2020/08/03

集客・販促

アプリの集客力を高める意外な機能とは

スマートフォンが普及した現代では、チラシやポイントカードに代わる新たなツールとして、店舗アプリが注目を集めています。1つのアプリで様々な機能や役割を果たすことができるため、導入を検討している店舗も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ実際にアプリを開発するとなると、どのようなアプリ機能を持たせるべきか悩んでしまうかもしれません。そこで今回は、集客力をより高めるアプリの機能を紹介します。

集客アプリによくある機能

集客力を高めるクーポンやポイント機能が人気

スーパーや専門店のアプリをインストールすると、必ずと言っていいほど含まれているのがポイント機能やクーポン機能です。

顧客はあらかじめポイントカードの連携や会員登録を済ませておくことで、カードを持ち歩く必要がなく、いつでもポイントの獲得や利用が可能になります。アプリをインストールしたスマートフォンさえあればいいので、「カードを忘れたから今日はお店に行くのをやめておこう」という心配もなく、店舗は顧客のカード忘れによる販売機会の損失を防ぐことができます。

クーポンも同様に、紛失したり持参するのを忘れたりする心配が少なく、逆に顧客の来店頻度や購入金額の増加に効果的です。このような理由から、多くの店舗アプリにはこの2つの機能が導入されています。

アプリ機能は同業他社と似たり寄ったりになりがち

集客力を高めるために導入される店舗アプリですが、このようにポイント機能やクーポン機能は基本的にどの店舗アプリにも備わっていて、同業他社との差別化が図りにくいという問題点もあります。

他社と似たり寄ったりのアプリを運営していると、利用者はアプリ上でその店舗を利用するメリットを感じにくく、集客力の向上には役立ちません。開発の段階から、独自の機能が生み出せるように意識しておくことが必要です。

他社との差は管理機能で作る

では、独自の機能を生み出すにはどのようにしたらよいのでしょうか。その鍵は、アプリの管理機能にあります。

管理機能とは、管理者がアプリの設定をしたり、利用者に見せるコンテンツを作成したりできる管理者用の機能です。この管理機能を充実させられると、よりオリジナリティあるアプリに仕上げることができます。

管理機能を重視するとオリジナルの運用ができるアプリに

管理機能には、アプリ利用者のデータ収集や分析などの機能が備わっているとよいでしょう。年代や女性・地域などの属性や、アプリの利用履歴を把握することができれば、より効率的な販促活動が行えます。

さらに利用者の属性や傾向に合わせて個別にクーポン配信やプッシュ通知を設定できる柔軟な機能があれば、アプリ運用において他社との差別化を図ることができ、集客力の向上につながるかもしれません。

利用者にとって人気のアプリ機能とは

NTTコム リサーチによる調査結果

店舗アプリには、実に様々な機能が実装されています。その中で、他社との差別化を図り集客力を高めるためには、利用者が店舗アプリに何を求めているのか把握することが非常に大切です。

2019年にNTTコム リサーチが20代から60代の男女1058名を対象に行ったスマートフォンのアプリに関するアンケートで、「店舗アプリに入っていると嬉しい人気の機能」の第1位は、85.6%もの人が回答した「クーポン」機能でした。

次いで、「ポイントカード機能・会員証機能(71.5%)」、「スタンプカード機能(35.3%)」となっており、やはり多くのアプリで導入され馴染みのある機能が高い需要があることが分かりました。

以下、ポイントやクーポンが当たるゲーム機能」「予約機能」「ランクアップ会員システム」と続き、下位には「チラシ」機能や「モバイルオーダー」機能がランクインしています。

「ポイントやクーポンが当たるゲーム機能」は、アプリ会員全員に配信されるクーポンや通常ポイントとは異なり、獲得のために利用者がアプリを起動する必要があるため、利用者のアプリの利用機会を増やすことが出来る機能です。

「ランクアップ会員システム」も同様に、ランクごとに優待や特典を設けることで、利用者の購買意欲を高めることが期待できるでしょう。これらの機能を導入すれば、集客力を高めることに役立ちそうです。

