2022/11/01

データ操作

データキャンバスの使い方

このコンテンツでは、データキャンバスについて説明しています。
本コンテンツで利用したバージョンは、Spotfire Analyst 11.4です。ご利用環境によって、一部画面構成が異なる場合がありますので、ご了承ください。

探索的分析/原因分析の領域で
高い評価と実績
TIBCO Spotfire

TIBCO Spotfire®は分析に必要な機能を単一製品でカバーするビジュアルアナリティクスツールです。

データキャンバスとは

データキャンバスはわかりやすいUIで前処理操作を行える機能です。可視化や分析に必要となる、様々な前処理操作をサポートしています。
また、すべての前処理プロセスが視覚化されるため、複数人で同じ分析ファイルを共有する際、どのような前処理が行われたかを確認できます。

画面構成

画面構成は大きく分けて以下3つに分けられます。
①ツールバー
:データキャンバス画面に表示するデータテーブルを選択できます。また、現在選択しているデータテーブルにおいて「名前の変更」「置換」「削除」などを適用できます。
②データテーブル(ビジュアライゼーションに使用しているデータ)の構成
:アイコンにより、どのデータソース(データ取得元)を利用しているか、結合処理などが可視化されます。
③前処理およびデータの詳細
:②部分で選択したデータについて前処理やデータの中身を確認できます。

※データキャンバスとビジュアライゼーションキャンバス(通常の分析画面)の切り替えは、画面左下のデータキャンバスアイコン(図の赤枠部分)をクリックすることで行えます。

結合・データの変換

ノード間の+ボタンで結合(ローの追加、カラムの追加)、データの変換(変換の追加)を行うことができます。データの変換は以下があります。

  • カラムを除外
    対象テーブルから1つ以上のカラムを除外します。
  • カラム名の変更
    カラム名を変更します。
  • データ関数
    ライブラリ内のデータ関数を使用します。
  • データ型の変更
    複数カラムをまとめて任意のデータ型に変更します。
  • ピボット
    縦持ちデータを横持ちデータに変換します。詳しくはこちらを参照してください。
  • ピボットの解除
    横持ちデータを縦持ちデータに変換します。詳しくはこちらを参照してください。
  • ローのフィルター
    ブール式に一致しないすべての行を除外します。
  • 計算カラムでの置換
    既存カラムを計算カラムで置き換えます。
  • 計算カラムの追加
    新規計算カラムを追加します。
  • 正規化
    データを正規化します。
  • 値の置換
    カラムの値を別の値に変更します。
  • 特定の値の置換
    特定のローの値を別の値に変更します。

置換

データキャンバスではデータテーブルやデータソースの置換が行えます。

データテーブルの置換

ビジュアライゼーションに利用しているデータテーブルと別のデータを入れ替えたい場合、「データテーブルの置換」を行います。

まず、置換するデータテーブルを選択します(図①参照)。
次に、データキャンバス上部の「置換」をクリック(図②参照)すると、置き換えたい別のデータを選択できます。今回は「店舗3」のデータに置換します。

データキャンバス画面を見ると、データテーブルが入れ替わったことが確認できます。
(※データテーブル名は元のデータテーブル名のままになります。)

※ローの追加やカラムの追加などのデータテーブル構成を保持したまま、データの一部を入れ替えたい場合には後述する「データソースの置換」を行います。

データソースの置換

ローの追加やカラムの追加の実施により、データテーブルが複数のデータソースから構成されている場合、データソース単位でのデータの入れ替えを推奨します。「データソースを置換」を選択し、置換したいデータソースを指定します。今回は「店舗2」のデータを「店舗3」に置換します。

すると、「店舗2」から「店舗3」のデータに置換できました。このように、「データソースを置換」ではローの追加やカラムの追加などのデータテーブル構成を保持したまま、データの一部を入れ替えられます。

データロード設定

データロード設定は分析ファイルを保存する際に指定しますが、データキャンバスでもデータソース単位でのデータロード設定を行えます。
データロード設定は以下3つから選択できます。

  • 常に新規データ
    分析を開く際にデータソースからデータをロードします。
  • 可能な場合は新規データ
    データソースのデータを分析ファイル内に埋め込み保存しますが、可能な場合には再ロードを行います。
  • 保存されているデータ
    ・データソースのデータを分析ファイル内に保存します。
    ・データソースが使用可能な場合には手動でデータの再ロードが可能です。
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