更新日:2024/05/20(公開日:2022/12/14)

ブラウザだけで通話できるビデオチャットとは?メリットや利用シーンを解説

パソコンやスマートフォンの画面を通じて、お互いの顔を見ながら会話できるビデオチャットを活用している企業や自治体が増えています。

一般的にビデオチャットでお客さまと通話をするためには、アプリのインストールや会員登録など事前に環境を整える必要がありますが、ブラウザだけで通話ができるサービスを活用すれば、手間なくすぐに通話が可能です。

この記事では、アプリ不要でブラウザだけでお客さまと通話ができるビデオチャットについて紹介します。アプリインストール型との違いや代表的な利用シーン、使用時の注意点などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事の内容
  • ブラウザだけで通話できるビデオチャットはアプリのインストールや会員登録が不要で、お客様は普段使用している端末で手軽にビデオチャットができる
  • ビデオチャットは、カスタマーサポート・不動産のオンライン内見・自治体の住民相談・オンライン診療などさまざまなシーンで活用されている
  • ブラウザで通話できるビデオチャットを使用する際は、インターネット回線のプランや操作性、セキュリティ対策に注意する必要がある

ブラウザだけで通話できるビデオチャットとは

オンラインで会議や講座に参加することが増えた昨今では、パソコンやスマートフォンの画面を通して会話をすることが一般的になりつつあります。オンラインで会話をするには、企業とお客さまとが同じアプリを使用するなど準備が必要な場合が多く、アプリのダウンロードに抵抗のあるお客さまは利用しづらいことが難点でした。

しかし、ブラウザだけで通話できるビデオチャットを活用すれば、アプリ不要ですぐに通話が可能です。特別な機器の導入も必要なく、企業もお客さまもいつも使用しているスマートフォンやパソコン・タブレットで、カメラやマイクを通して会話できます。

ブラウザで通話できるビデオチャットの使い方とは?アプリインストール型との違い

ブラウザで通話できるビデオチャットは、アプリが不要なため従来のビデオチャットのようにアプリのダウンロードや機器の設定などの手間を省けます。

通話を始めるときは、ホスト側が作成した通話URLをメールやSMSで送り、相手がURLをタップするだけでブラウザ上で通話を開始でき、操作に迷うことがありません。

一方、LINEなどアプリインストール型のビデオチャットは、最初にアプリのインストールと会員登録が必要です。会員登録を行ったらお互いのIDを知らせて、どちらかが呼び出しをし、もう一方が通話を承諾するとビデオチャットが開始されます。

ブラウザで通話できるビデオチャットのメリット

ビデオチャットツールを導入すれば、遠方で来店が難しい方や外出する時間が取れない方との会話も実現できます。

しかし、双方で同じツールを利用していないと会話できないことも多く、利用には会員登録やアプリのダウンロードをお客さまにお願いする必要がありました。アプリを使わずいつもの機器で利用できるビデオチャットなら、このような問題も解決できます。ここでは、ブラウザで通話できるビデオチャットのメリットについて解説します。

専用のデバイスや機器が不要なため導入のハードルが低い

ブラウザを通して通話するビデオチャットでは、インターネット環境があれば特別な機器や環境は必要ありません。お客さま側はいつも使っているパソコンやスマートフォンが使えるため、操作に抵抗が少なく、URLをタップするだけでブラウザを通して通話できるので、心理的な負担も軽減できます。

また、企業や自治体側もオンライン接客のために専用にデバイスの購入は必要なく、普段から業務で使用しているパソコンなどから通話できます。導入に複雑な接続や設定も必要ないため、担当者にも負担を与えません。

通話相手はアカウント登録が不要

オンライン通話の経験が少ない方や機器の操作が苦手な方にとっては、アカウント登録など事前準備があると聞くだけで利用に抵抗感を抱く場合もあるでしょう。また、アカウント登録が必要になるサービスの利用は、まず見積もりを見て比較したいというような気軽な相談がしづらくなる可能性もあります。

ビデオチャットでは企業側はサービスへの契約が必要ですが、お客さまはアカウント登録が不要で、電話番号だけでURLが受けとれすぐに通話が可能です。事前準備の負担を軽くすれば、問い合わせや相談へのハードルを下げられるメリットがあります。

