Spotfire®「リアルタイム分析」とは
あらゆるデータを「見える化」するだけでなく「いま、自社のビジネスで何が起きているか」をリアルタイムに把握し、迅速な経営判断、ビジネス判断を行うことが非常に重要になってきています。例えば、クレジットカードの不正使用検知、システムの故障検知、異常行動検知などさまざまな分野でリアルタイム分析が活用されています。
Spotfire®は、アドオン製品「Spotfire® Data Streams」を追加することで、リアルタイムデータの可視化および分析を実現します。予め設定された分析シナリオに基づきリアルタイムに状態変化(イベント)を検出し、最適なタイミングで効果的なアクションを実行するルールが設定できるため、リアルタイム分析の力で組織のインテリジェンスを強化することが可能です。
Spotfire® Data Streamsの中核を成す連続クエリ処理エンジンは、ストリーミングデータを高速処理し、ライブデータテーブルを作成し、アドホックなクエリを管理します。状況変化に応じてリアルタイムの分析を継続的にプッシュします。
ビジネスユーザーは、ライブデータにセルフサービスでアクセスすることができます。独自のリアルタイムビジュアライゼーションを作成したり、高度な設定が可能なテーブル、グラフ、ドリルダウン、継続的に更新される情報の集約ビューを使ってデータと対話することができます。また、リアルタイムデータと過去のデータを組み合わせて分析を行うこともできるため、より詳細な情報を得ることができます。
Spotfire® Data Streamsは、より広範なリアルタイム分析を実行するために、IoT、MQTT、OSI PI、WiTS、金融取引マーケットデータプロバイダ、JMS、Kafka、TIBCO Enterprise Message Service™など80種類以上のリアルタイム・ストリーミングデータソースへの接続オプションが予め構築されているため、ライブデータとの統合が迅速かつ簡単に行えます。また、JDBC、MySQL、SAP HANAなどのソースから履歴データやCSVファイルなどの静的データを取り込むことができます。
Spotfire® Data Streamsは、ドラッグ&ドロップのインターフェースを使用して、イベントワークフロー内のリアルタイムデータを整理、変換、クレンジング、フィルタリング、集約することができます。また、Spotfire®内の他のデータソースと組み合わせ、インラインでのデータ前処理に活用することができます。
Spotfire® Data Streamsは、高いパフォーマンスと低レイテンシーで、最も要求の厳しいエンタープライズ環境向けに設計されています。サーバー1台あたり1日数千万件のイベントが発生し、何千もの連続ストリーミングクエリを処理するため、リアルタイム分析を常に最新の状態に保つことができます。
重要なビジネスイベントに関するアラートは、継続的に処理され、即座に配信されます。電子メールの送信、専用テーブルへのデータ書き込み、モバイルアラートメッセージのトリガーなど、アラートルールとそれに対応するアクションを定義することができます。
Spotfire®のダッシュボードにリアルタイムのデータとコンテキストに沿った事実を提供することで、より迅速に深いインサイトを得ることができます。
問題の根本原因を分析するために、リアルタイムデータから履歴データへとナビゲートします。
リアルタイムで更新されたビジュアライゼーションを使用して、問題を早期に発見し、迅速な対応が可能になります。
アラートの設定と通知により、変化を見逃さずに済みます。即座に状況を把握し、問題が発生する前に対処ができるようになります。
特定の時間間隔を可視化し、指定した時間枠で発生している事象の詳細を確認したり、同時ストリーミングと比較することができます。
リアルタイム分析を一緒に実行することで、新たなパターンや外れ値を分析し、価値の高い洞察とより多くの機会を得ることができます。