2021/02/24
R連携
このコンテンツでは、TERRにパッケージをインストールする方法について説明します。
なお、本コンテンツで利用したSpotfireのバージョンは10.10/11.4です。ご利用環境によって、一部画面構成が異なりますので、ご了承ください。
Spotfireに標準搭載されているTERR(TIBCO Enterprise Runtime for R)はTIBCOが独自で開発したR言語の実行エンジンです。
TIBCOは元々S-PLUSと言う統計解析ソフトの開発元です。S-PLUSはS言語というR言語の元になった言語であるため、長い開発実績があります。
デザインが古くなり、R言語の方がメジャーになったため、SpotfireではTERRとして実装しています。オープンソースRよりも動作が高速になっています。
TERRはTIBCO独自の開発ですが、Rと同じようにCRANからパッケージを追加して使うことができます。全てのパッケージに完全対応している訳ではありませんが、一般的に使われるパッケージはほとんど使う事ができます。動作確認リストはこちら(英語) から取得できます。
(「こちら」リンク先ページの一番下のWindows、Linuxなどのリンクから動作確認リストを取得できます。)
「ツール」から「TERRツール」を選択します。
「TERRツール」の「パッケージ管理」タブからインストール済みのパッケージ一覧が確認できます。足りないものは利用可能なパッケージから選択して「インストール」できます。
RのパッケージもCRANに登録してあるものだけでなく、個人で配布しているようなパッケージを使用したい場合はローカルファイルからインストールする必要があります。その場合はコンソールから実行します。
今回はinstall.packagesコマンドで「reshape2」というパッケージをインストールします。
「パッケージ管理」タブに戻ると、「reshape2」がインストールされていることを確認できます。
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