時間を気にせず通話できる

ブラウザで通話するビデオチャットは、ほとんどの場合インターネット回線を使います。電話回線を使わないので通話料はかからず、光回線など通信量に制限のないインターネット回線を使用すれば時間や費用を気にせず通話できるのもメリットです。重要な商談など、時間をかけて丁寧に説明したいときでも安心です。

ただし、ビデオチャットサービスによっては「無料プランは通話◯時間まで」など制限があるケースもあります。通話し放題かどうかは、ツールの導入前に確認してください。

ビデオチャットの代表的な利用シーン

お客さまからの相談や商品やサービスの提案など、ビジネスのシーンでは音声だけでなくお互いの顔を見て話しをすることが適している業務も多いものです。

ビデオチャットを導入すれば、来店しないとできなかった手続きやサービスを、オンライン上で進めることが可能です。ここでは、ブラウザで通話できるビデオチャットをどのように業務に取り入れているかを業種ごとに紹介します。

カスタマーサポート

カスタマーサポートでは、お客さまからの問い合わせに音声で対応しています。製品の故障や使い方についての問い合わせは、言葉だけでは伝えづらく対応に時間がかかることも少なくありません。口頭では伝わりづらい問い合わせにビデオチャットで対応できれば、アウトカメラに切り替えて不具合の状態を映してもらえるため、担当者はトラブルの状況を見て判断できるようになります。

これまで、商品を回収して確認していたような内容もその場で確認できます。手続きの時間が短縮できれば、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。また、対応中に使用した動画や画像を残せるため、後で確認が必要な場合でも安心できます。

カスタマーサポートの状況確認での活用シーン

不動産の物件の内見・内覧

急な転勤が決まったが部屋の内見に行く時間がない、遠方で実際に部屋を見に行けないといった方にはオンラインでの内見が適しています。画像や動画でも部屋の様子は伝わりますが、リアルタイムでつながれるビデオチャットであれば、クローゼットの中を確認したいといったご要望にもその場で応えられ、お客さまに納得して契約していただけます。また、入居審査や契約に必要な書類の説明も画面上で共有すれば、お客さまに伝わりやすくなり手続きを円滑に進められるでしょう。

不動産の物件内見での活用シーン

引越しなどの見積もり

引越し業者では、荷物の量を確認するためにお客さまの家に見積もりに伺う必要があります。急ぎで見積もりを依頼されても、お客さまと見積もりの日程が合わない場合など機会を逃してしまう可能性がありますが、ビデオチャットを使用すれば予約を受けられる件数を増やすことが可能です。

カメラを切り替えて部屋の状態を映してもらえば荷物の量を確認でき、パンフレットや資料などを画面上で共有しながら説明もできるため、郵送での資料の確認を待たずに案内が進められるなど迅速な手続きが可能です。

引越しなどの見積もりでの活用シーン

金融機関・法律事務所などの本人確認

金融機関や法律事務所など、本人確認が必要なケースがあります。本人確認は身分を証明できるものを郵送で提出していただくことが多く、手続き完了までに日数がかかるだけでなく、書類の不備で再提出してもらわなくてはならないケースもあるでしょう。

すぐに手続きしたい場合には、来店での本人確認をすることもできますが、営業時間内に訪問できない場合もあります。本人確認にビデオチャットを活用すれば、その場で身分証と本人を照らし合わせることが可能です。

金融機関・法律事務所などの本人確認での活用シーン

損害保険の事故受付・損害確認

火事や台風で家が被害を受けたお客さまからの連絡を受けたときにも、ビデオチャットが活躍します。保険の支払いにはさまざまな書類の提出が必要になり、損害状況の確認のため鑑定人を派遣したり、お客さまに立会をお願いすることもあります。

損害確認や事故受付にビデオチャットを導入すれば、お客さまにカメラで状況を映してもらうことが可能です。現地の状況をオンラインで確認できれば、損害申請から支払いまでが迅速に行え、お客さまの満足度の向上も期待できます。