お得感のあるアプリが利用される

ランキング結果を一覧すると、利用者にとってお得なメリットがある機能が上位を占めていることが分かります。

特に上位2つの「クーポン機能」と「ポイントカード機能」は回答者の数も半数以上を占めており、店舗アプリにとっては欠かせない機能であると言えるでしょう。アプリ限定のクーポンを定期的に配信したり、アプリの一定の利用条件を満たしたらポイントを付与したりするなど、アプリ限定の特典を導入すれば利用者を増やし、効率的に販促活動を行うことが出来ます。

アプリを開発する段階から、こうしたお得感を意識しておくと他社との差をつけることができるかもしれません。

実はアプリの管理機能が集客のカギ

アプリで取得できるデータをどこまで管理機能で確認できるか

クーポンやポイントなどの機能は集客力を高めるために有効ですが、より効率的に集客するためには、データの収集と分析が欠かせません。利用者それぞれの属性や利用の傾向によって、効果的なクーポンや情報は異なるからです。

店舗アプリには、販促活動に重要なアプリ利用者の様々なデータが集まります。管理機能でどの程度管理者が利用者のデータを確認できるかによって、集客への効果は大きく変わってきます。ここでは確認できるとよいデータのポイントを紹介します。

会員の属性データ

まずは、利用者の属性情報です。性別や年代、居住地域、職業などの基本的な情報が当てはまります。アプリをインストールした際、基本的属性情報を入力するフォームを初めに表示することで、全ての利用者の属性を把握することが可能です。

入力画面はボタンやプルダウンを使用し、なるべく利用者の負担が少ない簡単でシンプルなものにするとよいでしょう。入力が面倒でアプリの利用をためらう人もいるかもしれません。

既にアプリ以外で会員登録が済んでいる場合には、ポイントカードや会員証と連携することで情報をそのまま引き継ぐことができるようにしておくと便利です。

クーポンやポイントの利用履歴データ

クーポンやポイントの利用履歴のデータは、既に行った販促活動の効果を確認するために非常に重要です。

使ったクーポンや参加したキャンペーンを把握することにより、次回のクーポン配信やキャンペーン開催をどのようにするべきか、企画の立案に役立ちます。さらに回数を重ねてデータが蓄積されていくと、利用者がどのようなキャンペーンに興味を示すのか、より詳しく傾向が見えてくるでしょう。

会員へのアンケート回答データ

アンケートは利用者の直接的な声を聞くことが出来る貴重なツールです。随時必要な情報だけを集めることができるため、利便性が高く、運営にも大きな効果をもたらします。

あらかじめアプリでメールアドレスを登録しておき、メールでもアンケートの依頼を送れば、より回答率を高めることができるでしょう。

会員情報をもとにアクションをおこせるセグメント配信機能

店舗アプリの最大の魅力は、アプリ上で収集した利用者のデータを分析し、特定のグループや属性ごとに異なるセグメント配信が行えることにあります。ここでは2つのセグメント配信について説明します。

クーポン配信機能

店舗アプリでは、利用者のアプリの利用履歴や行動・来店状況に合わせたクーポンを作成・配信することができます。

アプリ利用者全員に配るクーポンは新たな利用者の獲得や拡散には有効ですが、全体的な利用率が低く、費用に対して十分な効果が得られないことも少なくありません。そこで、特定のターゲットに絞ってクーポンを配信することで、費用対効果の高い効率的な販促を行うことが出来るようになります。

会員に向けた会員限定クーポンはもちろんですが、さらに地域や年代などで細かくターゲットを絞ってクーポンの配信を行うことで、より利用者の属性や傾向に対応した内容にすることも可能です。

配布したクーポンの利用状況を確認する機能もあるので、配布に効果的な曜日や、店舗ごとに利用されやすいクーポンも把握でき、スムーズな集客が見込めるでしょう。

プッシュ通知機能

プッシュ通知は、アプリ利用者のスマートフォンのロック画面に、店舗のお得な情報やキャンペーンを通知する仕組みのことです。

フォルダを開かなければ内容が確認できず、埋もれて見逃されてしまいがちなメールに対し、多くの人の目に留まりやすいという特徴があります。クーポンと同様に、属性や利用頻度に合わせて新商品の紹介やセールの告知などを行えば、効果的な集客を行うことができるでしょう。クーポンの配信と同時にプッシュ通知を行うことで、使い忘れを防ぎ、クーポンの利用率を高めることにも役立ちます。

