータを可視化できていない場合も、集客に大きな効果は生まれないでしょう。もしも集客アプリに不満、不便を感じているのであれば、プラットフォームの選定からやり直してみるのもひとつの方法です。

マーケティング施策はデータをもとに検討しよう

自社に合ったアプリを選んではじめて、適切なマーケティングが行えるようになります。収集したデータを分析し、顧客をセグメント化するなどの施策を立案可能です。また、顧客の行動パターンに沿って、的確なタイミングでクーポンを配信できるなどマーケティングに柔軟性をもたらせるのもアプリのメリットです。

マーケティングができるアプリなら当社までご相談ください

NTTコム オンラインが提供している、スマホ向けアプリの開発サービスが「モバイルウェブ」です。モバイルウェブでは運用が手軽なプラットフォーム開発に力を注いでいます。iOSやAndroidのOSバージョンアップにも無料で対応しており、クライアントが常に最新の環境でアプリを運用できるようサポートしています。

さらに、契約者との間にヘルプデスクを設けて疑問点には即座に答えられる環境を整えています。営業担当者からもアドバイスを得られるためアプリマーケティングの初心者でも安心して利用できます。

そのほか、導入実績に基づくノウハウで、集客に特化した機能性を実現させました。顧客のランクや誕生日に応じてクーポンを配れるなど、オリジナリティのあるキャンペーンを実施しやすくなります。競合他社と大きな差をつけるきっかけになりえます。顧客のセグメント化も簡単で、多種多様な特典を用意したい店舗にはぴったりです。

モバイルウェブへの見積請求や問い合わせはホームページで行えます。現在使っているアプリに満足できていないなら、NTTコム オンラインに相談してみましょう。

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