また、保険会社は鑑定人が現地に向かう時間を短縮できるため、一日に受けられる損害確認の件数を増やすこともできます。

損害保険の事故受付・損害確認での活用シーン

リユースなどの査定

リユース事業者の買取査定では、ビデオチャットの使用が効果的です。買取査定のために来店することが難しい場合には、宅配買取を依頼できますが、査定金額に了承いただけなかったリユース品を返送するなどの手間がかかります。そのため、買取査定にビデオチャットを利用すれば、遠方の方でも発送前に買取金額を確認でき、気軽に依頼しやすくなります。

また、いままで宅配での買取りをしていない店舗でビデオチャットを活用すれば、遠方にお住まいのお客さまからの査定依頼も受けられるようになり、ビジネスチャンスも広がるでしょう。

リユースの査定での活用シーン

オンライン診察・オンライン面会

オンラインで診察や服薬指導ができれば、来院するのが困難な患者さまの診療も可能になり、病院で長く待つこともなくなります。また、感染症などで面会が制限されている期間でも、入院している患者さまや介護施設の入居者さまへのオンライン面会が可能になります。

高齢の患者さまや入居者さまの中には、アプリのダウンロードなど機器の操作が得意でない方も多いでしょう。ブラウザを使ったビデオチャットは、専用のアプリ不要でSMSに届いたURLをクリックするだけですぐに通話ができるため、機器の操作が苦手な方の利用に対するハードルを下げられます。

医療機関の診療や経過観察での活用シーン

自治体の住民相談

住民から受けるさまざまな相談にも、ビデオチャットが活用できます。高齢者など外出が難しい方でもビデオチャットを利用すれば、家にいて相談ができ問題解決がしやすくなります。ブラウザを使ったビデオチャットは、使い慣れたスマートフォンから簡単な操作で通話が始められ、事前準備も不要です。

また、自治体の職員が相談者の家に訪問して相談を受けている場合は、訪問にかかる時間や費用を軽減できる効果も期待できます。

オンライン相談での活用シーン

ブラウザで通話できるビデオチャットを使用する場合の注意点

ブラウザで通話できるビデオチャットは利便性が高くメリットの多いツールですが、使用する際にはいくつか注意点があります。ブラウザで通話できるビデオチャットの活用を検討している場合はチェックしておきましょう。

インターネット回線を利用するため大容量プランやWi-Fiでの利用がおすすめ

ブラウザで通話できるビデオチャットは基本的に通話し放題ではありますが、音声だけの通話と比較して通信量が多い点に注意してください。ビデオチャットで使用するインターネット回線は、大容量プランやデータ通信無制限のWi-Fiなどがおすすめです。

データ通信量に制限のあるプランでビデオチャットを行うと、データ容量を使い切って通信制限がかかってしまうおそれがあります。通信制限がかかってインターネットの速度が落ちると、映像が遅れるなどビデオチャットの使用に支障が出るかもしれません。

誰にとっても操作しやすいサービスを選ぶ

ビデオチャットをビジネスに活用する場合、顧客のなかにはパソコンやスマートフォンの操作に慣れていない方もいるでしょう。幅広い年齢層の顧客を対象としている場合は特に、誰にとっても操作しやすいサービスを選ぶことが大切です。操作が複雑なツールを選んでしまうと、顧客に負担をかけることになります。

操作が簡単なツールはビデオチャットの主催側も手間が少なく、直感的に操作できるため従業員からも喜ばれるでしょう。

セキュリティ対策が十分なサービスを選ぶ

ビデオチャットでは社外秘の情報や顧客の個人情報などをやりとりする可能性があるため、セキュリティ対策が十分なサービスを選ばなければなりません。通話内容や共有した資料を盗み見られると、情報漏洩につながります。

例えば、通信の暗号化や入室のためのセキュリティコード発行機能などがあると、不正アクセスや情報漏洩のリスクを下げられます。ビデオチャットツールの選定時には、セキュリティ対策の内容も必ずチェックしましょう。

ブラウザで通話できるビデオチャットで負担を軽減

ビデオ通話サービスを活用することで商品やサービスをご利用いただく機会を広げることができます

NTTコム オンラインの「ビデオトーク」は、SMSでビデオ通話URLを送り、URLをタップするだけで、ブラウザ上でビデオ通話を開始できるサービスです。

2週間無料トライアルを提供していますので、お客さまとの対応業務のオンライン化を検討している方は、ぜひこの機会に使いやすさと品質を実際に確認してみてください。

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