さらに、顧客属性のお気に入り店舗情報を活用することで、店舗の利用者だけに限定のクーポンやタイムセールのお知らせを配信することも可能です。来店の可能性が高い利用者にだけ通知を配信することで、効果的に来店の可能性を高めます。

CRMとアプリはセットで考えよう

アプリのデータを活用すれば集客力が高まる

店舗アプリでは、利用者がどの店舗でどのようなクーポンを利用したかなど、実店舗での利用者の行動をデータ化し、管理することが可能です。さらに、店頭のPOSレジとの連携を行えば、アプリ上の販促物の利用だけでなく、購入した商品や頻度などの購買データも同時に把握できるようになり、より詳しいデータの蓄積ができるようになります。

こうして蓄積されたデータをもとに分析を行い、個人に合ったクーポン配信やプッシュ通知など、リピーターを増やすための施策や売り上げ拡大のためのキャンペーンを行いやすくなり、効果的に集客力を高めることができるのです。

データを蓄積するCRM付きのアプリが有効

CRMとは、元々顧客との関係を管理するマネジメント手法のことを指していました。しかし、今では顧客管理のためのITシステムとして広く知られています。

現代では消費者が情報を得やすくなり、顧客のニーズも多様化したことで、企業は以前のように型にはまった営業では顧客を獲得できなくなりました。そこで、顧客情報をデータとして整理・分析することで、顧客ごとに適切な対応を都度導き出し、次に取る行動を決定するというデータに基づいた顧客管理の必要性が高まってきました。

こうした、人の手では難しい顧客管理のためのデータ分析を行うITシステムのことを、CRMと呼ぶようになったのです。

店舗アプリを開発する際には、ぜひ、CRMについてもセットで考えるようにしましょう。店舗の集客力を高めるためには、データ分析や収集の機能は欠かせません。顧客のニーズが多様化している現代においては、一元的なアプローチでは他社との差別化も図りにくく、顧客も獲得しにくいです。

アプリ利用者のデータを蓄積し、分析することができるCRM付きのアプリを導入することで、より多角的で一人一人に合った効率のよいアプローチができるようになります。

おわりに

会員の行動に合わせたクーポン配信を!

店舗アプリでより集客を増やしたいと考えているなら、会員の行動に合わせたクーポンを配信することが大切です。

アプリの利用者全員に配信するクーポンは話題性や拡散性はありますが、全体的に利用率が低く、費用に対してあまり高い効果は見込めません。店舗アプリには、セグメントごとにクーポンを配信できる機能がありますので、ぜひ活用するようにしてください。

アプリ上で得たデータをしっかり分析して、必要な人に必要なクーポンを配信するようにしましょう。同じ店舗を利用していても、年代や性別・属性など様々な条件によって一人一人の好みの商品や購買頻度などは全く異なります。

全員に同じものを提供するのではなく、一人一人に合わせた対応をすることで、利用率や来店率を一気に高めることができるはずです。数種類の商品の中から好きなものを選ぶことができたり、会員ランクに応じて割引額を変えたりするなどしてみてもいいかもしれません。

さらに、クーポンの配信の結果、どれほどの効果が出たのかきちんと測定をすることも大事です。配信しなかった場合と比べてどのくらい売り上げが増えたのか、そもそも利用率はどのくらいだったのかなど、あらゆる点で検証してみれば、次回以降の配信の参考にすることができます。

プッシュ通知の一斉配信は反応率が悪くなりがち

クーポン同様、プッシュ通知も一斉配信はなるべく頻度を少なくした方がよいでしょう。メールと比較すると埋もれにくく目につきやすいプッシュ通知ですが、あまり一斉配信が多いと、「またいつものお知らせだ」と、利用者はだんだん興味を示しにくくなってきてしまいます。クーポン同様に適切なタイミングで、適切な人に通知するようにしましょう。

GPSの位置情報機能を利用して、近くにいる利用者に限定のセールやクーポンの配布通知を行うなどすれば、より効果的に店舗へ誘導することができます。

CRMとアプリを同時に実現するなら当社にご相談ください。

このように、データ収集と分析で効果的に集客力を高めたいと思っている方は、ぜひ一度当社にご相談いただければ幸いです。店舗にあった最適なソリューションアプリをご提案させて頂きます。

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